日々の寝言~Daily Nonsense~

Fukushima 50

少し前にテレビで放映していた
Fukushima 50 を録画で観た。

事故当時の現場の様子が
丁寧に描かれていて、
見入ってしまった。

当時の恐怖をいろいろと思い出したが、
その中で少し不思議だったのが、
4号機燃料プールの扱い。

たしか、F1 最大の危機の一つは、
4号機燃料プールの水の枯渇と使用済燃料棒の露出で
それをなんとか防ぐために、ヘリコプターからの放水や
キリンと呼ばれたポンプ車からの放水も行われたはずだが、
映画では、そのことにはほとんど
触れられていないように見えた。

その代わり、というか、
当時はあまり意識に無かった
2号機格納容器の爆裂のほうが中心的に
描かれていた。

前者については、ちょうどこんな記事があった。
4号機のプールには実は水はあったのだが、
それを無いと誤認していた、というもの。

ふーむ・・・そうだったのか。

Yahoo! ニュースでのコメント欄によると、
点検スケジュールの遅れが幸いして、
たまたま水がたくさん入っていた、
ということらしい。

また、2号機の格納容器は、本当に
危なかっようだが、こちらも、運よく
たまたま小規模に爆裂した、
ということらしい。

2号機の格納容器の件は、
当時はあまり情報が公開されていなかった
のかもしれない。

映画では、現場と東電本店や政府の
認識のギャップの大きさも印象的だった。

日本は、現場を大事にする社会
だったと思うのだが・・・
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