日々の寝言~Daily Nonsense~

国を挙げての株価テコ入れ?

日銀は20兆円の追加緩和を発表。
同じ日に、年金運用機構も
株式組入れ比率の拡大を発表。

サプライズ緩和に
円は急落し、株価は急上昇した。

連携はしていない、とは言うのだが、
消費税増税決定に向けて、
国を挙げての為替・株価操作のような印象も・・・

確かに、株価が上がると、景気が良い感じはするし、
金融資産を持っている富裕層にとっては良いことだが、
実態経済を反映しているわけではない。
現状はミニバブルだ。

シナリオとしては、これで富裕層がもっと消費して、
ベンチャーが儲かれば、全体的な景気が上向く
ということなのだろうか・・・

資産の少ない多数層にとっては、
円安とインフレによる物価上昇で
生活が苦しくなるのは目に見えている。

少なくとも当面の間、
金持ちはますます富み、
貧乏人はますます貧しくなる。

貿易赤字もさらに増えるだろうし、
円に対する信任の問題が
再燃しかねないことだろう。

国債を日銀が買い込む量も、
さすがに限界に近づいているのでは?

今のような金融緩和を
長期に持続できないことは明らかで、
いつかはまた蛇口を締めるときがくる。
90年代バブルの教訓をもう忘れたようだ。

日本は大丈夫なのだろうか?
外貨資産の比率をもう少し
上げておけばよかった・・・

でも、明治初期の話などを
本で読んでいると、
日本はほんとうに貧しかった
ということがよくわかる。

それからわずか130年で
ここまで豊かになったのが
驚異的なのではある。
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