前記事でお伝えしたのはこの本です
小学校就学までの幼児期英才教育について、佐藤ママさんがくわしく書いています。
佐藤家の場合、なんと言っても、幼児教育の中心になるのは「くもん」です。(へぇそうなんだ。)
わずか1歳ごろに始めて、その後小3〜小4くらいまで、延々10年近く公文教室に通います。
このお母さん、「くもんが良い」と見きわめたらもう迷いません。
まず、くもん推薦図書(絵本や児童書)を300冊まとめて購入します。
くもんの知育教材もすべて購入します。
その上で、自分なりのアレンジを加えながら、もっとも効果的な学習法を工夫します。
たとえば、
*絵本読み聞かせのペースは一日15冊。
前日夜に選び、ひと通り読みの練習をした上で、朝のうちにテーブルにズラリとべます。
「今日の絵本は何かな」と、こどもたちはワクワクとのぞきこみます。
勉強の合間に5冊くらいずつ読むと、楽しい息抜きになります。
*勉強には「遊び感覚」で取り組めるよう工夫します。
ご褒美シールやお菓子なども、ためらわずに多用します。
*ただし勉強時間はきっちり決めて、「必ず毎日やるもの」という習慣をつけます。
くもんの宿題プリント束はこどもたちの机わきにぶら下げておき、好きなペースでやらせます。
(ずんずん進んで、幼稚園年長さんで中3レベルの数学にたどりついた子もいたとか!!)
*でも、うまく進めないときや怠けがちなときも、絶対に叱りません。
つまずきの原因を究明し、対策を講じ、サポートします。
どうしてもスランプのときは、思い切ってしばらく勉強(くもんプリント)を休みます。
とにかく無理強いは絶対にダメ。
「あのうちは、こどもたち4人が揃いも揃って天才なんだよ」
「ふつうのこどもには通用しない英才教育だよ」
と長男は言いますが、わたしはそうは思いません。
天才と言うなら、こどもよりお母さんの方でしょう。
あらためて舌を巻く「超一流マネジャー」ぶりです。
こんな佐藤ママさんの幼児英才教育、参考になったかというと...。
大いに参考になりました。
もちろん、さすがに自信家のわたしも、佐藤ママさんのようにできないことはわかります。
能力的なこともさることながら、ほかにも、
年寄りで心身が衰えてるし(主として「身」のほう)
母親ではないからいつも一緒にいるわけじゃないし。
でも、
*つねに寄り添って
*絶対に無理強いをさせず
*引っ張ったり押したりして、前へ前へと進ませ
*自信とやる気を育てていく
ための「極意」のようなものがわかりました。
佐藤ママさんありがとう。
あなたのような「トップ・オブ・トップ」はムリだけど、
「セミ・トップ」レベルくらいのマネジャーを目指して頑張ります。