おとといのことです。
ろう学校幼児教室に送っていくため、家を6時に出て娘宅に向かいました。
先週は台風接近による強い雨で休校になりました。
今回もかなりの雨が降っているので、どうかなーと半信半疑。
着いてから娘に聞くと
「たぶん中止だよ、8時半になったら連絡が来るはず」とのこと。
でも、8時半に娘が確認の電話を入れると「実施です」とのこと。
わあたいへん、急がなくちゃ。
(10時始業なので、9時に出ないと間に合いません。)
「ところでお弁当は作ってあるの?」
「ううん。途中コンビニで何か買うからいい」
「ダメだよそんなの。お母さんサクランボ持ってきたから、かんたんにおにぎり作ってそれだけでいいよ」
せかせかと電気釜のフタをあけると...。
そこには黄色っぽく変色したごはんが...。
「こ、こ、これって三日くらいたったごはんだよね」
「うん」
「何それ? いつもこうやって何日分もまとめ炊きしてるの?」
「うん」
ショックをおさえ、少しでも変色の少ない部分で小さいおにぎりをふたつ作りました。
大急ぎで娘とマメをろう学校に送り届け、ひとりになって(この日夫は同行せず)あらためてショックをかみしめます。
いつも行くファミリーレストランでモーニングメニューを食べながら、涙がこぼれます。
あんなごはんをマメはいつも食べさせられていたのか?
主婦として母親としての娘の資質に、あらためて大きな不安と不信を感じます。
ろう学校に迎えに行って帰りの車中。
マメが寝たあと、わたしのモラハラ攻撃が始まります。
「あんなごはんをいつも家族に食べさせていたの?」
「毎日炊きたての白いごはんを食べさせようと思わなかったの?」
「ふつうそう思うよね」
モラハラテーマは『黄色いごはん』から家事育児全般、はては愛情問題へと発展します。
「だいたいアンタには家族への愛情がない」
「両親・祖父母・兄たち、みんなに愛されて育ったのに、アンタ自身はひとを愛することができないんだね」
などなど、毒のあることばが、これでもかと口からあふれてきます。
狭い車のなかで逃げ場のない娘。
となりのチャイルドシートでマメが寝ているので、大声で反論することもできません。
イヤだっただろうなあ。
ふたりを送り届けて少し休憩してから、苦しい気持ちで帰路につきました。
モラハラをした自分に対する不快感。
プラス、娘への失望と怒り。
プラス、マメへのあわれみ。
長男嫁さんの、聡明そうにかがやく笑顔が眼前に浮かびます。
ああマメちゃん、ああいうひとがお母さんだったら良かったね。
く・る・し・い。