「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」
というのは本日公開の映画のタイトル。このタイトル、CMで観た時からとっても気になってました
。
「オリジナルタイトルは何だろう?」って気になるんです。邦題はオリジナルタイトルを訳したり、内容によって日本独自にタイトルつけたりしますものね。
オリジナルタイトルは
"Extremely Loud and Incredibly Close"
なんと、日本語タイトルはオリジナルをそのままいかしたものでした。
extremelyはextreme(極端な、極度の)の副詞で、「極端に、極度に」(ex-は外の意味ですから、外に出ちゃうほど、って感じ)から、「とても、大変」という強調語です。veryと同じ役割ってことで「ものすごく」って訳になってます。
incrediblyはincredible(信じられない、驚くべき)の副詞で、「信じられないほど」から、extremely同様に「とても、非常に」の強調語。「信じられないほど」じゃなくて「ありえないほど」って訳すのが現代っぽいかな
incredibleはin + credibleですが、inという接頭辞が否定を表すのはよく知られていますよね。ってことは「credibleではない」の意味。credibleは「信用される」なので、やっぱり「信じられない」ってことでしたね。ちなみにクレジットカードのcreditは「信用、信頼」の意味の名詞ですものね。
というわけで、長くなりましたが、2つの副詞はどちらも強調語でしたが、それぞれ異なる今っぽい(?)日本語をあてたことで、長いけどインパクトある邦題になった気がしますよね。
トム・ハンクスとサンドラ・ブロックが共演することでも注目の映画ですが、あの9.11で父親を亡くした少年の物語。タイトルは9.11後の父親の存在について言っているのでしょうか。
9.11や3.11で大切な人を失った人たちへのメッセージになるような映画なのでは。。。と期待しています。
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