めざせ!国際人

graceの〝英会話"・"異文化"体験記

Thank you

2008年06月28日 12時16分22秒 | 旅行記

grace 21歳 初のアメリカCA②

初めてアメリカに行ったときに知った使い方。お願いの文や命令文の後にThank you.をつけるという使い方です。要するに、先に、そのお願いや命令に従ってくれることに対してお礼を言ってしまうのです。

レストランのテーブルなどにある英語によく見かけました。

例えば「トレイはお戻しください」

Will you return your tray, please?  Thank you.

食事中、host sisterに親が何度も「口に物を入れたまましゃべるのやめなさい」と注意していました。いい加減言うことききなさい、という感じで最後に強くThank you .と言っていましたよ。

Don’t speak with your mouth.  Thank you.

こんなふうに、これからなされることについて、あらかじめお礼を言う英語表現をそれまで見たことがなかったので、よく記憶に残っています。

でも日本語でも、お願いしたことがまだ成されていないうちに、「すみませんね」なんて言ったりするので同じ発想ですね。


あ、脚が・・・(泣)

2008年06月19日 16時17分04秒 | 日記・エッセイ・コラム

grace 21歳 初のアメリカCA①

私、高校生の頃「茶道部」に入っていました。それ以来、あまり正座ってしたことないかもしれません。そもそも自宅以外で和室に入る機会が少ないような・・・フローリングが多いですからね。

そのせいか、あまり「あ、あ、足が・・・!」という悲惨なことなることも少ないのではないでしょうか。
ちなみに、「足がしびれた(しびれてる)・・」は英語で

My legs are asleep.
と言います。脚が眠っている・・・みたいに表現するんですね。要するにasleepは不活発な状態を表しているんですね

アメリカにホームステイしているときのこと。host familyと車で家に帰ってきて、車から降りました。その瞬間、私、脚が痛くて倒れこんでしまいました。驚くhost family。実は脚が攣ってしまったんですでも、それを英語で何と言ったらいいのかわからず本当に困りました

I have a cramp in my leg.   I’ve got a cramp. 

とか言えればよかったんですね。ただただ

Don’t worry.  This often happens.  I know what happened to my leg. 

(ご心配なく。よくあることなんです。いつものことですから。)を繰り返してました。でもfamilyは状況をわかってくれたようでした。


「ひどい・・・」の英語

2008年06月15日 23時21分16秒 | 日記・エッセイ・コラム

lovely を好んで使っていたイギリスの友人は、「恐ろしい」「ひどい」と言うときにはいつも horrible を使っていました。高校生だった私には、この語はなじみがありませんでした。「こわい」は terrible  だったら知っている、という程度でした。会話していると、「怖い・恐ろしい」という意味でよりは、「もうひどいんだから」「とんでもないこと」「(味が)まずい」とかそんなニュアンスでよく使っていました。

また、遊園地などのジェットコースター(英語ではjet coasterとは言わず、 roller coasterとか rideとか言います)のような乗り物が「怖い」と言うのに、アメリカのhost family scary を使い、私はここで初めて Oh, scary! (わぁ、怖~い)と使ったのでした。「絶叫系ライド」が苦手なhost mother I’m scared, too. (私も苦手なの)と。

場面かわって料理が「まずい」時ですがbadは一般的に知られています。Yuckなんてのも知っていました。お行儀よくないんでしょうが「オェッ」という感じです。disgusting「まずい、ひどい」というのもあります。もちろん、出されたお料理に対して、決して口に合わなくてもこんなセリフを言うことはないので、例えばホームステイ中の食卓では知らなくてよい表現だったかもしれません。私のhost motherは料理を出したり、何かの食材を私にtryさせるとき、私の表情を気にしながら

Different 

とよく訊きました。「違う」という意味ですが、味に対してマイナスの意味で使っているのは私にもよくわかりました。初めて知るdifferentの使い方でした。

私が日本に帰国してから、味についてdifferentと表現する(私がいつも食べている味とは違う、私の好みとは違う、のニュアンス)のを聞いたオーストラリア人の友人は、「それはいい言い方ね」と言っていました。だいぶ経ってから辞書を見ると、 「unusual, often in a way that you do not like」 と書かれていました。口語です。

私のhost sister(当時4歳)のなかでは Gross! がマイ・ブームのようでした。見るもの食べるもの、disgusting(ひどい)なものは全部Gross!


グリーティング・カード

2008年06月14日 23時15分41秒 | 旅行記

生活文化比較⑨

私はアメリカに行くと必ずグリーティングカードを何枚か購入します。スーパーでも多くの種類のカードが手に入ります。種類の多さと可愛さに思わず何枚も手にとってしまいます

Birthday card(誕生日カード), Thank you card(お礼のカード), Wedding card(結婚祝いのカード), Valentine card(ヴァレンタイン・カード), Mothers day card(母の日カード), Fathers day card(父の日カード), Christmas card(クリスマス・カード)などなど。Birthday card(誕生日カード)1つにしても、To Mother (お母さんへ)、To Father (お父さんへ)、To my sister (お姉さんへ/妹へ)、To my husband (旦那様へ)、To my wife (妻へ)のように、送る相手別にもあります。そして、それぞれのカードにはメッセージが印刷されています。送りたい相手を思い浮かべて、自分の気持ちにぴったりのメッセージが書かれたカードを選ぶことができるのです。メールもいいですが、やっぱりカードを送るのもいいな、と思います。

それらのカードの中で、日本ではあまり見られないカードが Get well card ですGet wellとは「よくなってください(元気になってください)」という意味なので、お見舞い用のカードです。これも素敵だなと思いました。

最近は輸入雑貨や輸入文具を扱うお店が日本でも多くなりましたから、海外のカードも簡単に手に入ります。でも、Get well cardはあまり見かけないんですよね。日本ではお見舞いにカードを送る習慣がないからでしょう。寄せ書きを持って行くケースもありますから、そのときの色紙代わりにGet well cardを使うのもいいと思いませんか?

みなさんもアメリカに行く機会がありましたら、是非グリーティング・カード売り場を覗いてみてください。素敵な英語のフレーズと出会えるかもしれません

明日は「父の日」。N.Y.に住む姉から、父にカードが届いていました


hospitality(もてなし)

2008年06月07日 23時15分31秒 | 日記・エッセイ・コラム

生活文化比較⑧

日本の家庭にホームステイしていたイギリス人が話してくれたことです。「host familyに、歌舞伎を見てみたいのだが、チケットはどのように手に入れたらいいのか尋ねた。そうしたら翌日、チケットを渡された。どうやって買ったらいいか訊いただけなのに。方法を教えてほしかっただけ。何かを"いいね"、と言うと、翌日にはそれを買ってプレゼントしてくれる。買ってくれなくても、どこで手に入るか教えてくれれば自分でできる。」これを聞いてとても驚きました当然日本のhost familyは親切でしたことです。歌舞伎が見たいというから親切に手配してくれたのです。私も同じ事をしたかもしれません。でも「子供じゃないんだから自分でできる。自分で手配したかった」という気持ちもわかります。もちろん彼女だってそれが親切心からの行動であることはわかっていました。でも、そういう中で生活するのは少し窮屈だったようで、間もなくroom share(ルームシェア=家を一緒に借りて住む)をするイギリス人を見つけて、host familyの家を出ました。

その数年後、私がイギリスの彼女の家を訪れた時のこと。私は初めてのイギリス旅行。当然彼女を頼って独りでロンドンに行きました。しかし彼女は仕事をしていたので忙しくて、私を案内してくれる時間はありませんでした。彼女の家に滞在しながら、私は独りで街を観光して歩きました。仕方ありませんし、私は独りでも特に不自由することはありませんでした。ちょっと寂しかったけど・・

唯一ドキドキと緊張したのは、私が独りで彼女の実家まで行った日です。これは彼女のプランです。私はまさか独りでそんな遠出するつもりはありませんでしたから。

彼女のflat(アパート)から実家までは国鉄に乗って1時間以上かかったでしょうか。最寄り駅まで彼女のお母さんが迎えに来てくれることになっていました。前日、彼女とお母さんが電話で打ち合わせをしていました。どうやら彼女のお母さんは一度も会ったこともなく、写真も見たことがない私と待ち合わせをすること、私が独りで行ったことのない街まで行くことを心配していた様子です。でも彼女は She has black long hair and dark eyes.  She is slim and as tall as I.  Few Japanese girls are around there, so it’s easy to find her.  She reads English.  She speaks English.  No problem! (彼女=私は黒髪に黒い瞳。スリムで、背は私と同じくらいよ。日本人の女の子なんてまずいないだろうから、すぐに見つかるわよ。彼女=私は英語話すし、読めるし、問題ないわ。)とお母さんに言っているのでした・・・ 「英語が読めて話せるんだから、行き方さえ教えれば独りで行けるよね」ってことです。最初は初めてイギリスにやって来た異国の少女(といっても当時私は22歳・・・)をたった独りでそんな遠くに行かせるなんて冷たいわ・・・と甘えたことを思っていましたが、確かに彼女の言うとおりです。そしてこれは、もちろん彼女は冷たいのではなくて、私の旅が素晴らしいものになるようにアレンジしてくれて、(忙しい彼女に代わって)彼女の両親や弟が家に迎え入れてくれ、もてなしてくれる、という私へのhospitality(ホスピタリティ)なのです。彼女のお陰で、彼女が卒業したケンブリッジ大学も見学できましたし、彼女の家族にも会えたのです。そしてイギリスの家flatではなく一軒家)を見ることができ、English tea(英国紅茶)と手作りパウンドケーキ、そしてディナーも体験しましたから

私は1週間の滞在中、1日だけ彼女とロンドン観光に出かけましたが、その他の日は独りで出かけていました。家に帰ると、仕事から帰宅した彼女が「今日はどこに行ったの?何をしたの?どこのお店に入ったの?何を買ったの?明日はどこに行くの?」と報告会になるのです。そして私の翌日のプランを聞いて、そこへの行き方を、地図とメモを使ってアドバイスしてくれるのです。そして時間に都合がつけられれば、途中でランチを一緒にしたり、ディナーに出かけたりしたのです。一度、彼女が勤める弁護士事務所に出先から電話を入れるように言われました。そのときも緊張しましたよ。公衆電話を使うのも初めてですし(国によって公衆電話の使い方は違うんですよ)、電話に出るのは彼女以外の人ですからね。

hospitalityというのは「もてなし」のことですが、文化が違うことで気持ちが通じにくくなる誤解もあるかもしれません。このイギリスの友人が日本で体験したケースや、私のイギリスでのケース。

それから、日本人はお客様をもてなすとき、住宅事情から、狭い家に来てもらうよりも、高級な料理をレストランでご馳走する、というもてなし方が一般的なのではないかと思います。しかし、自宅に招いて、家族みんなで歓迎し、手料理(local food)でおもてなしをする、という考えの国の方が多いようにも思います。このような背景から気持ちが伝わりにくくなることがあれば、それは辛いことです