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めざせ!国際人

graceの〝英会話"・"異文化"体験記

闇鍋?より深い "blind tasting"

2014年11月20日 16時31分52秒 | 映画
先日、映画「About Time」を観てきました。

イギリスを舞台にしたタイムトラベルの映画。美しいCornwallの景色と、懐かしいLondon。

主人公の男性Timはタイムトラベルの能力を持っています。彼の家系の男性は皆、その能力を持っているのです。
Time travelにおいても大先輩であるお父さんからのbig lesson(教訓)。

1つは、『同じ日を二度繰り返してみること。』
Timはアドバイス通り、一日の終わり、就寝前に、もう一度その日の朝にタイムトラベルし、同じ日をやり直してみます。

一度目は、緊張や不安で気づかなかった素晴らしいことに二度目は気づくことができます。
私たちはなかなか気が付かないけれど、何気ない日常に素晴らしいこと、プチ・ハッピーがあふれているんですね。

2つ目は・・・
このタイムトラベルにもルールがあるんです。だから、可能であっても、ある事情からタイムトラベルで戻れない時間もある。どんなに戻りたくても。どんなに過去に戻って会いたい人がいても。。。
だから
『今、この瞬間が、もう二度と体験できない瞬間であると思って過ごすこと。』

色んなことに気づかせてくれる素敵な映画でしたよ!

このTimが運命の女性Maryと出会うのは、Londonに実在する「Dans le Noir」というお店。他国にも店舗があるようです。
このお店は、blind tastingできる「暗闇レストラン」なんです!

真っ暗な闇の中で、音と香りと感覚だけを頼りに、お食事します。映画の中の彼らは、一緒に食事している相手の顔も見えないまま、初対面で会話をするのです。
そんな状態で恋に落ちる二人。皆さんは、romantic!と思われるでしょうか?

視覚障害をもつお店のスタッフの方が案内してくれるのだそうです。
もともとは誰もが視覚が無い状態を体験する、というところから始まったのだと思います。

While dining in the dark, you will have the experince of eating without a sight and acquire a complete new understanding offood, drink and conversation like you never have before.
本当に、視覚以外のすべての感覚が研ぎ澄まされるでしょうね。そんな中で"She is the one!(この人だ!)"と思うのですから、かなり信用できる判断かもしれませんね。

Imagine having your sight disappear for a moment, suddenly awakening your other senses such as taste, odor, hearing, touch and unexpectedly changing your perception of those senses. The experience plunges you into an intriguing universe with surprising discoveries.

味覚、臭覚、聴覚、触覚が目を覚まし、これまでの自分の認識をはからずも変えることになるかも!この経験が、驚くべき発見とともに魅惑の世界へいざないます。

この映画を観ていて、私のイギリス人の友人が話してくれたことを思い出しました。
私の友人は、Cambridge大学の学生寮で、寮生たちと、闇鍋?をした話をしてくれました。
日本ではお仏壇のイメージが強いかもしれませんが、イギリスでは食卓によくキャンドルをともします。クリスマスだけでなく、日常的に。
そのキャンドルの明かりだけで、器からserveしたらしいです。何をとって、何を食べることになるのかドキドキだったと話してくれました。
彼女の闇鍋?では、食べられ無いもの(socks)なども入っていたとか? 食材以外もあるの???と驚きましたが・・・。

そんな彼女はCambridge大学卒業後、barrister(法廷弁護士)になりました。当時、学生だった私は、彼女から送られてきた写真を見て、ちょっとビックリ!
音楽室の偉大な作曲家の肖像画で見たような、ウィッグ(かつら)をかぶっていたのです。
そう。イギリスの法廷弁護士はきちんとuniformがあって、wigをかぶり、gownを着るんです。
映画のTimも弁護士なので、この服装。

とてもすてきでしたよ!

またこの映画の英語についてもご紹介できたらと思います!





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