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めざせ!国際人

graceの〝英会話"・"異文化"体験記

フルーツケーキ

2017年08月18日 00時54分31秒 | 文化比較
南極で、100年以上前のものとみられるフルーツケーキが見つかった、というニュースを新聞で発見!

南極最古の小屋で見つかったこのケーキは1911年にスコット隊が残したものとみられていて、見た目と匂いからは食べることができそう!だそうです。

ケーキはイギリスの製菓会社Huntley & Palmers Biscuits(ハントリー&パーマー)のもの。こちらの会社は今はもうないそうですが、ビスケットの缶も可愛い!ということで、今でもアンティーク缶として人気だそうですよ!コレクターも多いとか。

残念ながら容器は劣化していたものの、さすがに南極、寒冷ですから、中のケーキは非常に良い状態で保存されていたんですって。
ケーキ、今後どうなるのでしょう??
歴史的価値を維持するため、元の場所に保管されるそうですよ。

フルーツケーキは栄養価が高いので、南極大陸でも理想的な食品で、今でも南極探検で好まれているそうです。

この記事を読んで、私のブログでも度々ご紹介してきました、イギリスのクリスマスプディングを思い出しました。

日本のクリスマス「ケーキ」とも「プリン」とも全くイメージは異なるイギリス伝統のデザートです。
ドライフルーツやナッツをラム酒などで味付けしてドーム型の型に入れて蒸すんですよ。私的には「レーズンみっちり」というイメージです。。。
このクリスマスプディングとともに、イギリスのクリスマスデザートといえば、ミンスミートパイ
このどちらも私が高校生の時、イギリス人の友人が手作りしてくれて、クリスマスパーティーに招かれて頂きました。
ミンスミートパイも同じような材料で作られていますが、私はこちらの方が好きです。
最近ではクリスマス前になると、日本の輸入食材を扱うお店で、「ミンスミート」の瓶や、出来合いのミンスミートパイが売られていますよ。当時は友人がわざわざ親類にイギリスから日本へ持ってきてもらっていました。。。

このクリスマスデザート、いつ作ると思いますか?
普通はStir-up Sunday(かき混ぜる日曜日)と呼ばれる、Advent前の最後の日曜日に家族で作り始めます。クリスマスの約1か月前ですよ!!
実はこのケーキ、熟成させるんです!熟成させると果物が発酵して、アルコール分が増加するんですって。そしてクリスマス当日、食べる前には再度蒸す。
温かくしたクリスマスプディングをフランベして火を眺めて頂くなんて、クリスマスっぽい(?)
でも、このクリスマスプディング、1年かけて熟成させたりもするんですって。つまり、クリスマスが終わったら、すぐに翌年のクリスマスにいただくクリスマスプディングを作り始めるわけです。

驚き!
でも、ヨーロッパで多くクリスマスに食べられるケーキはすべてドライフルーツを使ったもの。保存食なんですよね。
今回の南極のフルーツケーキの話で、この保存食にもなるヨーロッパの熟成デザートを思い出したわけです。

ニュースを読んで思わず「すごーーい!食べてみたーい!」と言ってしまった食いしん坊は私だけ・・・?

8月7日は「お花の日」 OHANAとは?

2016年08月08日 00時39分30秒 | 文化比較
8月7日は「はなの日」ということで、私の愛するお花の日です!語呂合わせでいくと、ほぼ毎日が何かの記念日になりそうな?

日本の暑い夏には、お花はなかなかもたなくてかわいそうなのですが、そんな猛暑日が続く中、お花の日を迎えるわけですね。。。



涼しくてお花がずっと生き生きしていたイギリスの夏が恋しいです。。。

ところで「OHANA」というハワイの言葉をご存知ですか?
私は最近知ったのですが、「リロ&スティッチ」をご覧の方はピーンとくる言葉のようですね。
OHANAはハワイの言葉で「家族」を意味します。でも、血縁のある家族に限定した言葉ではないそうで、親しい家族のように思う絆をOHANAというそうです。ハワイに暮らすほとんどの人が、アジアの血、もしくはハワイアンの血を引いているため、ハワイは日本人にとって馴染みやすく住みやすい所ですよね。
日本語を使おうと思えばたいてい通じますしね。ハワイの子どもたちの多くが、学校の選択教科でに日本語のクラスをとって学んでいるそうですよ!なんか嬉しいですよね。

ハワイの学校にはいろんな人種の子どもたちがいますし、クラスのサイズも小さいのです。それぞれのバックグランドを自然と尊重し合っていて、学校でも家でも、このOHANAの精神が大切にされているんですね。素晴らしいです。

そんなわけで、「お花の日」にちなんで、ハワイの「OHANA(家族)」の精神にも思いを馳せていました。。。

Flower Valentine

2016年02月15日 00時20分04秒 | 文化比較
Happy Valentine's Day!

日付が変わってしまいましたが、皆さま素敵なバレンタインをお過ごしになったでしょうか?

St. Valentine's Dayは、世界で最もお花が売れる日。
ご存知の通り、欧米では男性から女性に、または、お互いにプレゼントやカードを交換し合うんです。
特に、男性から女性へお花をプレゼントしますので、最もお花が売れる日なんですね。

そこで、日本でもお花屋さんで「フラワー・バレンタイン」というキャッチコピーを見かけるようになりました。
男性から女性へお花を贈りましょう、というものです。
最もポピュラーなのは、「愛」を表す赤いバラ。
お花を買うのも、持って歩くのも、女性に渡すのも、慣れないせいか、恥ずかしい、という日本男性のために、最近は、赤いバラ一輪をボックスに入れたギフトや、ボックスにお花を詰めたギフトなども人気があるようです。

ちなみに女性がもらってうれしいお花は、バラ、チューリップ、ガーベラの順なんだそうです。女性は可愛らしいお花が好きですからね。
私もバレンタインに、バラ(Candy Avalanche)とチューリップ(Margarita)を使ったアレンジメントを活けてみました。


そして、男性が贈りたいお花のランキングには、80年代の歌の影響か、スイートピーが入っているんだそうです。
私はチョコレート色のスイートピーを見つけましたよ!


さて、このフラワー・バレンタインは日本で流行る?でしょうか、定着?するでしょうか。
日本にはホワイトデーがありますから、男性からは3月14日にお返しすればいいのでは?という気持ちがありそうですよね。ホワイトデーは日本発信ですから。韓国にもありますけどね。

いずれにしても、「愛」のあふれる甘~いバレンタイン、私は好きです。
私の本命チョコは、お気に入りのBEL AMERのチョコ。

私も食べちゃう(笑)。

数年前のバレンタイン。女子高生2人が前方から猛ダッシュでやって来て、頬を赤らめて「先生、大好きです!」とチョコを差し出してくれたっけ。。。
同性でありながら、「可愛い~~~!」と思いましたね。
仕事柄、女子高生から毎年チョコを頂きますが、男性は毎年、こんな感動を味わえているんですね。いいな~。

Candlemas

2016年02月02日 00時18分46秒 | 文化比較
2月2日は「Candlemas」ですが、日本人にはあまりなじみがないですよね。

February 2nd is Candlemas in many churches and it is the day when candles are lit to remember the purification of the Virgin Mary.

(聖母マリアお清めの祝日)と読みましたが、クリスチャンにとって、キリストが「世界を照らす光」なので、キャンドルを灯すことと結びついているという説も読みました。

この"purity"(純粋さ)をイメージさせる、Candlemasの象徴であるお花が何であるか、想像できますか?

答えはsnowdrops(スノウドロップ)です。白い色と顔を下に向けた恥じらいのある謙虚な雰囲気が、純粋なイメージで可愛らしいです。白い雪との相性もいいですね。そして、2月2日頃、スノウドロップは土から顔を出します。

このCandlemasはholidayにはなっていません。フランスなど、ヨーロッパの一部の国では、この日、クレープを食べるそうですよ。コインを手に握って、クレープを焼くんですって。翌年のCandlemasまでのwealth(富)とhappiness(幸福)を願っての風習のようです。




日本での「お茶」とイギリスでの「Tea」

2016年01月09日 12時44分09秒 | 文化比較
皆様、今週は仕事始め、学生の皆さんは新学期が始まりましたね。
もうすっかり元のペースに戻りましたか?

ここでまた3連休ですからね、来週からまた頑張りましょうね。

さて、私は家族と、お正月におせち料理をいただくときは、一緒に日本酒をお祝いにいただきます。ふと考えると、私が日本酒を飲むのは、年に一度だけ、お正月だけだなぁ・・・。私はワインが好きですし。
でも、日本料理には日本酒が合う気がしますね。家族みんなで少しずつ頂けるのが一番です。

そんなお正月気分もすっかり(?)抜けましたが、やはりリラックスには日本茶がいいなぁ~なんて、あらためて思ったりします。
「お茶の時間」といえば、食後に日本茶でホッとリラックス。贅沢な時間です。

イギリスのお茶文化といえば、お茶好きのアン女王が1702年に即位してから広まったと言われていますね。
イギリスの「お茶(tea)」と言えば、「食後のお茶」とはちょっと違いますね。普通は何かしら食べ物を伴います。
LondonのFlower schoolに留学していた頃も、午前のレッスン中に1回、午後のレッスン中にも1~2回、teaの時間がありましたが、いつもcookieなどが一緒でした。
皆さんがよくご存じのAfternoon teaでも、サンドイッチやスコーン、ケーキなどと一緒にteaを楽しみますね。

昨年、在位最長となったエリザベス女王も、朝食にはDarjeeling teaとtoast(またはnutsやdried fruit入りのcereal)を召し上がり、Afternoon teaはcake・scone・sandwichで楽しまれるそうですよ。女王は質素な食事を好まれるそうです。

とはいえ、Afternoon teaは上流階級の風習であり、そうでなければ、例えば前々回の記事にてご紹介した"Anne of Green Gables"のAnneは、「お茶(tea)」と言えば、夕食を兼ねて、肉料理などが出てくることも多いのです。
ちなみにAnneが住む、Prince Edward Island, Canadaはイギリス系ですから、イギリスのお茶文化が受け継がれています。

日本的な「お茶の時間」とは違いますね。でも、日本でもイギリスでも、毎日の生活に不可欠なお茶(tea)。
では「お茶の時間」にいたしましょうか。

イギリスのfuneral(葬儀)

2015年02月17日 23時32分19秒 | 文化比較
今日は親友の命日。早いもので七回忌。。。
哀しみは今も消えないのですが・・・。


私は今、イギリスのFuneral Wreath(葬儀用のリース)を本格的に作っています。
日本では馴染みのないリースですよね。
色々なパターンや形があるのですが、例えばこんなものがあります。
私の作品


お葬式用とは思えない色使いですよね。日本人ならまずこれにビックリ。
でも、イギリスではやはり赤なんですよ。
しかも赤いroseなら「愛」を意味しますから。
先日のValentine's Dayでも、男性が女性に赤いバラを送るのは”Love"のしるしなんです。
故人への愛情を示し、赤いバラを選ぶことも多いのです。
日本なら白や紫系のお花、そして菊が多く使われますね。
それに比べて、イギリスでは鮮やかな色が好まれるんです。

在英歴の長い矢野純恵さんが自著エッセイの中で、イギリスに行って間もなく、「ピンクや白、ブルーに黄色、華やかな花で埋め尽くされた車を見た時は、結婚式だと思った」と書かれています。「見間違うほどに華やかなお葬式」、という感想だったそうです。「花で作ったアルファベットの名前。枕の形のリースには鮮やかなリボンのフリル。丸いリースや十字架のリース。最期にこんなにたくさんの好きな花に送られたら、誰でもきっとやさしく目を閉じることができるでしょうね」、と綴られています。

そして、そのお花をアレンジするわけですが、このリースのデザインは何をデザインしているかわかるでしょうか?


anchor(いかり)なんです。
なぜ錨?
故人は、船に乗って旅に出るのです。

ちなみにイギリスの葬儀は日本の葬儀よりも質素というかこじんまりしています。
映画などでご覧になる機会もあると思います。
参列者たちは、式後、sandwichesとteaで、partyのような感じで団らんします。
しかも笑顔で! イギリス人はお葬式で普通泣かないそうです。
私には無理!と思ってしまいますが、そこは宗教による死生観の違いでしょうね。

人は亡くなると、神に召されて天国に行き、また次の人生が始まると信じられているのです。
そう、船出ですから、人の死は悲しむものではないのです。

私はどうしたって悲しんでしまいますが、でも、新たな人生のために旅立っていくのだ、と
考えられたらいいな、と思いました。

私の親友も船旅に出たんですね。彼女が快適に旅ができるよう、私のanchorをささげたいと思います。

ちなみに亡き人に花輪を捧げるというのを、"lay a wreath"と言います。

N.Y.&Londonのカウントダウン!

2015年01月05日 23時29分25秒 | 文化比較
Happy New Year!!
皆様、どんな新年をお迎えですか?
What's your New Year's resolution? 今年の抱負は?

今日は、カウントダウンについてご紹介したいと思います。
皆さんはどんな風に過ごされましたか?

アメリカ、New YorkのカウントダウンはTV中継を観る機会も多いので、有名ですね。
Times Squareでのカウントダウンの様子、一度は見たことがあるのではないでしょうか?
TOSHIBAスクリーンの見える、ワンタイムススクエアビルが見えるのは、ビルに囲まれた一画だけなので、観光客を含めた多くの人は、7~8時間待ちもざらで、場所を確保するんです。


ちなみに、日本時間に合わせたカウントダウンも行われるんですよ!
TOSHIBAスクリーンに「謹賀新年」の文字!多くの日本人が集まり、新年を祝っています。

カウントダウンが近づくと、100万人もの人が集まっています。
みんなスクリーンを観て、イベントを楽しんでいます。
以前にもご紹介した、Year glasses(「2015」をかたどったメガネ)をかけて。
スクリーンにはレディ・ガガやテイラー・スウィフトなどのミュージシャンのパフォーマンスが映し出されます。
いよいよカウントダウン!の直前はJohn Lennonの「Imagine」。
みんなが世界の平和を祈ります。

12時ちょうどになると、花火とともにカラフルな紙ふぶきが舞います!
なぜか音楽は「蛍の光」! 新年の曲のイメージなんですね。
それから「ニューヨーク・ニューヨーク」。
歓声があがったり、kissをしたり。
たいへんに盛り上がります。


一方、Londonでは・・・。
除夜の鐘ならぬ「Big Ben」が荘厳な鐘を鳴らします。
大観覧車のLondon Eyeで、豪華な花火が上がるのですが、なんと今回から入場料がとられたようです。
人が殺到しすぎるんでしょうね。

Parisのエッフェル塔でも、カウントダウンの瞬間、ものすごい花火が上がりました。

ところで、この「花火」ですが、日本だと「夏」のイメージですよね。
イギリスでは「冬」なんです。
夏の夜は、遅くまで明るいので、花火を楽しめないんです。
イギリスの夏は、16時くらいから、明るくなって(曇り空や雨の日が多いので、夕方になると
晴れてくるイメージが私にはあります)、さぁ、これから遊びに行こう!という
雰囲気なんです。

Spainでは、12の鐘の音に合わせて、ぶどうの粒を食べる、という習慣があるそうです。
もちろんあらかじめ皮をむいて、12粒用意しておきます。
ただ、鐘の音に合わせて食べるのはかなり大変そう・・・・。追いつきません。

Denmarkでは、年が明ける瞬間、ジャンプするそうです!
2014年に飛び上り、2015年に着地する!というもの。なんだか楽しそう。

さて、日本の年越しは、外国人にはどう映るんでしょうね?

皆様にとって、健康で素晴らしい一年でありますように。

大掃除と断捨離

2014年12月29日 23時13分19秒 | 文化比較
もうすぐ2014年も終わり! いつも以上にあっという間の一年だったように感じます。なぜだろう??
皆様は年末大掃除、31日になさいますか? もう済ませましたか? それとも日ごろからこまめにお掃除しているから必要ない?
私は、少しずつ始めましたよ。
いやーーー、我が家って本当に物が多い!
服、インテリア、書籍、教材・・・。 毎度のことながら収納に困ります。
思い切って捨てよう!って毎年思うんですけどね・・・。
「断捨離」ですよ。でも私には難しいんですよね、これが。

映画「Sex and the City」」で、closetの服を一枚一枚着ながら、友人たちにjudgeしてもらっているシーンを思い出しました。
"Toss or take" です。 tossは「捨て」、takeは「とっておく」。
私がやると、悩んだ挙句、結局”Take"になっちゃうんですよねぇ。。。 

ところで、この年末大掃除、外国人から見ると不思議に思われることがあります。
NHK英語講座でもお馴染みのアメリカ人女性 Kate Elwoodさんがエッセイに綴っています。
I couldn't understand why everyone at once had suddenly decided that now would be a good time to do many big household jobs. Didn't anyone notice that it was the middle of December? This was not real the best time to be putting hands into buckets of freezing water...
American also like to be clean. But we like to be warm, too. The time for beating tha mattresses and getting behind all the heavy furniture for a thorough cleaning is in the spring. It is called, in fact, "spring cleaning". I like this name. It sounds very nice with its fresh image of spring. Oosouji just sounds exhausting.

彼女は、なぜみんな一斉にこの12月の寒い時期に大掃除を始めるのか理解できなかった、と言っていますね。おっしゃる通り、寒い日に、バケツの水に手を入れるのは辛いですよね。
アメリカでは暖かい日に「スプリング・クリーニング」をするそうです。「大掃除」は疲れ果てちゃうような響きだけど、「スプリング・クリーニング」はフレッシュなイメージで彼女は好きなんだ、と言っています。
これを読んだら、私も「スプリング・クリーニング」がいいなぁ、と思ってしまいました。

今回、「断捨離」できなかった物も、springには思い切って”Toss"できるかな? いや、実行しよう!

The longest day 夏至

2014年06月18日 12時34分07秒 | 文化比較

 

621日はthe longest dayです。昼間が一番長い日、夏至ですね。

 

冬が長い国、冬の寒さが厳しい国では、待遠しい季節です。

 

New Yorkでも、最近の陽気が良い日には、貴重な暖かい日差しを楽しむため、公園でのんびり過ごす人々が増えます。姉が最近撮影したCentral Parkの様子。joggingする人、cyclingする人、馬車に乗る人も皆、気持ちよさそうですね。14_june_central_park

 

所変わって、北欧では、聖ヨハネの日(624)に夏至祭が行われます。夏のクリスマスとも呼ばれるお祭りです。

 

葉や花を飾った柱(May pole:本来はイギリスなどの5月祭で用いられるのでMayですが、5月には北欧では花があまり無いんです)を立て、たき火を焚き(Bon fire)、その周りを一晩中踊り明かしてその日をお祝いするんだそうです。http://blog.goo.ne.jp/grace14nov/d/20120621

 

Swedenでは、ニシンの酢漬けや、ゆでたジャガイモ、サーモンやスペアリブを食べ、食後にその夏初めて採れたイチゴを食べるんですって。 私の大好きな北欧お菓子のFikaでも、この時期限定の焼き菓子が出ていました。写真は去年のお誕生日にいただいたものです。夏至祭で踊る若者が描かれていて、とってもcute。クッキーは、ドロンマル、そしてハッロングロットルという苺ジャム入り!Swedenのお祭りに思いをはせて頂きました。The_longest_day

 今年のthe longest dayの夜は、親友からNorwayのお土産でいただいたLotus(蓮)の形をしたキャンドルホルダーを使ってキャンドルを灯して過ごそうかしら。ホルダーから漏れる光が綺麗なの、って教えてくれたね。寒い冬の夜、心もあたたまる演出として、北欧にはキャンドルが似合う気がします。遠く星になった親友にも素敵な光が届くかな。I'll miss you...

Lotus_candle_holder_tsuneko


Mothering Sunday in the U.K.

2014年03月30日 00時50分03秒 | 文化比較

It's Mothering Sunday in the U.K.

今日はMothering Day。Britain, Irelandで祝われている母の日なんです。

毎年3月30日、ということではなく、Lent期間の第4日曜日=Easterの3週間前と決められています。これまで、私のブログでも、Lent(http://blog.goo.ne.jp/grace14nov/d/20100322)やEaster(http://blog.goo.ne.jp/grace14nov/d/20100404 )についてご紹介しました。Easter Bonnet(http://blog.goo.ne.jp/grace14nov/d/20110424)についてもご紹介しましたね。

このMothering Sundayには、お母さんにラッパ水仙(daffodils)を贈ります。イギリスの春といえば、このDaffodilsです。Londonに多くあるRoyal Parkに一面咲き誇る黄色い水仙の景色、印象的です。(http://blog.goo.ne.jp/grace14nov/d/20100408)

このDaffodilsは、Lent lilyとも呼ばれています。

私のイギリス人の友人は、上の記事にあるように、彼女の母校Cambridge大学に私が観光に出かけて帰ると、「Daffodils咲いてた?たくさん咲いてるから、私、Mothering Sundayには、Flower shopで買わずに、ちょっと摘んでプレゼントしちゃってたわ」って、こっそり教えてくれました。

我が家のGardenにも、母が育てているDaffodilsがきれいに咲きました。

14_march_daffodils 14_march_daffodils_anemone

Pansies(パンジー)の花壇から顔を出しているmini daffodils(ミニ水仙)のそばには、Anemones(アネモネ)も。毎年春を告げに顔を出してくれる花壇のお花たちです。

私が留学していたイギリスのFlower Schoolでも、If you are lucky enough to have spring flowers growing in your garden, nothing is lovelier than picking them for a posy.

と言っています。もしお庭に春のお花が咲いていたら、それを積んで花束をつくるのが何より素敵!って。私ったら、とってもラッキー?

さぁ、そして英国のMothering Sundayですが、Simnel cakeと呼ばれるドライフルーツのケーキを食べるそうです。ヨーロッパのケーキといえば、たいていドライフルーツのケーキです。Wikipediaからの写真がこちら。

Simnel_cake イエスの12弟子のうち、ユダを除く11弟子を表しているのがケーキの上の11の団子状のメレンゲ?マシュマロ?なんだそうです。

Easterにちなんで、Eggの形なのかな?ひよこも見えますね。


クリスマスに子供達は

2012年12月24日 01時06分51秒 | 文化比較
 

クリスマスにちなんだ映画が数多くありますから、日本でも海外のクリスマスの過ごし方の様子が少しは分かります。
つい最近は「ホーム・アローン」「ホーム・アローン2」が
TVで放送されていましたね。
私は、姉がお勧めの「素晴らしき哉、人生」
It’s a Wonderful Life! という古い映画を観ました。ラストのクリスマスのシーンは本当に感動的でした。心が温かくなります<o:p></o:p>

 

また、「Love Actually」の中で観られるシーンでは、聖歌隊が家にやってきて、クリスマス賛美歌を歌っていましたね。聖歌隊から歌とwishをもらったら、チップを渡していました。<o:p></o:p>

 


また、この映画の中で、子どもたちはクリスマスの夜、学校で、クリスマスソングを歌ったり、キリスト誕生のシーンなど、クリスマスにちなんだ劇をやっていました。それを家族がみんなで観に行って。
イギリスでは特に低学年の子ども達が学校でキリスト降誕シーンのクリスマス劇
Nativity playを行うようですね。<o:p></o:p>

 

劇をしなくても、キリスト降誕に関する本を読んだり、文を書いたりするようです。<o:p></o:p>

 


オーストリアでも地方によるようですが、古くから生誕劇があるそうです。
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Louisa May AlcottLittle Women(若草物語)でも、アメリカの四姉妹の一人が脚本を書き、クリスマスには家で劇を毎年両親や大勢の友達に披露していました。It was about a witch and a bad man and two people in love. とありますが、キリスト教にちなんだストーリーだと思われます。
このように、キリスト教徒にとって大切な日、幼いころからその歴史と意味を学んでいるのだなと思います。
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日本でもクリスチャンの方は、教会などで聖劇の経験があるかもしれませんね。

みなさんは3連休中のクリスマス・イヴですね(私はお仕事です)。Happy Holidays!!

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イギリスがアツい!! ~その1~ English tea

2012年07月15日 01時17分26秒 | 文化比較

Queen Elizabeth Diamond Jubileeから、もうすぐ開幕となるOlympic gamesで盛り上がっているイギリス

先日はWimbledonテニスがありましたね。私が応援していたRoger Federerが優勝し、とても嬉しかったです。Federerは、次はLondon Olympicで優勝したい、って言ってました。金メダル獲ってほしいな~。

そんな英国の優雅な時間を過ごしたいな、と思い、先日の私のお誕生日に、自由が丘St. Christophers gardenに行ってきました

こちらでcream teaを頂きましたよcream teaとは以前の記事でもご紹介しましたhttp://blog.goo.ne.jp/grace14nov/d/20110515

Cream_tea1 English gardenを眺めながら優雅なひととき

Cream_tea_2 "jam first"と言って、先にjamを塗って、この上にclotted creamをのせるのが習慣なんだそうです。

私、実はmilk teaが苦手なのですが、せっかく英国風ということで、ミルクも入れてみましたよ、ちょっとだけ。私は"milk in after"派(紅茶を先に注ぎ、後からミルクを入れる)です。ちなみにミルクは絶対に温めないんですよ。

このミルクティーをイギリス人は大好きなんですが、本当に紅茶には色々な種類がありますよね。さまざまなシーンに合うようにお勧め書かれていたりしますが、イギリス人のTea timeは1日に7回あるそうですよ。

1回目、目覚めに飲むEarly morning tea

2回目、朝食時のMorning tea

3回目、午前中の一息Elevenses tea

4回目、昼食時のLunch tea

5回目、午後の集まりにAfternoon tea

6回目、仕事の後のHigh tea

7回目、一日の締めくくりにNight tea

すごいですよね~

ちなみにAfternoon teaとHigh teaについてはhttp://blog.goo.ne.jp/grace14nov/d/20110206

私はコーヒーが飲めないので紅茶党です。それぞれの気分に合った美味しい紅茶がいただけるなんて素敵ですね。優雅なTea timeです

自由が丘散策中に、こんなdisplayを偶然発見。

Happy_birthday 私に言ってくれているようで勝手にテンションが上がりました~

(本当はお店の開店1周年のお祝いでした)


Valentine card from匿名さん

2012年02月14日 15時49分36秒 | 文化比較
Happy Valentine's Day!!
今日は、バレンタイン・デーということで、このご挨拶
お誕生日にHappy Birthday!、 クリスマスに Merry Christmas!とかいう挨拶と同じですよ。
毎年過去ブログ(2009年・2010年・2011年2月)ではバレンタイン・デーについて書いていますが(http://blog.goo.ne.jp/grace14nov/d/20090214)今年もバレンタインのお話を・・・
欧米では、もともと男性が女性にカードやお花をプレゼントするのがSt.Valentine's Day。アメリカではカードを贈ることが多く、台湾・シンガポールでは薔薇の花(一輪)を贈るのが主流のようです。
欧米では、男性から女性に、だけでなく、家族や友人など大切な人と交換するのも多いです。
イギリスでは古くから、男性から女性に、匿名のカードを贈るそうですよ。
そういえば、私もイギリス人男性から匿名のカードを頂きました
Valentine_card 確かに匿名
でも、どうして"イギリス人男性"から、ってわかったの???
友人なので、handwriting筆跡からです~。ありがと~~
(ちなみにI burn for you, baby!と書いてありますが、I want you.的な意味合いでしょうか・・・ Stingの歌詞にもなってるようです。親しいのでシャレです。)
ですが、本来、『面と向かってface to faceで言えないほどの熱い想いを自分に対して秘めてくれている人がいるんだわ。一体、誰かしら』とドキドキしながら、受け取った女性の方からactionを起こすのがイギリス流なんだそうです。
これ、日本で、匿名でチョコをもらった男性も、同じ感じでしょうか??「あの子かな?」なんてドキドキしながら、3月14日にお返しを渡すのかしら?それで、相手の女性に「え」なんてリアクションされることはないのかしら??
話は変わって、今年フラゲしちゃったチョコ。辻口シェフのお店「Feveフェーヴ」のチョコ。Feveとはフランス語で、「ソラマメ」とか「幸せ」とかいう意味があるそうです。お豆っぽい形にカラフルなチョコ。幸せな気分になりました。お味は、きな粉とチョコのコラボで和洋折衷でしょ?
Feve1 Feve2 
パッケージも可愛い。今年は和風のチョコが流行りみたいですよ。
バレンタインのチョコの売上、日本は530億円とか。「義理チョコ」制度(?)ができた頃から、売り上げがグ~ンと伸びたそうですよ。そしてさらに現在は「友チョコ」流行りで、大量に買う女性が増えたからだとか。もちろん、原材料費の値上がりや、ネットで気軽に購入できるとか、さまざまな理由がありますけどね。ちなみに、一人当たりの平均チョコ購入金額が最も高いのは金沢市 金箔入りチョコとかかな・・・
さて、今日はチョコケーキをいただこうかなぁ・・・。
p.s.先日twitterでRTの嵐だった謎かけつぶやき。「バレンタインとかけまして、円周率と解く。その心は・・・」
「どちらも答えは3.14でしょう」

ここが変だよ?! 日本のクリスマス

2011年12月18日 23時47分07秒 | 文化比較

もうすぐクリスマスなんだかワクワクしますね

キリストが誕生を祝う聖なるクリスマス。欧米では帰省して家族みんなで過ごす日ですが、日本ではカップルがデートする日のようになっていて、欧米人は不思議に思っているのは、もう何年も前からのことです。

そして「クリスマス・ケーキ」も日本オリジナル!

NHK英語講座でもお馴染みのアメリカ人女性Kate Elwoodさんのエッセイでは、こんなふうに書かれています

The Japanese Christmas cake looks like a birthday cake.  In America and England if a cake is eaten at Christmas, it’s usually a fruitcake.  Not shortcake.

日本のクリスマスケーキはお誕生日ケーキみたい。欧米では普通、クリスマスにケーキを食べるとしたら、フルーツケーキ。

日本のようなデコレーションケーキを食べるのは日本だけだと思います。ドイツのシュトレンや、イギリスのクリスマス・プディングについては以前に紹介しました。

http://blog.goo.ne.jp/grace14nov/d/20091226

Why are Japanese eating Christmas cake on the 24th?  Maybe it should be called Christmas Eve cake.  It’s like eating ozone on New Year’s Eve.  It’s kind of strange.

どうして日本人はケーキを24日に食べるの?それじゃあ「クリスマス・イヴ・ケーキ」じゃない?お雑煮を大晦日に食べちゃうみたいな感じよ。ちょっと変じゃない?

だそうです。確かに24日のクリスマス・イヴに食べる人が多いでしょうね。25日まで待ちきれないからかな。。。

Kateさんは日本にいらして初めてのクリスマス、日本人のお友達と過ごしていて、24日にケーキが出てきたので驚いたけど嬉しかったそうです。だって、25日のクリスマス当日には、何かもっと特別なイベント・お料理があるんだと期待したから。でも、それで終わりだった・・・

How can a holiday be over before it’s really begun?

どうして「これから本番」ってところで終わりにしちゃうの?

って感じだそうですよ。確かに25日になるとちょっと「イベント終了」的なテンションになりますね。。

それからプレゼントについても。

Like American children, Japanese children get presents from Santa Claus.  But in America, kids are not the only lucky ones.  Everybody gives everybody presents.  It’s a gift-giving frenzy.  Children receive perhaps 10 or more presents at Christmas and adults five or more.

アメリカの子どもたちのように日本の子どもたちもサンタさんからプレゼントをもらいますが、アメリカではラッキーなのは子どもたちだけじゃないんです。誰もがみーんなにプレゼントを渡すのです。もう大興奮!子どもたちは10個以上のプレゼントをもらい、大人でも5個以上はもらいます。

いいですねー、大人になった今ではうらやましいなぁ。でも、そのため、アメリカの人たちはクリスマス・ギフトに毎年20万円くらい使う、って聞きました。有名なBlack FridayThanksgivingが終わると、一斉にshopがクリスマスsaleを始めて、翌日の金曜日、小売店が黒字になる日ですよね

http://blog.goo.ne.jp/grace14nov/d/20101021

欧米では有名ブランド店以外では普通ラッピングをしませんから、クリスマス・ギフトには、各自、自分でラッピングするんです。だから中身が何かがわからなくて、もらう方もドキドキワクワクするそうですよ

プレゼント選びのポイントは、Kateさん曰く、 “I saw this and thought of you”(これを見つけてあなたにぴったりだと思って)だそうです。その点で、同じく年末に贈られる日本の「お歳暮」とは違うんだそうです。日本のお歳暮はmore impersonal and businesslikeな感じだから。

たしかに、相手のことを想ってのプレゼント選びは楽しくて好きです

みなさんはクリスマスの準備、万端ですか?

http://blog.goo.ne.jp/grace14nov/d/20101224






時間の感覚 その6 The Beatles & English Breakfast

2011年09月11日 23時55分11秒 | 文化比較

1960年代、The Beatlesが来日しました

超スーパースターの彼らですから、滞日中のスケジュールも過密だったことは想像できますね。これは「日本が時間通りであることに厳格な国だから」という理由かわからないのですが、こんなエピソードがあります↓。

The times for everything, even the number of seconds The Beatles would spend in the lift, were listed.

スケジュールがとても厳しかった日本でのお仕事。

あらゆることに対する時間が予定表に記載されていたのだけれど、なんとビートルズがエレベーターに乗っている秒数も記載されていたそうです

ビートルズメンバーもそれには不服だったようですが・・・

いくらビートルズでも、きっと英国や他国では、こんな秒数まで計算された予定表が作られたことはなかったんでしょうね。

これまで「時間の感覚 その1~その6」でご紹介したエッセイは、最新データではありませんし、決してすべての人たちに当てはまることではありませんのでお断りしておかなければなりません。stereotypeになってしまってはいけませんので

緩やかな時間の感覚を持つ傾向のある国でも、時代がすすむにつれ、どんどんと生活ペースが速くなっているようですね。

breakfastを例にしたこんな記述も見つけました

朝食をちゃんととる時間もない。In Britain, a proper breakfast used to include fried egg, bacon, tomatoes, sausage, toast and milk tea.  Nowadays, few people have the time to prepare such a breakfast.

イギリスの典型的な朝食、English breakfastといえば、卵焼き(ふつうは目玉焼き)、カリカリのベーコン、baked tomatoes焼きトマト、フニャフニャソーセージ、トースト、baked mashroomマッシュルームの焼いたものorソテー、baked beans大豆の煮たもの、ミルクティーといったものです。

現在、実際はこういったproper=ちゃんとした朝食は週末くらいしか食べてはいないようですね。普段はいわゆるContinental breakfast(大陸の朝食)と呼ばれる、温かいものがない、パン、シリアル、紅茶が中心の朝食をとる人が多いようです。

日本でも、典型的な朝食、旅館の朝食みたいなボリュームの食事をとる人は少ないかもしれませんね。トーストとコーヒーみたいな簡単なものとか、朝食摂らないとか。

これは時間に追われているからでしょうか?それだけが理由とも言えないと思いますが。

海外に行ったら、その国の食事文化&時間の感覚を味わうのも楽しいですよね