南極最古の小屋で見つかったこのケーキは1911年にスコット隊が残したものとみられていて、見た目と匂いからは食べることができそう!だそうです。
ケーキはイギリスの製菓会社Huntley & Palmers Biscuits(ハントリー&パーマー)のもの。こちらの会社は今はもうないそうですが、ビスケットの缶も可愛い!ということで、今でもアンティーク缶として人気だそうですよ!コレクターも多いとか。
残念ながら容器は劣化していたものの、さすがに南極、寒冷ですから、中のケーキは非常に良い状態で保存されていたんですって。
ケーキ、今後どうなるのでしょう??
歴史的価値を維持するため、元の場所に保管されるそうですよ。
フルーツケーキは栄養価が高いので、南極大陸でも理想的な食品で、今でも南極探検で好まれているそうです。
この記事を読んで、私のブログでも度々ご紹介してきました、イギリスのクリスマスプディングを思い出しました。
日本のクリスマス「ケーキ」とも「プリン」とも全くイメージは異なるイギリス伝統のデザートです。
ドライフルーツやナッツをラム酒などで味付けしてドーム型の型に入れて蒸すんですよ。私的には「レーズンみっちり」というイメージです。。。
このクリスマスプディングとともに、イギリスのクリスマスデザートといえば、ミンスミートパイ。
このどちらも私が高校生の時、イギリス人の友人が手作りしてくれて、クリスマスパーティーに招かれて頂きました。
ミンスミートパイも同じような材料で作られていますが、私はこちらの方が好きです。
最近ではクリスマス前になると、日本の輸入食材を扱うお店で、「ミンスミート」の瓶や、出来合いのミンスミートパイが売られていますよ。当時は友人がわざわざ親類にイギリスから日本へ持ってきてもらっていました。。。
このクリスマスデザート、いつ作ると思いますか?
普通はStir-up Sunday(かき混ぜる日曜日)と呼ばれる、Advent前の最後の日曜日に家族で作り始めます。クリスマスの約1か月前ですよ!!
実はこのケーキ、熟成させるんです!熟成させると果物が発酵して、アルコール分が増加するんですって。そしてクリスマス当日、食べる前には再度蒸す。
温かくしたクリスマスプディングをフランベして火を眺めて頂くなんて、クリスマスっぽい(?)
でも、このクリスマスプディング、1年かけて熟成させたりもするんですって。つまり、クリスマスが終わったら、すぐに翌年のクリスマスにいただくクリスマスプディングを作り始めるわけです。
驚き!
でも、ヨーロッパで多くクリスマスに食べられるケーキはすべてドライフルーツを使ったもの。保存食なんですよね。
今回の南極のフルーツケーキの話で、この保存食にもなるヨーロッパの熟成デザートを思い出したわけです。
ニュースを読んで思わず「すごーーい!食べてみたーい!」と言ってしまった食いしん坊は私だけ・・・?