広島県北広島町で矢上系旧舞を伝承しています。
郷之崎神楽団
今回の強敵は?

今回の画像は先日の広島市の敬老会イベントより「八岐大蛇」です。手ごわい四匹の大蛇たちがスサノオに襲い掛かります。この戦いの場面はほとんどがアドリブのようなもので、いつも同じということはありません。その今回、一番手ごわかった大蛇が…この緑蛇でした。
なかなか死なず、スサノオをてこずらせていましたよ! 次の上演もどうなるか、楽しみです!
一番の強敵は…。

今回の画像は昨年の龍山神社奉納神楽より「八岐大蛇」です。最近の郷之崎は赤、白、緑、黒の4つの蛇が登場するのがパターンになっています。蛇の基本的な動きは同じですが、やはりそれぞれ個性があるんです。常に動いているもの、ジッとして動かないもの、しぶとくてなかなか死なないもの…。その中で、スサノオにとって最も危険な蛇が…黒です(笑)。 この龍山奉納のときもですが、ほぼ毎回、スサノオを場外まで吹き飛ばしています!
見ているお客さんも注意が必要ですよ~。
かぶりつき。

今回の画像は2011年の大元神楽フェスティバルより「塵倫」です。
迫力たっぷりの大鬼さん。その姿を目の前で見ている小さなお子さんがいますね! 全く動じないのか、あるいは迫力に圧倒されて動けないのか…。とにかく、一番の特等席で見てくれています。こうした、お客さんとの距離が近い舞台もいいですね~。
暑かった思い出…。

今回の画像は2010年の尾道市奉納より「大江山」です。ファンの方からいただいたものです。ありがとうございました!
この年は記録的な猛暑に襲われた年で、9月初旬だったこのときもまさに猛暑真っ只中。昼間の上演で、暑さ対策を事前にしっかり考えて臨みました。ただでさえ暑いのに、分厚い衣装を何枚も着て激しい運動をするわけですから、これで平気なはずはありません(笑) ここ最近で最も「暑かった」思い出です!
茅の輪の威力!

今回の画像は先日の「さつき選抜2012」より「鍾馗」です。いよいよクライマックス、暴れまわる大疫神に、鍾馗大神がとどめを差します。茅の輪をかけて動きを封じ、宝剣の威徳をもって退治します。この最後の場面で、茅の輪の威力が発揮されるわけで、それまでの扱い方が非常に重要になってきます。まさにこの演目ならではの大きな見せ場ですね。
今年も頑張ります。

今回の画像は、昨年の龍山神社奉納神楽より子供神楽の「塵倫
」です。毎年多くのみなさんから好評をいただいています。そして今年も練習がスタートしました。昨年はほとんどの子が初挑戦
でしたが、今年はほぼ同じメンバーで演目は「大江山
」を練習しています。まだまだ全部舞うことはできませんが、一生懸命頑張って、今年もぜひみなさんの前で、しっかりと舞ってもらいたいと思っています!
はや1ヶ月。

今回の画像は、先月のさつき選抜2012神楽競演大会の表彰式の様子です。郷之崎神楽団は「鍾馗
」を上演し、旧舞の部で準優勝
することができました。競演大会での入賞は、昨年10月の陰陽競演大会での準優勝以来でした。早いものでもうさつき選抜から1ヶ月がたちました。今年の前半の予定も終了し、また秋に備えてこれから練習を積みたいと思います。もちろん競演大会もありますから、またよい結果が出るように頑張りたいですね!
かくれんぼ。

今回の画像は先日の「さつき選抜2012」より「鍾馗」です。演目の中盤、神と鬼が初めて顔を合わせますが、すぐに戦いとはなりません。神は鬼の様子を探るために一度その場を離れます。鬼はそんな神を追いかけて探そうとするわけですが、ここも幕を使った舞が伝統として残っています。幕を挟んで、まるでかくれんぼのようにお互いを探りあいこします。二人の舞手、そして奏楽の息を合わせるのが重要なポイントです。
ナイスショット。

今回の画像は先日の「さつき選抜2012」より「鍾馗」です。ファンの方からいただいた写真です。ありがとうございました!「鍾馗」は12年ぶりの上演だったわけで、この写真を撮られた方も初めてご覧になったそうですが、なかなかいい瞬間を撮っていただきました。次に上演するのはまだ確定していませんが、秋にはまた機会があると思いますので、今後も応援のほどよろしくお願いします。
独特の舞。

今回の画像は先日の「さつき選抜2012」より「鍾馗」です。鬼の舞もそうですが、この鍾馗大神の舞も独特です。基本的な神の舞い方は同じですが、他の演目にはない、独特な舞い方が受け継がれています。特に茅の輪の扱い方が重要で、なおかつ大変なところでもあります。これも郷之崎の伝統の一つですので、これからも大事に伝承していきたいと思います。
伝統の幕舞。

今回の画像は先日の「さつき選抜2012」より「鍾馗」です。この演目ならではの、独特の鬼の舞です。幕を使った特徴ある舞で、初めてご覧になった方には珍しかったことと思います。神が幕に隠れたものと思った鬼が、かじったり叩いたりして、神を探すといった意味合いがあります。これも郷之崎の伝統の一つですので、これからも大事に伝承していきたいと思います。
幕から…。

今回の画像は昨年の第36回陰陽神楽競演大会より「塵倫」です。幕から鬼が出てきた場面です。この演目では鬼が3匹登場します。手下の2匹は画像のように両袖の幕からそれぞれ出てきます。基本的な動きは一緒ですが、そこに舞手の個性が加わります。どうすれば塵倫の鬼らしいか、どう動くことで状況や物語を表現できるか。ちょっとした動作にいろんな意味が込められています。神楽の魅力の一つですね!
似てます。

今回の画像は昨年の龍山神社奉納より「八幡」です。第六天魔王という悪鬼を、八幡神が退治する物語です。この演目は「鍾馗
」と似た場面が多くあります。この画像の場面もそうで、鬼が幕をねじって神を探す
という舞です。神と鬼の一対一でもありますし、大きく違うのはチャリが登場することでしょうか。
もちろんいろんな違いはありますが、そんな舞の違いが神楽の面白さの一つでしょうね。
ピンチ!

今回の画像は昨年の大朝神楽競演大会より「塵倫」です。ファンの方からいただいたものです。ありがとうございました!
手下の鬼たちとの立ち合いの場面で、神が劣勢になっているところです。鬼の怖さや迫力がよく出ている瞬間の写真ですね~。この舞も昔からあるもので、これからも大事に伝承していきたいと思います。
英雄!

今回の画像は昨年の龍山神社奉納より「八岐大蛇」です。先日は千代田開発センターで「月一の舞」が行われ、古代日本の英雄が活躍する演目が上演されました。英雄にもいろいろありますが、やはり一番は須佐之男命
でしょうか!? 炎を吹いて襲ってくる大蛇
にひるむことなく、勇敢に立ち向かいます。龍山の祭りでは一番最後に舞いましたが、最後の演目で最後まで舞うので、なかなか大変な役どころでもあります。これも英雄の宿命といったところでしょうか…。
« 前ページ | 次ページ » |