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禅定

2010年08月14日 | 仏教
【今日の仏語】は『禅定』です。




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仏教で教えられる



六度万行の一つに



『禅定』があります。





「禅」は「しずめる」



「定」も「定める」こと。





散乱する自分の心を



しずめ、さだめることをいいます。





人のことばかり



「あいつ悪い」



と非難する心をしずめる。





そして自分はどうか、と



振り返る、ことです。





人に迷惑をかけて



糾弾される時は



トヨタだけでなく、



自分の人生にも



幾度となくあります。





そんな時に



▼「おれだけじゃないよ」



▼「あいつの原因のほうが本当は大きいのに」



▼「どうやってたいした問題じゃないとごまかそうか」



こんな心が山ほど出てきます。





そんな心との戦いばかりなので、



人と接していて



心揺さぶられるのは、



心から謝罪している姿に触れた時です。





この人、魅力的だな、



とジーンとくる瞬間ってありますよね。





自分のこと、振り返ってみても



・高校の文化祭の時の友人のシャウト



・ある会議の中での涙の訴え



・身を挺して女性を暴力から守ろうと飛び込んでいく時





いろいろ思い出しますが、その中の一つに、



【心から謝罪する姿】というのがあります。





最近でもそういうことあったのですが、



自分の先輩が、ある失態をした時に、



何の自己弁護もされずに



後輩の私達に謝罪され、



お詫び状まで書かれるのです。





その先輩の直接のミスではないのに、



そこまでしっかりとされる姿に



深く感動しました





『迷惑をかけたら、素直に「すみません。」と頭を下げられる人は、皆から仰がれる。』



と聞いたことがあるのですが、



本当だなとつくづく実感しました。





「悪いことしたら



 "ごめんなさい"って



 言うんだゾ。
 
 幼稚園ではみんな



 そうするゾ。」



とクレヨンしんちゃんに言われて



大の大人が赤面する場面は



印象的でした。





その先輩のように、



歳を重ね、立場ができると



人に頭を下げさせることが多くなり、



逆に頭を下げられなくなってくるのが



普通だと思います。





言い訳も責任転嫁も



上手にできるようになるでしょう。





そんな人がいさぎよく



誠心誠意謝罪されるのに感動し、



「お前にできるか」



と頭叩かれたような



気持ちになりました。





さて、トヨタも正念場ですが、



きちんとした謝罪、



そしてもう二度の同じ問題を起こさない



という断固たる改善を、



それこそアメリカ人が



「ここまでやるか」と



ぶっとぶような、



アメリカの企業が



「おれたち、もう真似できない」



と下向いちゃうくらいにできたらな、と思います。





そうなればトヨタは新たな信頼のブランドを築くことでしょう。





ひいてはそれが日本人の品格を諸外国に知らしめることになり、



日本そのものへの信頼ともなると考えます。



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いわば、このたびのこと、

田舎からの転校生で、

何をやらせても上手くて、

絵に描いたような優等生だったのが、

初めてやらかした失敗みたいなもんです。



それで今、目立ってるんですが、

ここでの誠意ある対応で、

さらにクラスの信頼を勝ち取っていく、

というシナリオでいかがでしょう



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