kosunki

韓国と日本について

『和顔愛語』

2010年11月09日 | 仏教
【今日の仏語】は『和顔愛語』です。




==============




『和言愛語』とは、




和やかな笑顔【和顔】と




優しい言葉【愛語】とを




施すことをいいます。







仏教の布施行のひとつです。





『布施』とは、「親切」のことです。





お釈迦様はインドの方ですから、




昔のインドの言葉では「ダーナ」といいます。





中国では漢字を当てて「檀那(ダンナ)」と書き、




「布施をする人」の意味です。





「うちのダンナは休日に寝てばっかりで(`ε´)」




妻が夫のことを指して言ったり、





「およびでございますか、ダンナさま」




執事が、社長に言うこともある。





「だんな、安くしておきますぜ!」




店の人がお客さんのことを呼ぶ時にも使われる。







そういえば、お父さんは家族の生活を支え、




執事は社長の給料で生活し、




店の人は客からお金をもらっていますね。





英語では「ダーナ」が転じて、




臓器提供者をドナーといい、




寄付をドネーションという。





布施する人は、




それなりの経済力がないとできないかというと、




お釈迦様は、金も財産も名誉も地位もない人でも、




布施をしようという心さえあれば、




七つの施しができますよ、と説かれています。







『雑宝蔵経』に説かれている




有名な無財の七施という教えです。







その七つの中に




『和顔悦色施』と『言辞施』があります。





『和顔悦色施』とは




笑顔を施すということです。





なるほど、笑顔は元手も要らない、




「スマイル0円」という言葉もありました。










人を喜ばせるには多少とも




元手のいるのが世の中の常ですが、




ほほ笑みは、ちょっと目元の筋肉を動かすだけで、




多くの人に幸せを与える事ができるのですから、




すばらしい布施行だと説かれています。





最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。