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法鏡

2010年09月01日 | 仏教
【今日の仏語】は『法鏡』です






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■法鏡とは仏教の言葉です。





『法』とは中国の言葉ですが、




お釈迦様はインドの方ですから




サンスクリット語では『ダルマ』




日本の言葉では『真実』




ということです。







ありのままの自己の姿を映す鏡ということです。





お釈迦様が35歳で仏の悟りを開かれてから




80歳2月15日なくなられるまで45年間あります。










この45年間の釈迦の説法は書き残されており、




これを一切経といいます。





私達が普段、お経と呼んでいるもので、葬式などに読まれますね。





全部で7千余巻という膨大な数にのぼります。





釈尊のご臨終に弟子の一人が尋ねました。





「世尊、45年間、お説きくだされた、この教えを一言で表したら




 なんとお呼びしたらよろしいでしょうか。」







釈迦45年、7000冊の一切経の教えを一言で表せ



という問いに、釈尊は



「汝らに法鏡を授けるであろう」



(仏教は法鏡なり)




(お前達の本当の姿を映す鏡だぞ)



と仰ったのです。





仏教を聞くということは




ありのままの自己を映す鏡を見るということになります。





■「よもすがら




    仏の道に




     入りぬれば




  我が心にぞ
 

    たずね入りぬる」

      

      (源信僧都)






平安時代の高僧、



源信僧都のお歌です。





「よもすがら」とは、夜どおしの意。





十三歳にして出家し、



比叡山天台宗の僧となられた源信僧都は、



ひたすらに仏の道を求められた。





すると見えてきたものは、不可解な「我が心」、



自己の本心であった、



と言われているのもこのことです。



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