映画でお喋り♪猫とひなたぼっこ

もと映画少女の”猫”のお喋りです♪

『 エコール 』

2006年12月27日 | 映画感想(欧米)
イントロのタイトルバック・・・
何?なんでこんなに長いの? でもって 何故に文字が揺れてるの?
それとも私の目のせい?(近頃とみに目の衰えを感じる!)

ながーいながーいイントロが終わって次に出てきたのが灰色のぐるぐる!・・・
???
ち・・・ちょっと・・・
まさかずっとこのまんまじゃないでしょうね~??汗
つぶつぶが水に変わったところで やっとホッとしました。
なんとか普通の映画になりそう・・・

いや
フツーではなかったね。(笑)
いきなり足フェチかよ! と思うくらいの足あし足・・・
しかもロリータですね!(笑)
棺桶? の中から 胸ペッチャンの女の子・・・だ・・大丈夫???

いえいえ、ちゃんと服を着て、なんとか物語は始まりました(笑)
中略
フェイドアウトしてエンディングロールかな?
と思いきや、ギャスパー・ノエに捧ぐという言葉のあと
原題の『 INNOCENSE 』が出て おしまい!
で、やっと気がついた。
イントロの長~~いの(つまりエンディングを冒頭に持ってきている)
は ノエのの撮った 『 アレックス 』の捩りだったのだと。
だから 文字が揺れたのも 『 アレックス 』のカメラの揺れを捩ったのでしょうと考えると・・・
この映画の目的は
『 アレックス 』と対極にあるモノを撮りたい、と言う事なのかしら? と勘繰ってしまいました。

白い制服で 象徴したいのは 「純真無垢」
初潮が始まる前までの 女の子だけの暮らしを バレエを通して撮った。
ひそやかな (外に出たいという)願いも 切り捨て
ただただ
純粋培養? できるであろう・・という小さな 小さな 片寄った社会を描いたのだろう。

しかし・・片側には そんな純粋培養されているであろう少女達のバレエを観に来る
あやしい(いかがわしい・・と 書きたいけど・笑)大人たちもいる

彼女達が 現実の社会に出て どう生活していくことになるのか???
・・・それを 思って先生は 涙を流したのだろうか・・?



水に始まり 水に終わる
森の中に流れる 「川」は 彼女達を遮断していた
「水」の意味は 何を象徴していたのだろう・・・・・


  2006.12.21  「エコール」  シルバー劇場にて鑑賞  ★★★



最新の画像もっと見る

コメントを投稿