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2nd Stageトラバース

50代で転職し、第二の人生スタート。
もがいて、笑って頑張るおやじをお届けします。

3密でなければ何をやってもいいわけではない。

2020-04-22 18:17:14 | お米語り
今だに色あせない福澤諭吉「学問のすすめ」



迷いが生じた時、答が欲しい時はこれを読む。現代語訳だが。



巷ではカミュの「ペスト」が売れているが、「学問のすすめ」は教育論あり、国家論あり、親子間、男女間問題あり、高いレベルで示唆を与えてくれる。




個人と国家のあり方から見ればあの
「忠臣蔵」さえ否定する。
そういうしっかりしたものの見方、考え方が弱い自分には必要なのだ。



「世の中不条理だ、不条理だ」と叫ばれるより余程心が落ち着く。




釣りが好きだが行かないようにした。




「3密じゃないなら釣りに行ってもいいだろ」




「自由と我が儘の境目は、他人の害となることをするかしないかにある。
酒や女遊びに溺れてやりたい放題でも自由であるから構わない、と思うかも知れないが決してそうではない。やりたい放題で他の人の手本になってやがては世の中の空気を乱してしまう。人の教育にも害になるものだから、浪費したお金はその人のものであっても、その罪は許されないのだ。」
(学問のすすめより引用)



この苦しい時期に、釣りに行きたくても行けない、それどころではない自営業の方もいらっしゃる。




3密でなければ何をやってもいいとして、人に害を、世の中に悪い空気を、悪い影響を与えることはしてはいけない。



「天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず」
その文句は容易く語られるが、その本意は重く、実行せよと説かれるのだった。

五郎兵衛新田始動

2020-03-29 12:13:42 | お米語り
「稲作は1年の内で3月下旬から4月が一番忙しいね」



「収穫の秋ではないんですか」




「稲の赤ちゃんが元気に育つかが大事。元気でなければいいお米はつくれない」




毎年その農家さんが、春になると
毎日、毎日ビニールハウスを覗き込んでいるのを見かけていた。



その農家さんがいよいよ動き始める
3月、稲作スタートを見て見たかった。




「「苗間」という。この中で稲の赤ちゃんを大事に育てるんだ」



「天候が悪かったり、風が強いと心配で眠れない時もあるよ」




苗間の骨組みを五郎兵衛新田で真っ先に組み立ていたその農家さん。




「負けず嫌いだなぁ」




「東京はコロナで大変なんだろ」
「はい。五郎兵衛米を紹介する機会も失いました」




コロナの影響はまだまだ続く。
秋にはこの苗間で育てられた稲の赤ちゃんが大いなる実りで都会の食を支えるのだ。



「今晩から長野はまた雪だから、残念ですが今日帰ります」




「コロナには気を付けろよ」





日帰りになってしまった信州行き。




厚い雪雲が浅間山に向かって走り始めていた。

コロナ騒動と稲の赤ちゃん

2020-03-09 22:23:15 | お米語り
五郎兵衛米をマルシェに出店し販売しようと企画していた。



信州の農家さんにも喜んでいただけるし、何より物を販売してみたかった。




会社を出たら何の力もない、なんて、会社人生がそんな無益であろうはずがない。



お米袋に貼るパッケージや、領収書のスタンプや陳列棚のデザインや、素人なりに考えていたが、今回のコロナ騒動で出店を見合わせた。




「次回もあるのでまた是非、応募して下さい」
と言われたが、次回はいつのことなのだろう。




マルシェは実施するようだが、意地をとおして出店販売しても非難を浴びるだけだろう。



出店料の出費がなくなった分で信州の農家さんに今回の事情を話に行くことにした。





「3月下旬からが一番忙しい。稲の赤ちゃんがしっかり育っているか、心配で心配で眠れない時もあるんだよ


「稲の赤ちゃんが上手く育ってくれなかったら、いい米は作れない」



夏にまた台風は来るのだろうか。
来年もウィルス騒動があるのだろうか。




都会と対極の地で、非常食で一番頼りにされるお米が一年で一番大事な時期を迎えます。


精米方法の使い分け

2020-03-07 12:59:06 | お米語り
玄米精米してご飯を食べています。


精米で「七分突き」と「上白米」はどう違うのか。


写真の左が七分突き。
右が上白米。

色はやはり違います。



七分突きはお米のぬかをある程度残す精米で、上白米はぬかを殆ど残さない精米方法です。



ぬかには高い栄養価があるので部突きを選ぶ方もいる。



七分突きと上白米では食感は全く違う。



どちらがいいのか。



どちらもいいです。
使い分けじゃないかな。



七分突きは噛み応えがありぬかの香りも少し残る。


混ぜご飯にするには最高だね。
とろろ芋ご飯もこちらがいい。
五穀米をイメージすればいいです。



但し、お年寄りや妊婦さんには抵抗ありだな。
お年寄りはさっぱりして噛み応えのない、軽く食べられる方が好みじゃないか。
妊婦さんは少しの匂いでもダメな方もいらっしゃる。




上白米はお米そのものの美味さや色艶を楽しむのに最高だ。


美味しいお新香、少しのおかずで、ご飯をたべるには上白米がいいんじゃないか。

噛み応えのも柔らかいし匂いはない。



栄養も大事だが要は何を大事にしてお米を炊くかで精米を使い分ける。



精米の使い分けを書きましたが、そういう機会があればご参考に。
精米機がなければ出来ないことだし
あったとしても、家ではほとんど精米機の部突きタイマー変えません。




「ここぞ」のご飯の時に動かすだけ。

何でもありの中間設定。



そんなもんです。

非常事態を支えるお米 

2020-02-28 22:16:27 | お米語り
土日を前にスーパーでティッシュや手洗い石鹸、冷凍食品が売り切れ状態になり始めていた。



政府の非常事態宣言で昨年の台風災害と同じような雰囲気になって来ました。



皆さんどこにも行かずに家で待機を考えておられる。



即席麺コーナー、売り切れ。




レトルトカレーコーナー 売り切れ。


台風の時は納豆コーナーが売り切れだったが、コロナウィルス対応は長期戦だから、きっとお米コーナー売り切れじゃないか、と思っていたら案の定でした。





お米があれば日本人は何とかなる。
お米は高度な備蓄食料だ。




玄米なら常温で何ヵ月も保存できるし
特別に非常食としての余計なスペースもいらない。



カロリーが高いだの、ぬか臭いだの、減反政策に託つけた陰口たたかれ、それでもいざと言う時頼りにされているのが「お米」だ。



お米が買えない人がいたら少しお裾分けしよう。



横の繋がりがあれば乗り越えられるぞ。




この土日、頑張れお米、頑張れ日本。



朝が来ない夜はない。