幾たびか
山を越えてきたことが
歌をたよりに
ロマンを胸に
手には汗をにじませて
日毎に夢を語りつつ
春にすみれの咲くごとく
恋の甘きに酔いしれて
夏に灼熱の陽射しを浴びて
幾多の試練に立ち向かう
秋の祭りに入り混じり
心のうさを晴らすとき
故郷の歌が懐かしい
冬にあなたのぬくもり抱いて
鋭利な風に向かって歩く
でも今の僕には何もない
すべて夢のロマンスなのです。
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