詩集情熱のかけら

時を越えて言葉のリズムが淡い旋律とともによみがえってくる。
この胸の嘆きを、しがない詩編に託したい。

道  標

2013年07月05日 | 日記

 

 

     きょう、やっとあなたに会える

     浮き立つ思いをこらえて

     ゆるやかな旋律と共に

     心地よい更なるしげきを受けて

     聖なる川のほとりへと私は進む

  自信と勇気をひっさげて

  鮮やかな緑の中を

  そよ風に舞い、酔いながら

  安らぎの大地へと突き進む

  喜びも 悲しみも 怒りも 戒めも

  時を越えた無欲の世界へ流れゆく

  ああ父よ 母よ 家族よ 友よ

  みんな みんなありがとう

  故郷の山や海に感謝をこめて

  軽やかに花道を歩いて行きます

  私は復る。

  自然に復る

  水平線の彼方に虹の幕が見えてきました

  私は復る。

  自然に復る。

  安らぎの世界へと

  溶けてゆく

  無情の喜びに浸りながら

  私は復る。

  自然に復る。


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