詩集情熱のかけら

時を越えて言葉のリズムが淡い旋律とともによみがえってくる。
この胸の嘆きを、しがない詩編に託したい。

作 詞

2012年07月21日 | 日記

   深 山 の 花

 

月のあかりに 照らされて

咲いてる花の哀しさよ

ひとりぼっちのこの俺も

同じあなたとさだめなのさ

 

摘むに摘まれぬかの花は

誰が手にしていくのやら

摘んでみたとてこの俺に

どうして幸せにできようか

 

許すものなら寄りそうて

共に咲いてていたいもの

熱いこころに誘われて

くやし涙のやるせなさ

 

つくしみたとて何になる

どうせ俺には 遠(たか)すぎて

思い寄せてもかなわない

明日は切なく あの街へ



夜更けのマンボ


夜更けの渚で踊ろう 

二人で朝まで楽しく

マンボのリズムで

月明かり潮風が あなたを映して

恋するふたりは雲の中

夢中に踊ろう

夜明けの朝日が昇るまで


夜更けの渚で踊ろう

明日の事など言わないで マンボのリズムで

漁り火が燃え移る ふたりの胸に

愛するふたり幸せの言葉を交わして

燃える朝日が上がるまで


おしゃれなブラウスにマンボのリズムが

似合うあなたの素敵な動きに笑みを交わそう

何もかも忘れて今夜は踊るだけ

に流してふたり踊り明かそう


 鈴 鹿 山 歌


あか抜け空に いわし雲

鈴鹿の峰にサギが行く

ソノドの尾根は秋長けて

藪谷林道 色濃うる


青天井の絵巻物 

谷間にはゆる広葉樹

林に残る石積みが 

栄枯を語る焼尾山


鳥帽子岳尾根伝い

眼下に広がる草花の

魅惑の風情に誘われて

を奏でる山男



 奇跡を越えて


栄えの世を共に生きて

喜び、時に苦しみ

愛する仲間に支えられ

海の怒濤に耐えて

騒ぐ松の精


忘られぬ波の怒り

松原の奇跡の形見

もの皆朽ちて後の世に

未来へ続く思いを

語り繋げよう


寄せる波、戻る波も

波状連ねて襲い来る

修羅のうねりに、打ち絶えて

奇異地と変わりても

残る松の木よ


 ふる里情歌


ふる里の山や川よ

サトウキビ畑刈り入れ時期に

頬にかぶった手ぬぐいで

汗を拭いてたあの頃に

翼広げて飛んで行こう


懐かしい母のこえに

三味の音流れ語りのように

深紅の花咲くふる里へ

胸に響いたあの言葉

今も忘れず抱いて生きる


ラジオから島唄が溢れ

演歌やロック、ジャズ、クラシック

町グアの風までチャンプルに

世界平和の歌の島

毎夜夢見る、うるま島


  春の兆し


鳥が鳴き花が咲き

青空に雲がわき

爽やかな風が吹く

なんとなく良いことがありそうな春だから

みんな みんな笑顔に見える

花の道 恋の道

若い二人の春だから

の中 はなやかに

みんな楽しそうに歩いてる

あの人も この人も

時はこれから始まるよ

子猫ちゃんも わんこちゃんも

みんな、はしゃいでうれしそう




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