詩集情熱のかけら

時を越えて言葉のリズムが淡い旋律とともによみがえってくる。
この胸の嘆きを、しがない詩編に託したい。

葛 藤

2014年01月01日 | 日記

とある夜に二人は燃えた。

切なく、

激しく、

何もかも  かなぐりすてて

ただ、ひたすら抱擁した

その後、君は

月下に咲く

花のように

淡い光に  溺れていた。

 

抜けてしまった魂を

取り戻すため

無情に渚を打ち抜く

潮騒のように

天地に叫びたい。

 


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