詩集情熱のかけら

時を越えて言葉のリズムが淡い旋律とともによみがえってくる。
この胸の嘆きを、しがない詩編に託したい。

目  次

2014年12月28日 | 日記

                

                 詩集情熱のかけら 

               

                       目     次

                         1     年   輪

               2  誕生日

               3  果 報

               4  旅 路

               5  ライバル

               6  らしさ

               7  哀 愁

               8  達 磨

               9  想い出

              10  日陰に咲く花たち

              11  再 会

              12  デイゴの嘆き

              13  出逢い

              14  結 婚

              15  春の兆し

              16  春の光景

              17  五 月

                         18     作 詞

 


年  輪

2014年12月27日 | 日記

    ガジュマルの
    ガジュマルの大木

    ものも言わず
    ものも言わず
    万年の苦難に 打ち耐えて
    斑色に幹が変色している。

    枝という枝は
    台風に、へし折られて
    幹の中枢に
    ぽっかりと
    大きな穴が空いている。

  それでも
  ガジュマルは
  大地に、がっちりとへばり、
  青空へ
  さんさんと輝く

  ガジュマルの
  ガジュマルの大木

  どーんと構えた
  底知れぬ太っ腹
  苦汁を飲まされても
  じっと耐えて
  顔で笑っているだけ、
  その容量の深さに
  感嘆する。

  ガジュマルの
  ガジュマルの大木