詩集情熱のかけら

時を越えて言葉のリズムが淡い旋律とともによみがえってくる。
この胸の嘆きを、しがない詩編に託したい。

日陰に咲く花たち

2011年10月22日 | 日記

 

  野辺の花は
  人瞳にくれず
  咲いて
  散ってしまう


 人の世もまた
 哀しいことに
 どんなに
 つくしたって
 それだけ
 わかってくれることは
 いくらもない

 


想い出

2011年10月02日 | 旅行

       返らぬ夢、秋の日に
      枯れ葉の舞い散る
      野辺で二人
      そい寝をしたり、夢を語り
      歌をうたい、戯れて
 
      真澄の空を
      あおぎながら
      泣いて、笑って
          はしゃぐ二人
             
      返らぬ君
          夢の月日