詩集情熱のかけら

時を越えて言葉のリズムが淡い旋律とともによみがえってくる。
この胸の嘆きを、しがない詩編に託したい。

紺碧の渦

2013年07月09日 | 日記

      

                  ヤンが植ぃたん 命ヌ花

      花が咲ち日や いちぬ日が

      いいニセぐゎに なてぃたぼり

      春よ来たれ 我が肝に

      花が咲ちにば 我んが愛シや

      帰ぇーテイつーん。

      我ンや、ルーツイ待つんどぅー

      花咲ち日にやー ウチナーに

      帰ぇーテイ互に遊ばなや

   春よ早くマーテイくゎー

   花や早く咲ちたぼり

   ヤガテイあぬ人や帰ぇーテイつーん

   我んや、るーつい待つんどぅー

 


道  標

2013年07月05日 | 日記

 

 

     きょう、やっとあなたに会える

     浮き立つ思いをこらえて

     ゆるやかな旋律と共に

     心地よい更なるしげきを受けて

     聖なる川のほとりへと私は進む

  自信と勇気をひっさげて

  鮮やかな緑の中を

  そよ風に舞い、酔いながら

  安らぎの大地へと突き進む

  喜びも 悲しみも 怒りも 戒めも

  時を越えた無欲の世界へ流れゆく

  ああ父よ 母よ 家族よ 友よ

  みんな みんなありがとう

  故郷の山や海に感謝をこめて

  軽やかに花道を歩いて行きます

  私は復る。

  自然に復る

  水平線の彼方に虹の幕が見えてきました

  私は復る。

  自然に復る。

  安らぎの世界へと

  溶けてゆく

  無情の喜びに浸りながら

  私は復る。

  自然に復る。