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詩集情熱のかけら

時を越えて言葉のリズムが淡い旋律とともによみがえってくる。
この胸の嘆きを、しがない詩編に託したい。

年  輪

2014年12月27日 | 日記

    ガジュマルの
    ガジュマルの大木

    ものも言わず
    ものも言わず
    万年の苦難に 打ち耐えて
    斑色に幹が変色している。

    枝という枝は
    台風に、へし折られて
    幹の中枢に
    ぽっかりと
    大きな穴が空いている。

  それでも
  ガジュマルは
  大地に、がっちりとへばり、
  青空へ
  さんさんと輝く

  ガジュマルの
  ガジュマルの大木

  どーんと構えた
  底知れぬ太っ腹
  苦汁を飲まされても
  じっと耐えて
  顔で笑っているだけ、
  その容量の深さに
  感嘆する。

  ガジュマルの
  ガジュマルの大木


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