横須賀のヴェルニー公園や駅、海上自衛隊の横須賀地方総監部で、いろいろな種類の乗り物の展示や一般公開がありました。
うちの家族の目的は、海自の一般公開です。
今回は、練習艦の「やまぎり(護衛艦)」と、実際にインド洋に派遣された補給艦「ときわ」。
どちらも、艦艇に乗れるのが魅力。左の写真を見て分かるとおり、すごい人出です。
小さな男の子も多いですが、年配の男の方も大変多くいらしています。もちろん女性も多いですよ。
まずは「やまぎり」に乗船します。
140mを超える高さは、普段大きな船を見ることが少ないので圧巻なのです。
写真左から「やまぎり」と「ときわ」です。「ときわ」は洋上で運航しながら他の船に燃料補給します。
なので横幅がとても大きいのが分かりますね。
右の写真、他の艦艇に燃料を補給するときに伸ばすホースが畳まれているところです。
2基4本の大きなホースが左右に付いています。このほかに貨物用の小さな装備もあるようです。
以前、空中給油する飛行機の様子をテレビで見たことがありますが、(このとき、すごく感動)
海の上で、走りながら給油するって言うのも、すごいです。
しかも、展示してある写真では、「ときわ」の左右に艦艇がいて、同時に両方に補給している様子。
素人にはどうしてそんなことが出来るのだろうと思ってしまいますが、さすがですね。
「やまぎり」を見学した後は、艦から艦へ橋で移動します。
横須賀は、自衛隊とアメリカ海軍の基地があるので、向こう岸には米海軍の基地が見えています。
そんな湾内をミニクルーズする催しもあり、クルーズ船が沈むのではないかと思うほどのお客さんが乗船していました。
クルーズ船が米海軍基地に近い湾内に差し掛かると、海軍の警備艇がビューンとやってきます。
警備のためですが、悪い船ではないことを向こうも知っているので、穏やかな表情で見守っています。
「軍港めぐり」というクルーズが普段から運航されており、私も乗ったことがありますが、
これは、アメリカ軍の艦艇もたくさん見られるので、大変興味深いです。
うまく時期が合えば、「ジョージ・ワシントン」が見られます。昨日もいたようです。
艦艇は、ほとんどが灰色で、しかも大きすぎるために遠いとビルのように見えがち、よく見ないと分かりません。
これは、ときわの艦上から横須賀のショッピングビルを見たところ。
一般の人が普通に暮らしている場所と、このようなごっつい装備が一緒に風景になるところが
横須賀の特徴ですね。
ところで、作家 有川 浩の「海の底」という小説がありまして、
普段自衛隊の潜水艦は、米海軍の基地横に停泊されていますが、ここが舞台となっています。
読後でしたので、記念に写真を撮りました。
今年は震災で、自衛隊の皆さんが大変な仕事をしている場面をよく拝見しました。
普段、接点がないので分からないことだらけですが、一般公開日などに行くと、
少しだけ理解が深まる気がします。大変な仕事だと思いました。