上野 東京国立博物館で、2月21日まで、『始皇帝と大兵馬俑』が開催されています。
昨年10月から行っており、とても混雑しているようでしたので、
年末まではどうしようかな~と思っていましたが、行ってまいりました。
1月17日(日)雪の前の日、顔に当たる風がとても寒かったのですが、
上野駅前には多くの人々が行き交っていました。
みんな、博物館?今日も混んでるのかな?と
歩いていくと、大方のお客さんは動物園の方向へ・・・
動物園って、四季を通じて人気があるんですね。
博物館は、ほどほどの来場者数。ゆっくり見られるかな、と中へ・・・
まずは展示作品リストを手に取り、用意はOK。
会場は大きく2つに分かれており、最初の会場は、出土品が展示されていました。
日常的に利用していた壺や道具類、装飾具。墓に入れるために作られた品々。
その頃の権力者たちが好んだデザインのものなどがよくわかる解説とともに展示されています。
次の会場はいよいよ兵馬俑。
まず目に入ったのが銅車馬。あれ?小さいと思ったら、2分の1スケール。
しかし、その精密さがすごい。複製品とはいえ細かな部分まで作りこまれていますので、
見ごたえは十分にあります。
先へ進むと、広いスペースへ。
少し高い歩道から見渡すと、兵馬俑坑を思わせるような展示になっています。
兵馬俑の1体1体がみな異なる顔をしていて、手にした武器によってポーズも違います。
(武器は持っていないですが、展示説明に想像図が描かれています。)
矢を射るものは構えて、馬を操るものはそのように、
どれもが息をしそうなくらいの迫力です。
そして、説明がなくともわかる将軍俑。衣服も違いますが、威厳が感じられるのです。
奥の壁には実際の兵馬俑杭を思わせるように軍団が描かれ、
その前に何列かの兵馬俑(複製)が置かれています。
この複製も、この展覧会のために中国で作られたのだとか。
圧倒的な数が想像できる展示方法に、本物のスケールの大きさを知ることができます。
夜の博物館で、そーっと見たら、怖いだろうな。歩いていたらどうしよう・・・!
と思ってしまうほど。
映像では、この兵馬俑に着色を施したものを見ることができ、
色がなくてもこの迫力なのに、もし色彩があったらどうなのかを知ることができます。
会場の隅のスペースには、写真撮影が出来るコーナーもありました。
記念撮影のように、兵馬俑の前で同じポーズを取る方もいましたよ。
会場外にはグッズ販売のコーナー、嫌いではありません(むしろ好き)
展示品に合わせたクリアファイルを購入するのが最近のパターン。
今回もいただきました。
あと一つ、ちょっと可愛かったので、
兵馬俑チョコレートです。食べるのもったいないかな。
小国だった秦が次第に繁栄していった様子、兵馬俑の迫力。
学生時代は試験のためにやっとこさ覚えていた歴史ですが、
この年になって面白くなり、大変興味深く鑑賞できた一日でした。
一般1600円(当日)
平成館での特別展です。