▲昔のダンスホール(4) 、を書いた時に、今度こそ、これで終わりだと思っていた。 が、新しい話題が二つ出てきたので、再度の追加記事を書くことにしたことを、
前回のエントリー、: 昔のダンスホール(5・A)
に述べ、その第一の話題である、『新聞記事』の紹介をした。
★もう一つの話題は、今回触れる、
先週末、6/9―10に行なわれた日本インター競技会の成績 である。
簡単に言うと、従来上位を占めていた、日本のプロ選手の成績が振るわず、若手の成績が上位に並んだ事である。
従来の有名選手が、かなり早い段階で予選落ち、したりするケースが目立った。
結論的に言うと、これは、非常に良い事である。
と言っても、一般の方には分り難い話、だと思うので、
立ち入った解説 を、せねばなるまい。
ずっと以前には、日本で行なわれるダンス競技会では、
『世界・・・大会』の名を冠して、外国から一流選手が参加していても、
競技判定は、優勝以下、上位入賞は日本人選手が占めて、
私等が見ていると、実に奇妙な、無理な、審査結果であった。
数年前から、この風潮は改まって、
矢張り全世界での上位選手が、日本選手を抑えて、上位に判定されるようになった。
この様な変化の裏事情は、私にはよく分らないが、概ね推察できるような気がする。 というのは、
私が裏事情を知り得た、幾つかの競技会では、
開催の前から、入賞の順位が決まっていた
という経緯、があった。
次の、次の大会の順位の予定なんて話もあって、事実、結果を見ると予め漏れ聞いていた話の通りになったものである。
A選手は来年引退するから、今年の大会で優勝させてやろう。
そのために、B選手の方が現在の実力は上位だが、今回の大会の順位は2位にして、来年に優勝させよう・・なんて話が聞こえて来て、現実に判定結果を見ると、その通りになっていた。
『世界・・大会』の名を冠している競技会で、外国から参加している一流選手が、明白な不公正な、競技判定で順位を付けられても、文句を言わずに参加していた事情も、略、推測が付く。
言うならば、これは、相撲の世界よりもプロレスの世界に近いもので、大人が本気になって、カリカリするもの、ではなかった。
流石に国際的に、これでは通らなくなった結果が、
最近数年間の、ダンス競技会の公正な判定、になったのである。
とは言っても、予選段階での順位では、矢張り従来の因習が、いろいろと残っていた。
それが今回は、かなり明白に変わった、ことが見て取れるのである。
私はこれを何も、ダンス界のプロだけを、責めるには当らない、と思う。
最近でこそ、マスコミが、したり顔で騒いで見せているが、
官公庁の扱う入札制度に談合が行われてきた事は、
長い間、大人の常識であった。
談合に批判的な業者は、官公庁の入札から締め出された。
学者の世界だって、昔は
教授が、研究室の若手の研究成果を搾取していたが、
其処でも、これは常識であったことを、
キャズ君のブログ記事に書いてあった。
自分が書いた研究論文を、上司の教授の名前で発表する事は、
将来自分が教授に昇進する為の投資であった。
会社員が業務として行なった発明の対価を訴訟に依って求めるのが、中村氏の青色ダイオード以来、普通のことになったし、
国立大学教授の特許取得を、新聞が見当違いな批難をしなくなり、寧ろ政府がこれを奨励するようになった。
ダンスの世界でも、自分の属する教室で奉仕する事が、
親分のプロに引き回してもらう為の条件であり、
素人のお弟子さんのレッスン料の分け前が不満でも、
親分と衝突する事は、この世界での将来を、閉ざす事を意味した。
それが、今回の日本インターでは崩れかけた
のを感じられるのである。
良かったなあ、と感じ、大きな進歩だと思う。
前回のエントリー、: 昔のダンスホール(5・A)
に述べ、その第一の話題である、『新聞記事』の紹介をした。
★もう一つの話題は、今回触れる、
先週末、6/9―10に行なわれた日本インター競技会の成績 である。
簡単に言うと、従来上位を占めていた、日本のプロ選手の成績が振るわず、若手の成績が上位に並んだ事である。
従来の有名選手が、かなり早い段階で予選落ち、したりするケースが目立った。
結論的に言うと、これは、非常に良い事である。
と言っても、一般の方には分り難い話、だと思うので、
立ち入った解説 を、せねばなるまい。
ずっと以前には、日本で行なわれるダンス競技会では、
『世界・・・大会』の名を冠して、外国から一流選手が参加していても、
競技判定は、優勝以下、上位入賞は日本人選手が占めて、
私等が見ていると、実に奇妙な、無理な、審査結果であった。
数年前から、この風潮は改まって、
矢張り全世界での上位選手が、日本選手を抑えて、上位に判定されるようになった。
この様な変化の裏事情は、私にはよく分らないが、概ね推察できるような気がする。 というのは、
私が裏事情を知り得た、幾つかの競技会では、
開催の前から、入賞の順位が決まっていた
という経緯、があった。
次の、次の大会の順位の予定なんて話もあって、事実、結果を見ると予め漏れ聞いていた話の通りになったものである。
A選手は来年引退するから、今年の大会で優勝させてやろう。
そのために、B選手の方が現在の実力は上位だが、今回の大会の順位は2位にして、来年に優勝させよう・・なんて話が聞こえて来て、現実に判定結果を見ると、その通りになっていた。
『世界・・大会』の名を冠している競技会で、外国から参加している一流選手が、明白な不公正な、競技判定で順位を付けられても、文句を言わずに参加していた事情も、略、推測が付く。
言うならば、これは、相撲の世界よりもプロレスの世界に近いもので、大人が本気になって、カリカリするもの、ではなかった。
流石に国際的に、これでは通らなくなった結果が、
最近数年間の、ダンス競技会の公正な判定、になったのである。
とは言っても、予選段階での順位では、矢張り従来の因習が、いろいろと残っていた。
それが今回は、かなり明白に変わった、ことが見て取れるのである。
私はこれを何も、ダンス界のプロだけを、責めるには当らない、と思う。
最近でこそ、マスコミが、したり顔で騒いで見せているが、
官公庁の扱う入札制度に談合が行われてきた事は、
長い間、大人の常識であった。
談合に批判的な業者は、官公庁の入札から締め出された。
学者の世界だって、昔は
教授が、研究室の若手の研究成果を搾取していたが、
其処でも、これは常識であったことを、
キャズ君のブログ記事に書いてあった。
自分が書いた研究論文を、上司の教授の名前で発表する事は、
将来自分が教授に昇進する為の投資であった。
会社員が業務として行なった発明の対価を訴訟に依って求めるのが、中村氏の青色ダイオード以来、普通のことになったし、
国立大学教授の特許取得を、新聞が見当違いな批難をしなくなり、寧ろ政府がこれを奨励するようになった。
ダンスの世界でも、自分の属する教室で奉仕する事が、
親分のプロに引き回してもらう為の条件であり、
素人のお弟子さんのレッスン料の分け前が不満でも、
親分と衝突する事は、この世界での将来を、閉ざす事を意味した。
それが、今回の日本インターでは崩れかけた
のを感じられるのである。
良かったなあ、と感じ、大きな進歩だと思う。
昔はダンスも、A級選手といったら大したものだったが、今は自分のお教室も持てないから、逆にC級にもなれない程度の悪い教師が、おばさんを煽てて金を巻上げている。 昔は大学生って大したものだったが、今はアルファベットも読めないからニートになって社会のお荷物。
乱世になるのが、良い事なのだろうか
でも、「音楽なんて、どうでも良いのだ」なんて言うトッププロが居座ったり、お笑いタレントの悪ふざけをダンスだと思っているテレビ局の悪影響を排除するのには、正しい方向に向けての第一歩だと、私は思います。
大学生の質が低下して、アルファベットも読めない若者を大学生と呼ぶようになるまでには、半世紀の時間が掛かったのです。 この機関に、代議士だって、政見で選ぶのでなく、あらゆる意味(?)での知名度で選出されるようになったのです。
某月某日、突然に世の中が良くなる方法はないと思いますから、方向が修正されただけでも喜ばしいと思います。
F先生は、お教室のオーナーよりも遥かにお上手なのに、競技会では下位にされていたし、自分ではお教室が持てなくて気の毒だと思っていた。 それが、今度は、更に若い選手が上位に行くなんて、世の中は運・不運がありますね。
更に不合理なのは、プロ達は一応所得税を納めていますが、公民館などを無料で、或いは安く借りて、会費を儲けている、パーテイー屋がダンスはアマチュアでも下手なのに、税金を納めずにプロの教師よりも遥かに多額の所得を儲けているのが、目に付きます。
税務署も怠慢でいい加減だと思いますが、F先生たちのような人は、これからどうなるのでしょうか。
それから、二人のピアニストさんは、前回の記事で、若い頃の山口さんのては握ったかどうかは知りませんが、その後、銀座『姫』で握った事を書いてないのは、矢張り不良らしく思いました。
本日は、コメントと、古い写真を有難う御座いました。 良く、私が分りましたね。 この写真の三笠宮杯での時に、髭の殿下の隣の解説者の次に、二人分スペースを開けて座っているのは、確かに私です。 まさかあの時の写真を頂くなんて思って居ませんでした。 貴重なものを有難う御座いました。
2007/7になってからの私のエントリーを見て頂けばお分かりのとおり、私はブログを止めるかも知れないのを前提に、現在頂くコメントTBの殆どは消去しているので、Mariko様のコメントも消させて頂きます。 お礼だけを、此処で申上げます。
それにしても、貴方様の勘のよさに脱帽です。 機会が有れば、一度お目にかかりたく思います。