MOON STONE

ジョジョ花x承 男塾桃x獅子 赤x桃 伊達x獅子小説専門サイトです。

元日

2007-01-04 09:33:18 | 男塾伊達x獅子
「改めて、明けましておめでとう。承太郎。」「改めて、明けましておめでとう。典明。」まだ暗いうちに目を覚ました二人は目覚めのキスを交わした。
二人は眠気覚ましに露天風呂に浸かった。空はまだ暗く、西の空には明けの明星が輝いていた。お湯に浸かるうちに自然と目が覚めてくる。
「今年も温泉で幕を明ける年になったな。」「そうだね、温泉で始まるとその年は必ずいい年になるんだよ。」「今年も幸せな年にしていこう。」二人は身を寄せ合いお湯に浸かった。
やがて東の空が白み始めたとき
「そうだ、承太郎、せっかくだから…」花京院は承太郎の頬を手に取り、唇を重ねた。「んっ…ぅう…」舌が口腔内に進入し、葉の裏まで舐め取る。唇を重ねると蜜の糸が銀色に輝いた。
「典明、こんなところじゃ…」「大丈夫だよ。夕べは殆どの泊り客は宴会していて、この時間はまだ起きてこないし、ゆっくり楽しめるよ。」露天風呂での愛の行為は初めてではない。むしろ何度も経験はあるが、見られるかもしれないという危険を伴う。もし見られたら、それでも繰り返される花京院のキスは、承太郎の口腔に残るわずかな空気と理性を吸い取ると同時に、官能を与えた。
花京院は承太郎を膝に乗せるように後ろから抱き上げると、耳朶、首筋に舌と指を這わせ、万年青の実を思わせる乳首をつまんで転がした。
「…うぅ…んっ…ああぅ…はぁ…ぁぁう、のり…あき…」「もう硬くなってるよ、新年から感じやすいね…」指先がときに軽くつねり、軽く爪を立てるたび、承太郎の体はびくんとはねる。
花京院は片手で承太郎の乳首を片方ずつ愛撫しながら、もう片手を脇の下、脇腹、臍の回り、背筋、太股へと這わせ、熟れ始めた果実を握ってしごき始めた。水引のように繊細な舌と指が、承太郎の肌を淫らに踊るたび、承太郎はお湯を波打たせて快感をあらわす。愛撫の快感と温泉の熱で承太郎の肌は紅梅色に色づく。
「のり…あき、もう、出そうだ…」承太郎は花京院の手の中で達しそうになったが、花京院は直前で愛撫の手を止めてしまう。
「だめだよ、自分だけ気持ちよくなったら…」「典明、俺も…」承太郎は花京院の足の間に顔を埋め、甘く熟れた果実を口に含みフェラチオした。
「むぐっ…んぐっ…んぐっ、典明の、甘い…」「承…たろぅ…ぅ、うますぎる…」花京院は舌を動かす承太郎の頭を撫でながら、快感にうっとりと身を任せた。
「…あ、じょう…太郎、僕も、で、出そう…ぁ…」花京院は承太郎の口腔にお屠蘇のように甘い果汁を流し込んだ。
「典明の、甘い…」「承太郎、愛してるよ…」二人は果汁と蜜に濡れた唇を重ねあった。空が次第に明るくなる。
花京院は承太郎を再び後ろから膝に乗せるように抱きかかえてお湯に浸かると、お尻の割れ目を開き、息づく蕾に指を入れ、蜜壷をかき回した。指が中で蠢くたび溢れ出る蜜がお湯に溶け出す。
「お願いだ、典明のが欲しい…指だけじゃ我慢できない…」「そろそろ入れてあげるよ…」花京院は承太郎の蕾に果実をあてがい、一気に貫いた。同時に地平線から、2007年最初の太陽が頭を出した。空が明るい金色に彩られる。
「クウっ…ぅ、ぅう、あ、ああぅ…はぁ…のり、ぁき…」「じょう…たろぅ…そんなに、強く締めたら、ちぎれ、そう…」二人はお湯を波打たせながら腰を動かし快感を求め合った。腰の動きに合わせるように太陽が昇り、新年の日差しで周りを彩る。花京院は承太郎を貫きながら耳朶に軽く歯を立て、更なる快感を与える。
「のり、明…もう、ぃ、イキそうだ…」「承、太郎…まだ、イったら、だめだよ…僕が、先に…ァ…」花京院は承太郎の蕾の中に大量の果汁を迸らせた。同時に太陽が完全にその姿を現した。
承太郎は懸命にイキそうなのを堪えていた。「まだイってないね…」「まだ何とか持ってる、でもそろそろ限界が近い…」「ちゃんと我慢できたね、いい子だ…」花京院は承太郎の今にも爆発しそうな果実を口に含んだ。柔らかく温かな口腔の快感に耐え切れず、承太郎は大量の果汁を流し込んだ。
「承太郎の、美味しい…」「おかげでお湯を汚さずに済んだぜ。」「汚したらバチがあたるよ。これはご褒美だよ。」花京院は承太郎の頬に口付けた。
オルガズムのあと、二人はお湯に浸かったまま抱き合い、余韻を味わっていた。火照りの残る肌にお湯が心地よい。「おかげで今年もいい一年になりそうだ。」「今年もお互い、幸せな年にしようね。」昇ったばかりの太陽に見守られ、二人は今年もお互い幸せな年になることを祈るキスを交わした。

身支度、朝食、チェックアウトを済ませると、バスに乗り、出雲大社に初詣に向かった。
出雲大社についた二人は壮大な社に作法道理に手を合わせ、縁結びの神である大国主命に二人が縁あって出会ったことに感謝し、いつまでも一緒にいられることを祈った。お天気もよく、境内には晴れ着姿の初詣客や観光客で賑わっていた。絵馬を奉納し、宝物殿を見学し、神楽を楽しんだ後、出雲大社を後にした。
総合案内所でレンタサイクルを借りると島根ワイナリーに行った。小春日和の穏やかな日差しの下、風を感じながら走るのは楽しい。ついたのは丁度お昼ごろ、ワイナリー内にあるバーベキューレストランで島根牛のバーベキューを食べ、ワインつくりの過程を見学したあと、物販コーナーで島根ワインをお土産に買った。
再び自転車に乗ると、日本の渚100選に選ばれた伊佐の浜を散策した。浜辺からは日本海が見渡せる。白い砂浜を歩くと、海からの風が心地よい。観光客や地元の人が同じように散策を楽しんでいた。「美しい海だな。心まで穏やかになる。」「承太郎のほうが綺麗だよ。」波も穏やかな日本海とウミネコに見守られ、二人はキスを交わした。
3時ごろ、案内所に自転車を返して、一畑電鉄で出雲市駅に向かった。車窓からはのどかな田園風景が広がる。「今回の出雲旅行も楽しいものになったな。」「温泉にも入れたし、出雲大社に初詣もできたね。今年もまた1年いい年になりそうだね。でももうすぐこの神代の国ともお別れだと思うと寂しいね。」「またいけばいい。次にここにくるときは、今回行かなかったところに行ってみてもいいだろう。」「そうだね。また一緒にいこうね。」二人は次に来ることを約束するように手を握り合った。
出雲市駅から在来線に乗り岡山まで出た二人は、岡山から帰りの新幹線に乗った。列車が動き出すと楽しかった思い出とともに一抹の寂しさを感じる。
「今回の旅行も楽しかったぜ、また二人で旅行しよう。」「国内、海外問わず旅行して思い出をまた作っていこうね」
車内で今回の旅行の思い出を語り合った。
二人を乗せた新幹線は東京へと向かっていった。

コメント:去年の暮れに書いたレポートの続きです。出雲は何度行ってももすばらしいところです。