深まる秋。
承太郎と花京院は学園祭の翌日の代休を利用して、奥多摩で渓流釣りを楽しんだ。といっても渓流の一部に放流された養殖のマスを釣るという、釣竿を握ったことのない人でも手ごろにできるものだった。二人は釣りなどしたことがなかったがそれでも2.3匹のマスを釣り上げた。ウイークデイということもあり割と空いていたのでゆっくりと釣りを楽しめた。まわりには中高年のグループが同じように釣りを楽しんでいた。
二人は釣ったばかりのマスを塩焼きにして食べた。ちょうど奥多摩は紅葉の盛り、モミジや楓、クヌギにブナ、ナナカマドなどが唐紅や山吹色、朽葉色に柿色と色鮮やかに染まり、山を綾錦のように彩っていた。
「こうして綺麗な空気を吸いながら紅葉を見ていると、同じ東京であることを忘れるな。」「都会の釣堀とはまた違う感じがするね。」「釣堀よりも本格的で、それでも手軽に釣りが楽しめるのが気に入ったぜ。」二人は紅葉を楽しみながら滋味溢れるマスを味わった。紅葉を眺めながら味わうマスは格別だった。
昼食の後、二人は川岸を歩きながら上流へと向かった。聞こえるのは川のせせらぎと野鳥の鳴き声だけ。澄んだ秋晴れの空と紅葉が都会の喧騒を忘れさせてくれる。
暫く歩いた後「そうだ承太郎、少し一休みしていこう。」花京院は承太郎の頬を手に取り唇を重ねた。「んっ…うぅ…」舌が口腔内に進入し、歯の裏までなめとる。
「典明、こんなところじゃ…」「大丈夫だよ、今日は山もそれほど込んでないし、ゆっくり楽しめるよ。」確かに今日は世間ではウイークデイなのでハイカーもそれほど多くない。しかし、時間のある中高年のハイカーも少なくない。現にさっきもすれ違った。もし見られたら、それでも繰り返される花京院のキスは、承太郎の口腔に僅かに残る空気と理性を吸い取り、官能を与える。
花京院は承太郎をそばにある大きな岩にもたれさせるように立たせると、耳朶、首筋に舌と指を這わせ、シャツを口で捲り上げ、ナナカマドの実を思わせる乳首を口に含み吸った。「…ァ、ああゥ…はァ…はァっ…のり、あき…」「承太郎だってもう固くしてるよ…感じるんだね…」舌で転がし歯が軽くくすぐるたびに、承太郎の体がびくんと薄の穂のようにしなる。
花京院は承太郎の乳首を片方ずつ吸いながら、空いた手を脇の下、脇腹、臍の周り、背筋と這わせ、ズボンと下着の中に入れ、熟れ始めた果実を揉み解した。羽毛のように柔らかく繊細な舌と指が肌の上を淫らに踊るたび、承太郎の肌は快感に紅葉のように艶やかに染まる。見られるかもしれないというスリルと屋外の開放感が二人を大胆にさせた。
「のり、明…もう、出そうだ…」承太郎は花京院の手の中で達しそうになったが、花京院は直前で愛撫の手を止めてしまう。「だめだよ、自分ばかり気持ちよくなってたら…」「典明、俺も…」承太郎は花京院の足元に跪き、ズボンのジッパーを口で下ろすと、甘く熟れた果実を口に含みフェラチオした。
「むぐっ…んぐっ…んゥ…典明の、甘い…」「承…たろう、すごく、う、うまいよ…」花京院は承太郎の頭を撫でながら、うっとりとフェラチオの快感に酔いしれた。「…ァ、承…たろう、僕も、で、でそう…ァ…」花京院は承太郎の口腔に熱く甘い果汁を流し込んだ。「典明の、美味しい…」「承太郎、愛してるよ…」二人は果汁と蜜に濡れた唇を重ねあった。秋の日差しが上気し、紅葉のように染まった肌を美しくも艶やかに彩る。
花京院は承太郎に再び岩にもたれさせるように立たせると、ズボンと下着を足首まで下ろした。「アン、恥ずかしい…」「承太郎のここ、もう欲しがってるよ…」花京院は承太郎の蕾に指を入れ、蜜壷をかき回した。指が中で蠢くたびに溢れ出る蜜が太股を伝い、川岸にしみ込む。「お願いだ、典明のが欲しい…」「そろそろ入れてあげるよ…」花京院は承太郎の蕾に果実をあてがい、一気に貫いた。
「クウっ…ゥっ…うぅ…あ…はァ…ああっ…のり、あき…」「じょう…太郎、よく、しまって、すごく…いいよ…」二人は岩を揺らすほど腰を動かし、快感を求め合った。貫かれ熱くなった体に岩のひやりとした感触が混ざり合い、更なる快感を生み出す。二人のあえぎ声と川のせせらぎ、野鳥の鳴き声が混ざり合い、官能的なハーモニーを奏でる。「…ァ、のり、あき…もう、イ、イキそうだ…」「承…太郎、まだ、イッたらだめだよ…僕が、先に…ァ…」花京院は承太郎の蕾の中に大量の果汁を流し込んだ。秋風がモミジの枝を揺らす。
承太郎は懸命にイキそうになるのを堪えていた。「まだイってないね?」「まだなんとかもってる、でもそろそろ限界が近い…」「ちゃんと我慢できたね、いい子だ…」花京院は承太郎の今にも爆発寸前の果実を口に含んだ。柔らかく暖かな口腔の快感に承太郎は大量の果汁を流し込んだ。
「承太郎の、美味しい…」「おかげで岩を汚さずにすんだぜ…」「自然を汚さないのがハイカーのマナーだよ。これはご褒美だよ。」花京院は承太郎の頬に軽く口付けた。
オルガズムのあと、二人は岩にもたれたまま抱き合い余韻を味わっていた。火照った肌に秋の空気が心地よい。「毎年のことだけど紅葉を見ていると、今年もあと1ヶ月と少ししかないって思うね。」「つい最近、花見したばかりだと思ったんだが。だが、月日が過ぎるのが短く感じるのはそれだけ充実した日々を送ってる証拠だ。」「僕も、承太郎と恋人同士になってから1年が過ぎるのが早く感じられるけど、1日1日を大切にしてるから短く感じられるんだね。来年も二人で紅葉を見に行こうね。」「奥多摩でも都内の公園でもな。」紅葉と渓流に見守られ、二人は来年の今頃も一緒にすごすことを約束するキスを交わした。
百舌が二人の頭上を横切った。
コメント:恒例になった紅葉ネタです。子供のころ、奥多摩にマス釣りに行ったのを思い出して書きました。
承太郎と花京院は学園祭の翌日の代休を利用して、奥多摩で渓流釣りを楽しんだ。といっても渓流の一部に放流された養殖のマスを釣るという、釣竿を握ったことのない人でも手ごろにできるものだった。二人は釣りなどしたことがなかったがそれでも2.3匹のマスを釣り上げた。ウイークデイということもあり割と空いていたのでゆっくりと釣りを楽しめた。まわりには中高年のグループが同じように釣りを楽しんでいた。
二人は釣ったばかりのマスを塩焼きにして食べた。ちょうど奥多摩は紅葉の盛り、モミジや楓、クヌギにブナ、ナナカマドなどが唐紅や山吹色、朽葉色に柿色と色鮮やかに染まり、山を綾錦のように彩っていた。
「こうして綺麗な空気を吸いながら紅葉を見ていると、同じ東京であることを忘れるな。」「都会の釣堀とはまた違う感じがするね。」「釣堀よりも本格的で、それでも手軽に釣りが楽しめるのが気に入ったぜ。」二人は紅葉を楽しみながら滋味溢れるマスを味わった。紅葉を眺めながら味わうマスは格別だった。
昼食の後、二人は川岸を歩きながら上流へと向かった。聞こえるのは川のせせらぎと野鳥の鳴き声だけ。澄んだ秋晴れの空と紅葉が都会の喧騒を忘れさせてくれる。
暫く歩いた後「そうだ承太郎、少し一休みしていこう。」花京院は承太郎の頬を手に取り唇を重ねた。「んっ…うぅ…」舌が口腔内に進入し、歯の裏までなめとる。
「典明、こんなところじゃ…」「大丈夫だよ、今日は山もそれほど込んでないし、ゆっくり楽しめるよ。」確かに今日は世間ではウイークデイなのでハイカーもそれほど多くない。しかし、時間のある中高年のハイカーも少なくない。現にさっきもすれ違った。もし見られたら、それでも繰り返される花京院のキスは、承太郎の口腔に僅かに残る空気と理性を吸い取り、官能を与える。
花京院は承太郎をそばにある大きな岩にもたれさせるように立たせると、耳朶、首筋に舌と指を這わせ、シャツを口で捲り上げ、ナナカマドの実を思わせる乳首を口に含み吸った。「…ァ、ああゥ…はァ…はァっ…のり、あき…」「承太郎だってもう固くしてるよ…感じるんだね…」舌で転がし歯が軽くくすぐるたびに、承太郎の体がびくんと薄の穂のようにしなる。
花京院は承太郎の乳首を片方ずつ吸いながら、空いた手を脇の下、脇腹、臍の周り、背筋と這わせ、ズボンと下着の中に入れ、熟れ始めた果実を揉み解した。羽毛のように柔らかく繊細な舌と指が肌の上を淫らに踊るたび、承太郎の肌は快感に紅葉のように艶やかに染まる。見られるかもしれないというスリルと屋外の開放感が二人を大胆にさせた。
「のり、明…もう、出そうだ…」承太郎は花京院の手の中で達しそうになったが、花京院は直前で愛撫の手を止めてしまう。「だめだよ、自分ばかり気持ちよくなってたら…」「典明、俺も…」承太郎は花京院の足元に跪き、ズボンのジッパーを口で下ろすと、甘く熟れた果実を口に含みフェラチオした。
「むぐっ…んぐっ…んゥ…典明の、甘い…」「承…たろう、すごく、う、うまいよ…」花京院は承太郎の頭を撫でながら、うっとりとフェラチオの快感に酔いしれた。「…ァ、承…たろう、僕も、で、でそう…ァ…」花京院は承太郎の口腔に熱く甘い果汁を流し込んだ。「典明の、美味しい…」「承太郎、愛してるよ…」二人は果汁と蜜に濡れた唇を重ねあった。秋の日差しが上気し、紅葉のように染まった肌を美しくも艶やかに彩る。
花京院は承太郎に再び岩にもたれさせるように立たせると、ズボンと下着を足首まで下ろした。「アン、恥ずかしい…」「承太郎のここ、もう欲しがってるよ…」花京院は承太郎の蕾に指を入れ、蜜壷をかき回した。指が中で蠢くたびに溢れ出る蜜が太股を伝い、川岸にしみ込む。「お願いだ、典明のが欲しい…」「そろそろ入れてあげるよ…」花京院は承太郎の蕾に果実をあてがい、一気に貫いた。
「クウっ…ゥっ…うぅ…あ…はァ…ああっ…のり、あき…」「じょう…太郎、よく、しまって、すごく…いいよ…」二人は岩を揺らすほど腰を動かし、快感を求め合った。貫かれ熱くなった体に岩のひやりとした感触が混ざり合い、更なる快感を生み出す。二人のあえぎ声と川のせせらぎ、野鳥の鳴き声が混ざり合い、官能的なハーモニーを奏でる。「…ァ、のり、あき…もう、イ、イキそうだ…」「承…太郎、まだ、イッたらだめだよ…僕が、先に…ァ…」花京院は承太郎の蕾の中に大量の果汁を流し込んだ。秋風がモミジの枝を揺らす。
承太郎は懸命にイキそうになるのを堪えていた。「まだイってないね?」「まだなんとかもってる、でもそろそろ限界が近い…」「ちゃんと我慢できたね、いい子だ…」花京院は承太郎の今にも爆発寸前の果実を口に含んだ。柔らかく暖かな口腔の快感に承太郎は大量の果汁を流し込んだ。
「承太郎の、美味しい…」「おかげで岩を汚さずにすんだぜ…」「自然を汚さないのがハイカーのマナーだよ。これはご褒美だよ。」花京院は承太郎の頬に軽く口付けた。
オルガズムのあと、二人は岩にもたれたまま抱き合い余韻を味わっていた。火照った肌に秋の空気が心地よい。「毎年のことだけど紅葉を見ていると、今年もあと1ヶ月と少ししかないって思うね。」「つい最近、花見したばかりだと思ったんだが。だが、月日が過ぎるのが短く感じるのはそれだけ充実した日々を送ってる証拠だ。」「僕も、承太郎と恋人同士になってから1年が過ぎるのが早く感じられるけど、1日1日を大切にしてるから短く感じられるんだね。来年も二人で紅葉を見に行こうね。」「奥多摩でも都内の公園でもな。」紅葉と渓流に見守られ、二人は来年の今頃も一緒にすごすことを約束するキスを交わした。
百舌が二人の頭上を横切った。
コメント:恒例になった紅葉ネタです。子供のころ、奥多摩にマス釣りに行ったのを思い出して書きました。