遊々庵

懐手で、風に任せてゆっくり歩いてみたい。残された時間を大切に。

「山クジラ」今年も

2024-02-26 11:14:15 | 日記
2月25日(日)8時50分に起きる。小雨が降っていて、寒い。

今日は長女の運転で月参り。11時半ごろ墓苑に到着したが、雨のた
め急坂を上るのが危険なので、娘2人に代参してもらい、私はふもと
の駐車場で手を合わす。
1月は寒いのと娘たちの日程が合わず、月参りはスルーした。

墓参後、北へ20キロほど走り、猪名川町の道の駅にある猪肉店へ。こ
の時期は恒例の猪肉買い。店内にある2頭のイノシシのはく製に「やあ、
また来たよ」と、頭をちょんちょんと撫でて「ご挨拶」。昨年まではイノ
シシ君たちもコロナのためマスク姿だったが、今年は「素顔」だ。

猪名川町は阪神の奥座敷のようなところ。山が迫る緑豊かな田園地帯で、
ソバなどの名産地。道の駅で蕎麦屋に入り昼食に鴨南蛮を食べる。店内
では近在農家の新鮮な野菜なども売っている。
さらに20キロほど行くと、徳川幕府で歴代老中職を務めた青山家が藩主
の丹波篠山城に至る。雨天でなければ、歴史ある丹波篠山市街や篠山城
址など散策もできるのだが、今回は遠慮しよう。
夕餉はもちろん「ボタン鍋」。獣肉を禁忌した江戸っ子は「山クジラ」
と称して盛んに食したと、時代小説によく出てくる。今夜はその「山ク
ジラ」だ。牛肉に比べかなり高価だが、毎年この時期に財布のひもを緩
めて美味しくいただいている。

   あいにくの雨。フロントグラスの水滴アート


   道の駅近くで見た菜の花はもう終わりのよう


   肉店のイノシシ君。今年はコロナ・マスクなしでお出迎え


コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする