遊々庵

懐手で、風に任せてゆっくり歩いてみたい。残された時間を大切に。

小澤征爾さんのこと

2024-02-11 11:35:58 | 日記
2月10日(土)9時10分に起きる。曇っているが穏やかな朝だ。
気温は最高11度まで上がるという。

購読している新聞に小澤征爾さん逝去の報が1面トップで報じている。
社会面でも「世界のオザワ」とトップで。
小澤さんには忘れられない思い出がある。昭和45(1970)年の大
阪万博の年に来演したニューヨークフィルの演奏を聴きに行ったとき、
当時のフェスティバルホール2階席中央最前列に小澤さんの姿があった。
指揮者は、小澤さんが師と仰ぐバーンスタインだったので、お見えになっ
のだろう。
バーンスタインが入場すると、小沢さんは一緒にいる夫人と席を立って拍
手をしていたのがとても印象的だった。「思い出」と言ってもその場の印
象だけで、ニューヨークフィルがどんな曲を演奏したのか、全然覚えてい
ないけれど。
なお、この年にはニューヨークフィルのほかベルリンフィル、ベルリン・
ドイツ・オペラなど世界最高のアーティストたちが多く来日した。オペラ
では確かワーグナーの「ローエングリン」で、本場のオペラなるものを初
めて観て、荘厳な舞台装置など異次元の体験に驚いたものだ。

賛否両論がある来年の「2025大阪・関西万博」では、こんな胸躍るイ
ベントがあるだろうか。
昨年末には八代亜紀さんがお亡くなりになった。音楽ジャンルは違うけど、
八代さんは日本の歌謡界で巨大な足跡を残した。大好きな「舟唄」「愛の
着駅」など、ドスがあるがどこか優しさ、切なさが漂うハスキーな声がもう
聴けないのは寂しい限り。

   🌸庭のクリスマスローズが2輪咲いた🌸

コメント (2)
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