遊々庵

懐手で、風に任せてゆっくり歩いてみたい。残された時間を大切に。

素敵な高校生に出会う

2024-02-08 11:38:03 | 日記
2月7日(水)9時に起きる。晴天で太陽がまぶしい。穏やかな一日
になりそう。お向かいの新築家屋は、外観が姿を現してきた。どうや
ら平屋建てのようだ。

昨夜観たNHK新日本紀行の「飛騨高山」で、素晴らしい高校生に出会
った。もちろんテレビを通してだけど。
畜産学科らしく、2年間育てた飛騨牛が、東京で開かれる「和牛甲子園」
(枝肉の肉質を競い合う大会)に参加するためトラックに乗せられるの
を女子高校生たちが見送る。手塩にかけて育てた牛たちに「ありがとう、
今度はお肉で会いましょう」と叫んで手を振る。目頭をそっと拭いてい
る子もいる。
子供のころ農家だったので、牛の世話をした。「飼葉桶」(飼料入れ)
に頭を突っ込み美味しそうに食べる牛がかわいかった。情が移った。成
牛になって業者に引き取られるとき、牛の大きな目に涙が出ているよう
に感じてとても悲しかった。
女子高生の「お肉で会いましょう」にハッと胸を突かれた。生徒たちは
知っている。牛たちがやがて食肉となる運命のことを。
人は生きていくためには、動物の命をいただく。「申し訳ない」「かわ
いそう」などの葛藤を抱える人もいるだろうが、それは仕方がないこと、
と折り合いをつけている。
食事の前の「いただきます」は、「命」をいただく意味を込めている、
と小さいころ教えられた。
あの女子高生の「お肉で会いましょう」は、愛情注いで育てた牛たちへ
の感謝と、「成仏してね」と一種の贖罪を込めた万感の思いから出たの
ではないか。

夕餉のメニューは豚バラ肉の肉じゃが、ミックス野菜のサラダ、総菜。
肉じゃがはいつもは牛肉で煮込むが、豚バラ肉も柔らかい甘みがあっ
てグーでした。
 <もうすぐ春というのに、我が家のブルーベリーはまだ秋の装い>


  <センリョウも真っ赤かに色づいて>


  <キンカンもおいしい色になりました。間もなく収穫?>




コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする