「第4の医療革命」…成果続々
●喘息が100%改善…糖鎖臨床医学の現場
「ヒトゲノム」から「糖鎖」へ…。これが現在の医学分野の最先端の動きだが、糖鎖の重要性を裏付ける臨床結果が、いまアメリカで続々と発表されている。例えば、医学分野で世界的な権威を誇るNIH(国立衛生研究所)が100人のぜん息患者を4グループに分けて行った医学試験の結果、「人体が必要としている8種類の単糖をぜん息患者に摂取させたところ、100%効果が見られた」と、2月末にアメリカで公表された。
▼アメリカでは、糖鎖に関するすごい臨床結果が、どんどん発表されていますね。
村上 最先端医学が、病気の治療に対する考え方を変え始めたからだと思います。
早い話、「病は人が癒し、医はそれを助けるだけ」という古代ギリシアの医学の基本に、再び立ち返り始めたということではないでしょうか。
つまり、病気を治す主役はあくまでも人そのものであって、医者や薬はそのわき役に過ぎません。これが長い間の医学の常識だったのに、西洋医学では、医者や薬が病気を治すという錯覚に陥っていたきらいがありました。
ちなみに感染症に抗生物質を使うのは病原体の働きを抑えるためであって、病気を治すのは、あくまでもその人自身の自己治癒力です。だから、人間そのものが本来持っている治癒能力を生かすことが、何よりも大事になってくるんですね。
▼その治癒能力の向上に、糖鎖が関わっているんですね。
村上 そうです。人間の体には、自己制御機能(神経系・ホルモン系)、異物とを見分ける自己認識能力(免疫系)、自己再生・自己修復機能の3つがあり、このすべてに、糖鎖が関与しています。
そこで糖鎖に必要な糖質栄養素を使って、さまざまな病気治療が、いまアメリカでは盛んに行われ始めているわけです。
▼そしてその成果が、アメリカでは出てきているわけですね。
村上 そうです。特に今回のぜん息に関するNIHの発表は大きな影響を与えると思います。そしてそれが日本の現場に伝わってくれば、ぜん息の悩みは世の中からきれいに消えてしまうはず。日本でも、すでに画期的な臨床成果が数多く出てきていますが、糖鎖臨床は実はそれくらい大きな威力を持っているんですよ。
そんな驚異的な成果が続々と出てきているためか、英国王室医師学会のジョン・アスフォード会長も糖鎖臨床医学に深い関心を抱いておられ、この全く新しい21世紀の病気治療に非常に意欲的です。
こうした動きがいま急速に湧き起こってきていますから、やがては難病や老化の悩みなど、なくなっていくのかもしれませんね。
この糖質栄養素の発見は、ワクチン、抗生物質、遺伝子治療に続く「第4の医療革命」と言われているわけですが、まさにそう呼ぶにふさわしい動きになってきています。そして、これは人類にとっての大きな希望です。
【メモ】
細胞同士の会話のための言葉は自然界にある単糖体から構成されるが、糖鎖形成に必要なのは次の8つ。
●ガラクトース
●グルコース
●マンノース
●N-アセチルノイラミン酸
●フコース
●N-アセチルガラクトサミン
●N-アセチルグルコサミン
●キシロース
しかし現代人の食生活では、グルコースとガラクトースしか得られない。そこからさまざまな問題や病気が生じてくる。そして、それを解決するのが、単糖を補給すること。
●喘息が100%改善…糖鎖臨床医学の現場
「ヒトゲノム」から「糖鎖」へ…。これが現在の医学分野の最先端の動きだが、糖鎖の重要性を裏付ける臨床結果が、いまアメリカで続々と発表されている。例えば、医学分野で世界的な権威を誇るNIH(国立衛生研究所)が100人のぜん息患者を4グループに分けて行った医学試験の結果、「人体が必要としている8種類の単糖をぜん息患者に摂取させたところ、100%効果が見られた」と、2月末にアメリカで公表された。
▼アメリカでは、糖鎖に関するすごい臨床結果が、どんどん発表されていますね。
村上 最先端医学が、病気の治療に対する考え方を変え始めたからだと思います。
早い話、「病は人が癒し、医はそれを助けるだけ」という古代ギリシアの医学の基本に、再び立ち返り始めたということではないでしょうか。
つまり、病気を治す主役はあくまでも人そのものであって、医者や薬はそのわき役に過ぎません。これが長い間の医学の常識だったのに、西洋医学では、医者や薬が病気を治すという錯覚に陥っていたきらいがありました。
ちなみに感染症に抗生物質を使うのは病原体の働きを抑えるためであって、病気を治すのは、あくまでもその人自身の自己治癒力です。だから、人間そのものが本来持っている治癒能力を生かすことが、何よりも大事になってくるんですね。
▼その治癒能力の向上に、糖鎖が関わっているんですね。
村上 そうです。人間の体には、自己制御機能(神経系・ホルモン系)、異物とを見分ける自己認識能力(免疫系)、自己再生・自己修復機能の3つがあり、このすべてに、糖鎖が関与しています。
そこで糖鎖に必要な糖質栄養素を使って、さまざまな病気治療が、いまアメリカでは盛んに行われ始めているわけです。
▼そしてその成果が、アメリカでは出てきているわけですね。
村上 そうです。特に今回のぜん息に関するNIHの発表は大きな影響を与えると思います。そしてそれが日本の現場に伝わってくれば、ぜん息の悩みは世の中からきれいに消えてしまうはず。日本でも、すでに画期的な臨床成果が数多く出てきていますが、糖鎖臨床は実はそれくらい大きな威力を持っているんですよ。
そんな驚異的な成果が続々と出てきているためか、英国王室医師学会のジョン・アスフォード会長も糖鎖臨床医学に深い関心を抱いておられ、この全く新しい21世紀の病気治療に非常に意欲的です。
こうした動きがいま急速に湧き起こってきていますから、やがては難病や老化の悩みなど、なくなっていくのかもしれませんね。
この糖質栄養素の発見は、ワクチン、抗生物質、遺伝子治療に続く「第4の医療革命」と言われているわけですが、まさにそう呼ぶにふさわしい動きになってきています。そして、これは人類にとっての大きな希望です。
【メモ】
細胞同士の会話のための言葉は自然界にある単糖体から構成されるが、糖鎖形成に必要なのは次の8つ。
●ガラクトース
●グルコース
●マンノース
●N-アセチルノイラミン酸
●フコース
●N-アセチルガラクトサミン
●N-アセチルグルコサミン
●キシロース
しかし現代人の食生活では、グルコースとガラクトースしか得られない。そこからさまざまな問題や病気が生じてくる。そして、それを解決するのが、単糖を補給すること。