団塊世代の男性、特に会社勤めの方は会社に対する帰属感は強烈ですね。
人生や社会に対する勉強の機会は殆どが会社で授けられたもの、師も同志も同じ会社で得られました。
それ故、退職後も会社に対する帰属感から抜け出せず迷路の中で失望感を味わうだけの残り人生になってしまうかも知れないのです。
団塊世代は基本的に郊外生活者。
そこには昔からの地域活動と言った伝統や古き慣習から離脱、連続した家庭習慣はありません。
子供はそれぞれ独立、嫌でも夫婦二人だけの生活になります。
会社から離れた瞬間から新しい人間関係やネットワークを構築する努力をスタートする事。
再就職も良いでしょう、NPOやボランティアに参加するのも良いでしょう。
長続きするなら、自分を生かせるなら。
一番良いのは起業です。
会社勤めで得たスキルを生かして。
まだまだ若いものに負けないと、想像力と創造力を発揮するのです。
やりがいありますよ。
まずは積極的でなければなりません。
地域の若手に教える機会があるなら自分から行動を始めてみては如何がでしょうか。
身銭を切って奢ってやるのも一つの手です。
人との繋がりを得られる機会があればこぞって参加すれば勝手に人の輪は広がるはず。
人との繋がりこそ成熟期の宝です。
団塊の世代は黙っていても女は付いてくると思っている人が殆どです。
内助の功あってこその今までの人生だった事を振り返らなければなりません。
女房に優しい言葉の一つも言った事のない人が多いでしょうが、これからは労り合わねば嫁さんは付いてきません。
当り前だと思っても、おまじないと思って感謝の言葉を吐き出してみて下さい。
自分も奥さんも自然と頬が緩んできます。
時間があるなら、家事を手伝う事です。
料理も始めれば病み付きになるほど面白いものです。
掃除も究極を極めたくなる男ならではの面白さが見つかるはず。