二宮正治の随筆 ９月２５日

　昨日鹿児島出身の若者と語り合った。
私と友人の音楽家モンティーミヨシは、若者達に吉田拓郎の歌を聞かせた。私が、
「結婚しようよ、旅の宿、襟裳岬」
　の歌詞を鹿児島弁のイントネーションで朗読したら、若者達は泣いていた。
私は高校生の頃、広島のフォーク村でよく吉田拓郎さんを見かけた。
　そして、彼が本当の広島出身ではない事がすぐ分かった。雰囲気が違うからである。距離を置いていた。実はみんなそうだった。
「十歳まで鹿児島にいて、両親の離婚で広島に来た」
　私はこの事を知っていた。
「彼が広島を口走れば口走るほど違和感を覚えたのである」
　私が大学入学と同時に東京での生活を始めた昭和四十七年、吉田拓郎は、結婚しようよで大ヒットを飛ばした。そして、
「広島出身である事を強調したのである」
　が、東京の人たちの反応は冷たかった。
「こいつ嘘をついている」
　東京の人たちには、彼が本当の広島出身者でない事が分かっていたのである。雰囲気が違うらしい。私にも、
「彼って広島出身じゃないよねえ」
　と言った声が数多く寄せられた。
「よく分からない」
　私は返事に困った。

＊続きは明日

二宮正治の随筆 ９月２４日

　イチローが年間２００本安打を達成した。大リーグで１０年連続である。何人もなし得なかった記録を祝福したい。
　思えば新人の頃、ウエスタンの試合を小学生と見に行って彼を応援したのが昨日の事のようである。
「二軍でもあまりいい使い方をされていなかった」
　鈴木選手がイチロー選手として再出発した時には、小学生達と激励に行ったのである。
そのイチロー選手に私は一言いいたい。
「ここ数年のイチロー選手の発言には首をひねるものが多い」
　日本人選手はイチロー選手に敬意を表して、変な事を言われても何も言わない。だが、
「アメリカ人選手の中にもイチロー選手の事をよく言わない人がいるのも事実だ」
　この事がアメリカ人を通じて私の元に伝わってくる時、私は強い危惧を覚える。
ゴジラ松井選手が、
「イチロー選手は思い上がっている」
　と発言した事がある。
この手の発言は世界をあっという間に駆け巡るのである。
　イチロー選手、
「偉大な記録に見合う発言をしていただきたい」
　心の底からお願い致したい。

二宮正治の随筆 ９月２３日 午後５時

　今日は小学生の女の子とじっくりと話をした。
場所は広島県安芸郡坂町平成ヶ浜である。
「いざとなったら、カープを応援して小学生の女の子パワーを見せるか。
　私の問いに、
「来年もこんな成績だったらね」
　私が、
「その可能性が十分にある。カープの人たちは関係者も監督コーチ選手も、プロ野球が新しいスタイルになっている事を知らないからなあ」
　と言うと、
「よく分かっています」
　と答えが返って来た。
「他所のチームは監督さん自らが人気があり、選手も超人気者がいる。カープも新しい形にしないと取り残される」
　としっかりした答えが返って来た。
「小学生の女の子たちはプロ野球の姿を見ているのである」
　正直なところびっくりしたのである。

二宮正治の随筆 ９月２３日

　俗に青少年には有害な性描写をしたＤＶＤ等がある。
私は前から思っている事だが、
「これらの物は青少年にとっては有害でも、中年以上の人たちにとっては教科書になるのだ」
　このブログで何回も言うが、
「アラフォーの女性、団塊の世代の女性（昭和２１－２５）くらいの生まれの女性、それから昭和１５年以前に生まれた高齢者の女性」
　この年代の女性は、男性に好かれる存在ではない。
「それどころか大いに嫌われてると言ったほうがいいかもしれない」
　あのＤＶＤの中には、
「現代の人々の欲望を良くあらわしている名作」
　があるのである。
素晴らしい恋をしようとする中年以上の男女は、
「たまにはこれらのＤＶＤを鑑賞して勉強してみてはどうだろう」
　私も時に見ているのである。
「世間には痴女ものや少年をナンパする物語」
　これらは実際に起きており、私は少年達から相談に乗っているからだ。

二宮正治の随筆 ９月２２日

　私がなぜここまで高齢者の問題について心配するか語らせていただきたい。
「現代の十代の少女達の頭脳はスーパー・ブレインである」
　どんな人でも愛せる頭脳を持っている。
「実際、中学生くらいの女の子が死にそうなよぼよぼの爺さんを愛そうとしているのを何度も見かけた」
　この愛そうとしていると言うのは、
「エッチな事をしようとしている」
　という意味である。
「心臓に欠陥があり、歩行が困難なような状態の高齢者の男性」
　を愛そうとしているのだ。
「少女にとって高齢者を愛する事は、さして難しい事ではない」
　元気な高齢者の男性を愛する事など朝飯前である。
高齢者の女性が何も知らずに男性にちょっかいを出したら、
「どれくらい恐ろしいトラブルになるか、お分かりだろう」
　世の中の男性を、十代、二十代の女性が支配しているのである。
「この現代日本の実情を分かっていただきたい」
　心の底からお願い申しあげる。