Seiji Ninomiya (二宮正治)

Let me tell "JAPAN NOW"

二宮正治の随筆 9月27日

2010-09-27 02:32:32 | 日記
 吉田拓郎という人の評価について、
「ボブ・ディランに似ている。田舎臭い。素人相手のだましや」
 洋楽ファンはこんな言い方をする。
だが、吉田拓郎と言う人の功績は勲章をあげてもいいほどのものがある。
「音楽を普通の人々が唄ったり、演奏したりするようになった」
 この功績は、吉田拓郎という人の功績が大である。
「吉田拓郎が登場するまでは、音楽はあらゆる分野で音楽エリートが唄ったり、演奏したりするものだったのだ」
 昨今のカラオケブームは今や世界的なものである。英語でも、
「キャラオキ」
 と言って有名である。世界の主要都市にはほとんどカラオケがある。
このように人々が音楽を歌うようになったのは、
「音楽が普通の人に出来る」
 これを吉田拓郎が証明して見せたのである。
今世間では矢沢永吉が若い女性に受けている。
「話せば長くなるが、私は散々矢沢永吉の肩を持ち応援した」
 吉田拓郎という人が、あるいはこの事について腹の底の底で悔しい思いをしているかもしれない。
 私は鹿児島の若者が拓郎の歌を聞いて涙を流す時、
「フォークの神様と言われている吉田拓郎」
のみこしを担ぎたくなったのである。