Seiji Ninomiya (二宮正治)

Let me tell "JAPAN NOW"

二宮正治の随筆 4月26日

2010-04-26 05:23:36 | 日記
 昨日私が住んでいる近くの大型商業施設(広島県安芸郡坂町フジグラン安芸)十五周年記念行事であの元祖アイドル御三家の一人橋幸夫の歌謡ショーがあった。
「昔と変わらないすばらしい歌声だった」
 商業施設の小さい広場にもかかわらず千五百人のも観衆を集めた。さすがである。
ただ、橋幸夫さんの意味深の一言を観衆は気がついただろうか。
「デビューして五十年たちました。お互いに歳をとりましたね」
 観衆は笑っていたが、
「私はこの橋幸夫さんの言葉には深い意味があると思っている」
 と言うのは、私は彼のショーを違う地区でも聞いているが、これほど高齢者が集まったのも珍しいからである。
現在の日本の国の津々浦々、
「六十五歳以上の人々の住む地区と若い世代の人々が住む地区がくっきりと分かれているのである」
 橋幸夫さんは全国を回ってそれを肌で感じているのではなかろうか。
私が住んでいる地区は、
「完璧な姥捨て山のごときの町」
 である。
近未来にこの二つの町の区別はますます広がるであろう。
「誰がどのように解決するのであろう」
 私は心配だ。