ライプチッヒ音楽日記

ライプチッヒ生活を日常の身近な音の話や音楽を中心に紹介したいと思います。時にワインや絵の世界にも飛んでみたいと思います。

モツレクとエリザベス

2007年04月25日 05時48分47秒 | Weblog
ライプチッヒで英語版の映画を探すのは難しいのですが、昨晩は1998年に公開されあらゆる映画賞を総なめにした映画「エリザベス」をクリスタルパレスで見ることができました。とはいえ英語ならドイツ語と違って、十分理解できたかといいますと、宮廷の特殊な言葉遣いもさりながら、やはりあまりわからず、事前に予習したインターネットの日本語の粗筋が大活躍でした。ケイト・ブランシェット主演の歴史劇で、25歳で即位したエリザベス女王が生命の危険を潜り抜け、女王としての地位を確立するまでを描いた名作です。恋も政略とはいえ結婚も捨て「私はENGLANDと結婚します」と強く言い切って映画はフィナーレを迎えます。結婚をあきらめて永い髪を切り、決意を新たにしてフィナーレにつながるところから流れるのがモツレク(モーツアルト レクイエム)なのです。主よ救いため、われを救い給えと流れるメロデイーがなんとも切なく胸を打ちました。
実はモツレクは私のもっとも愛する曲なのです。合唱に目覚めたのも、この曲を歌ってからですし、人生の節目では必ずこの曲と出会ってきました。
昨年もドイツでこの曲を歌う機会がありました。ぜひ、近いうちにまた歌いたいとおもっています。