「ジャングル黒べえ」が,藤子F全集で復刻されたのでアニメ/グッズ関連・紹介本が出るのだろうと,今からゾクゾクしています♪
(軽症・意識不明以外は,異常と表記)
1997.12.17-
朝日紙
●〔「10秒ぐらい目がしみた」点滅手法 日常的に(夕刊)〕の,続き
『小学館プロダクションでは,小学生を主に対象にした作品を数多く手がけている事から,絵や言葉の過激な表現や女性の性的な特徴を強調するような演出などは避けるという基本的な制作方針がある。しかし,撮影技術については,前衛的,実験的な手法を用いないという以外は細かい決まりはない。
同社の担当者は「アニメに限らない日常的な手法で,今回の事態は思いかけない事。ストーリー展開や一緒に流れている音楽などの複合的な要素がなかったかどうかも含め,とにかく原因を確認したい」と困惑する。
≪最も集中した場面≫
何故ポケモンの今回放送分に限って,問題を引き起こしたのか。岡田氏は,最も気分が高揚する場面で用いられた点を挙げる。ポケモンは作品として演出の水準が高く,子供が画面に集中する。「ヤマ場で,子供に一番人気のあるピカチュウが危機一髪で主人公を救う最もドキドキする場面だった。しかもこの回は電脳空間が舞台で,コンピューター内部を表現するために透過光の使い方が普段より多めだったのではないか」という。
≪安上がりで効果≫
大手アニメ制作会社の関係者によると,視聴者を引きつけるためには,セル画を増やして登場人物を派手に動かす方法があるが,コストがかさむ。しかし,今回のような手法は,比較的安上がりで視聴者を引きつける効果も大きい事なら,多用される傾向にある。この関係者は「TV局側の制作会社への発注の単価が上がらない事も多用の背景にあるのではないか」と指摘する。
「作画の際にどの手法がいけないといった基準が細かくある訳ではないが,今回の場合はきちんと調べて各社とも対応さぜるを得ないのではないか」とも話している。
≪「TV誘発発作」米でも症例≫
NY16日-テレビ東京系列の人気番組を見ていた子供達が異常を起こした事件は,米国でもTVや通信社電で通報された。原因はまだ分かっていないが,米国では1950年代から,TV番組を見ていた子供達が同様の症状を起こす報告例があり,「TV誘発発作」として知られている。
93年に,TVゲーム機を操作して発作を起こした患者を対象に,調査を行ったワシントン大助教授(小児神経学)は「TV画面の性能が現在より劣っている50~60年代の方が事例は多かった。今回のように大量の患者が一度に発生したという事は聞いた事ないが,5000人の1人の子供に光に過敏といえる。命に関わる問題ではないので,親はパニックを起こさないで欲しい」と指摘する。調査した患者は閃光のような光の刺激や画面のちらつきに特に敏感だったという。
米国の専門家は,光の刺激に弱い子供の親に。TVのよる発作を防ぐ方策として,TVゲーム機の場合と同様に
①部屋を明るくする
②画面から出来るだけ離れる
③長時間の視聴は避ける
,などを勧めている』
毎日紙
●〔子供500人以上に異常〕
『TVアニメ「ポケモン」画面から,閃光全国で被害続出:
16日午後6時半から放映された人気アニメ番組「ポケットモンスター」(テレビ東京系)を見ていた子供を中心に「気分が悪くなった」「意識がなくなった」などと異常を訴え,全国各地で被害が相次いだ。病院に運ばれたのは,毎日新聞社の調べて17日午前1時現在,全国24都道府県で564人に上がり,数10人が入院。神奈川県大和市では15歳の少女が異常を起こして病院に搬送された。郵政省は17日にもテレビ東京の担当者を読み説明を求める-
≪頭痛や目まい訴える≫
午後7時までの30分間の同番組は「電のうせんしポリゴン」というタイトル。ポケットモンスターの一種であるポリゴンと主人公の少年が一緒にコンピューターの中で戦う設定で,コンピューター内の異物を排除するワクチンプログラムに主人公が襲われ,脱出する内容だった。襲われた場面では画面がグルグル回転したり,赤と青の閃光が何度も放たれたりした。
各地の消防などがまとめた所によると,被害者は急に頭痛・めまい・気分の不調を訴え,症状が酷いと意識を失ってしまったという。甲府市の消防に入った連絡では,小学5年生の女児(11)が急に意識がなくなって両親の車で病院に向かった。コンピューター断層撮影で診断した後,念のために入院した。東京都世田谷区の小学4年生男児(10)は「番組の最後に爆発する場面があって,カメラのフラッシュのような黄色い凄い光が出て,思わず目をつぶった」と話していた。
テレビ東京広報部は17日未明「現在の時点で本日の放送のどの部分に問題があったのか特定できていません。詳しく調査し専門家の方々とも相談して今後の対応等ををご報告したいと思います」とのコメントを発表した。同局では16日の放送分を遅れて放映する地域では中止する。
番組を制作している小学館プロダクションメディア事業部の紀伊TV企画部次長代理は「今回は終盤で爆発場面があったが,その程度の場面は一般のアニメにも見られる。専門家の意見を聞いた上で早急に調査したい」と話している。
≪大脳皮質に刺激≫
桐野・東大医学部付属病院脳神経外科教授-色々な色をパタパタ見せるなどすると,通常と違う異なる効果が生まれ,視神経を経て大脳皮質に刺激が伝わる。大部分の人は感じないが,それに敏感に反応する人が一部にいる。衝撃は一時的なもので,取り返しのつかない傷を脳に残す事はない。何故起こるのか,仕組みはまだ解明されていない』
●〔全国に「ポケモン」パニック〕
『「まるで乗り物酔い」閃光画面「いつもとは違った」:
子供達の目を釘付けにするアニメの画面が突然,大混乱を引き起こした。16日夕,全国で500人以上が病院に運び込まれた「ポケモン」パニック。「カメラのフラッシュのような凄い光が出た」直後,「気分が悪い」と倒れる子が続出したという。
-続く
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聞いた事ある様な ないような
私もポケモン世代で 覚えてます
当時見てましたが 目が痛くなったりしましたけど
病院には行って無いですね。