秋学期の始り

文学部は他所の学部と違って卒論が有るから
４年になっても暇な時間ってのは無い気がします
それが宿命なんだが、ウチのゼミに限って言えばやたら厳しい

もうすこしユルく放任主義でやってくれても・・・と考えはする


１つ言えるのは
活用なき学問は無学に等し
『学問のすすめ』で福沢諭吉さんが述べておられますが
教授にあれだけ厳しくやられても、それを活かす場所が無ければ無学なんだなぁと

当時の大ベストセラーですが、あの本に書いてあることは今の世にも生き続けている
それこそ著者の理想を世に布けば、どこぞの『美しい国』も新しく出来た内閣も吹っ飛んで行きますね

僕なんかは丸っきり以下の分野ですし
「○學問トハ唯ムヅカシキ字ヲ知リ解シ難キ古文ヲ讀ミ和歌ヲ樂ミ詩ヲ作ルナド世上ニ實ノナキ文學ヲ云フニアラズコレ等ノ文學モ自カラ人ノ心を悦バシメ隨分調法ナル者ナレドモ古來世間ノ儒者和學者ナドノ申スヤウサマデアガメ貴ムベキ者ニアラズ」

真逆の立場で坪内逍遥の『小説真髄』が有るけど
あそこは、それをしっかり体現してるからなぁ

『国家の品格』では英語よりも国語重視なそうだけど
どこの試験でも共通して出てくるのは英語
英語が出来なければ何にもならんと感じる秋学期の始りでした