今朝一番で肖像画ご依頼の電話を頂きました。例によって電話を取るタイミングが遅くなり寸前で切れてしまいました。最近営業の電話が多くなっているので、また営業の電話かなぁという程度の認識で、間をおいておりました。メガネを掛け電話に目をやると市外局番が085・・・・これは営業ではないぞ、と慌てて掛け直させて頂きました。直ぐに電話に出られたのでホッと安心致しました。過去に外出されたようなことで肖像画ご依頼のタイミングを外した経験があります。鳥取県の方からのご依頼は始めてだったような気がします。とても物腰の柔らかい奥様で、最初は違う業者のことと思われますが、5月までの割引ですか?こちらは期間の限定はしていませんのでそのようにお伝えすると、ああっ、他の方と間違えましたとのこと。いろいろな業者様のHPをご覧になっていたようですね。弊社のHPの制作見本がお気に召したようです。こちらも楽しく会話を交わす事が出来ました。大変ありがとうございます。昨日のご依頼に引き続き、ご依頼が重なっている旨お話をし、制作期間に余裕を頂きました。肖像画家と言ってもお客様に支えられてこその職業ですので、ただただ感謝の気持ちです。
肖像画教室に通われている生徒さんで、来年度から肖像画家の道に踏み出そうとしている方がおられます。教職を棄てても頑張ろうという勇気ある姿勢には感心致します。ご本人の選択に口を挟むことができませんね。私なりの実体験を通したアドバイスをさせて頂くつもりでいます。美大でお勉強されていたこともあり基本はしっかりしています。大変ですけれど頑張って行きましょう!
肖像画家という職種は税務上もどういった位置づけなのか、怪しく曖昧な職業のようです。それが証拠に肖像画家という職業では公の機関からは融資を受けることができません。つまり残念な事に信用の対象外なのです。あって無きが如くの職業ですね。こりゃあ大変なことです。周囲に対する信用は自分で築き上げなくてはなりませんし、更に言えば自分を信頼しなくては維持できないものです。最近芸能界や役者の方の自殺が耳に入りますが、究極の要因は”将来への不安”に対応する気力がないことで生じているものと思います。画家業も同じように不安定な職業の最たるものでしょうか。道を開くためには片手間にサイドビジネス等に頼っていては無理だと断言できます。退路を断ってこそ、信頼される良い仕事になっていくのではと考えます。私も当初二足のわらじ時代がありましたが、どうしても楽な方に逃げてしまう事に気づきました。明らかに強くたくましく頑張っておられる尊敬できる肖像画家の先生方も何人か存じ上げております。必ずと言っていいほど大変な苦労をした時期を乗り越えておられます。(今日は税理士先生がお見えになり、前年度の決算書にハンコを押したりしておりました。社会的信用を優先し、法人にして20年以上経ちます。今年も今月中には当然納税の義務を果たします。)
「吉田肖像画教室」
肖像画のお問い合わせは フリーコール 0120-945-655