気取らずにワインとカメラを勉強しよう♪

★ワインとカメラのだらだらした備忘録

シャンボール・ミュジニー・レ・サンティエ・ヴィエイユ・ヴィーニュ

2013-01-23 05:43:39 | 日記
シャンボール・ミュジニーの村はずれに居を構え、
1850年頃からワイン造りを行っているという
歴史あるドメーヌ、アンヌ・エ・エルヴェ・シゴー。
家族経営を守り今でも創立当時に建てられたセラーを使用している、
伝統的なブルゴーニュの造り手です。

日本ではほぼ無名ですが、
1996年から海外で注目を集め始めている最注目のドメーヌです。
プルミエ・クリュ、村名クリュのみの生産ですが、
シャンボール・ミュジニーらしい、
「本物のブルゴーニュ」と呼ぶにふさわしい香り高いワインを造り上げています。

古くからブルゴーニュに根付いているドメーヌらしく、どの区画の畑の樹齢の高い樹ばかり。
例えば、特に彼らの代表クリュとも言える、レ・センティエの畑の植樹は1947年といいます。
その他にも、レ・フュエ、シャルム、レ・ノワロ、グロゼイユ、シャトロー、ボー・ブランに、
それぞれ1haにも満たない小さな区画を保有しています。
以前はこれらの畑のブドウも混ぜてワインをリリースしていましたが、
2000年ヴィンテージからはこの7種類のプルミエ・クリュ(1級畑)を個別にリリースするようになりました。

1992年に当主がエルヴェ・シゴー氏に変わったことで大きな変化がもたらされます。
果実自体の質を高めるために、農薬の使用を止め、
化学肥料も使わずに土壌を活性化。
さらに、グリーンハーベストによる収穫量の制限など徹底した改革を行っていきました。
また繊細さ、フィネスとエレガンスを持つシャンボール・ミュジニーのテロワールを生かすために、
新樽の使用は非常に慎重に、無ろ過で瓶詰めしています。

現在のこのドメーヌの代表であるアンヌ女史(エルヴェ・シゴー氏のご婦人)の影響もあり、
彼らのワインはエレガントさを増しています。
特筆すべきは、その香り高さ。
この香りこそがシャンボール・ミュジニーのワインの素晴らしさでしょう。


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