スイスのパウル・クレー・センター所蔵作品と
欧・米・国内所蔵作品が約170点。
初めて見る作品もたくさん!
「花ひらいて」もたぶん初めて見た。
ベルン時代の作品。
もとの絵「花ひらく木」も、
とてもきれいな絵だった。
『クレーの日記』を読んでると
クレーはとても知的で、
いつも絵や芸術のことに
思考を巡らせている。
でも作品に、
気難しい雰囲気は全くなくて、
むしろ無邪気に明るく楽しい。
それに、
せっかく描いた自分の作品を
切断したり、回転したり、
裏表に描いたり、
作品の上から別の絵を描いたり、
めちゃロックなことをしてるけど、
前衛とか実験とかにつきものの
奇をてらった感は全くない。
構図は申し分ないし、
色彩はつきぬけて美しい。
見ていて、楽しいばかり。
油彩転写の作品
「バルトロ:復讐だ、おお!復讐だ!」も、
明るい色づかいと
兵隊さん?がとてもかわいい。
この展覧会ではプロセスごとに
制作過程をビデオで解説しながら
展示していて見ごたえがあった。
前に鎌倉で見た林立する赤いチ○コ?の絵を
また見れた。
《花ひらいて》1934, 199
油彩・カンバス、81.5×80.0cm、 ヴィンタートゥーア美術館
Dr. Emil and Clara Friedrich-Jezler 寄贈、1973
© Schweizerisches Institut für Kunstwissenschaft, Zürich, Lutz Hartmann
《花ひらく木》1925, 119
油彩・厚紙、39.3×39.1cm、
東京国立近代美術館
竹橋の美術館にて。
帰り、皇居沿いを歩いて東京駅近くまで。
木々が立派で気持ちのいい道。
ランナーがいっぱい。
大好きなタイカレーのお店に行ったらお休み。