ゴールデンエース普及の歩み

【月刊 養豚界】昭和61年2月号~平成22年12月号掲載記事

「生理的機能を調整する驚異的効果」

2019-11-25 08:43:01 | 日記
畜産経営の安定基礎を確立して後継者が喜んで引き受けることが私たちの使命と考えます。家族労作が前提であることを踏まえ、経営のあり方などの指標も種々あります。分類すれば飼養管理の中で飼養問題が大きく出てきますが円高などの影響で比較的価格が安定しており、その点では少し気が楽です。しかし、豚肉が底値安定と皮肉な状態が続き、今年もそのような感じがします。そこで大切なことは無駄を省くことです。50~70頭の一貫経営の一ヶ月平均20~25万円と薬品代を使い、年間約200~300万円と出費されています。このような状態を何年も積み重ねては経営にガタがくるのは当たり前です。今年こそ、そのような無駄を省き、豚肉相場に一喜一憂せず、しっかり生産費の減少で乗り切る覚悟をしようではありませんか。私は昭和60年にある雑誌に活性酵素食品ゴ-ルデンエ-スのことを掲載した際、反響は養豚農家からではなく畜産試験所と企業からの方が多かったのです。それはまだ一般によく知られていない結果と考え、筆を休みました。元来、臨床獣医師である私は疾病の治療、予防が専門ですが、経営となると治療行為はまったくいらないこと、予防など当たり前でむしろ時代に遅れると考え、あえて生産獣医学的発想でぶつかりました。基礎として環境衛生、飼料の持つ機能性と豚の生理(特に、なぜふんの悪臭があるか)ワクチン接種のプログラムおよび抗体価を上げる方法、以上の骨組みとなります。飼料にはそれぞれの機能があり、その一つに免疫機能または生体調整機能、体調リズムをコントロ-ルする、いずれもこれらを高めるようになっているのです。飼料のこうした機能が十分に発揮できないのは①に環境衛生、②特に密飼い、③ふんの悪臭が証明している豚の生理にあわない高タンパク質、または人為的な加工物添加と余計なことが原因と考えます。このような条件では豚の生理機能は満足に働けません。朝夕と日中の温度差が10℃以上あると発情周期が狂ったり、疾病にかかりやすく、春夏秋冬のある日本では季節の変わりめに事故は多く、毎年8~9月の種付けに失敗し、その翌年は下を向くのです。100%満足な自己経営体制と誇れる人は少ないと思います。例えば設備に労力的に技術的にまたは豚の資質になど、一つ一つ確認すると満足できないものです。 以上のように多くの人々に喜ばれ、今年で25年目を迎えます。活性酵素食品ゴ-ルデンエ-スは東京農業大学住之江研究室で開発され、その時住之江先生は「これは10年以上経たないと世に出ない」といわれたそうです。残念ながら先生がなくなりましたが、先生のつくられた活性酵素食品ゴ-ルデンエ-スは不思議なぐらい成果を示しています。馬、牛、豚、鶏と畜産の特徴を十分に発揮させるのも驚くばかりです。特に豚においては、ほかの家畜より多く効果を示しています。疾病、繁殖、育成について、さらにふん尿汚水中の大腸菌群のゼロ効果、悪臭の絶無といっても過言ではない実績をあげており、養豚経営者の必需品といえます。その証明として、私が普及してからやめた人はいません。また何年も私とお会いしないでお互いに電話だけですがきちんと使用し、結果を確実に報告してくれます。人間は信頼によって結ばれますが、製品がきちんとしていると、やはり信頼につながると考えます。