新. _ 植 物 紀 ・ s e e d .

復活、新植物紀!!

希少種コンビ

2018-12-15 21:46:40 | ウツボカズラ関係
希少種コンビ



ウツボカズラのアリサプトラナ

ボルネオ エキゾチックのロバート カントレーが人工的な交配に成功したらしい

しかし、アリサプトラナは単純にラヤとバービッジアエの交配というだけではないはずだ

ラヤとバービの子の中で、自然界の淘汰を生き残ったものをアリサプトラナというのではあるまいか…

バービのラヤの捕虫能力と同等、あるいはそれ以上の力を有しているべきである

しかし、実生を否定するつもりはない。多くの実生苗から、天然のアリサプトラナを凌駕する個体も出てくるだろう

もう一つの希少種、ヨウム。

なんとも可愛らしい

ヨウムにせよ、キエリボウシインコにせよ、その人懐こさゆえに乱獲され、サイテスに登録されてしまった。

キエリボウシインコはヨウムよりもひと足早く登録され、もはや手の届かない価格

ヨウムも時間の問題だ

これから、鳥はブームになる。

動画によって可愛らしい仕草が拡散され、認知度が上がる。

犬猫よりも管理は楽。

鳴き声の小さいオカメ、ホオミドリ、セキセイ、ヨウム、モモイロなどかな。

そう考えると、ヨウム、キエリボウシインコ、コバタンなどはさらに高嶺の花になるだろう。

さみしい限りだ。


冬の白牡丹

2018-12-15 19:47:35 | 白牡丹
今年は しっかりと水をやると決めたのに、パリパリに乾かしてしまった。

これでは素人も同然である。



フウランの自生地は温暖で冬でも湿っていた



夏は朝晩しっかりと水を与える。鉢底から、シダ類が発芽する。



さすがに冬にそれはできない。



室内に取り込むゆえ、物理的な問題だ



しかし、この冬の管理が難しい。



乾き切ったことに気づかずにいると、枯れる。



いきなり、葉をすべて落とす。
とくに、葉緑素の少ない品種や、実生品種は弱い。
旧来の富貴殿なぞはかなり強いのだが、白牡丹やら月輪やらは難しい。



日射角度が下がり、望外の好環境なのである。吟風やら、湖東錦やら、南方系の品種は成長を続ける。

白牡丹はどちらかというと南方系の性質である。
昨年、乾燥させた冬眠明けに、いきなり、葉を腐らせた。上から2番目の葉である。
ついでに、玉金剛の実生縞やら、建国殿白中斑は枯れた。
白牡丹も一歩間違えたら、枯れていただろう…あな おそろしや。


白牡丹は成木でも白い。下から数えて7番目でも白い。

幼木期だけ白い系統もある。



気のせいだろうか?画像を見る限り、1番若い子に孫芽のようなものが付いている。さらに新根も吹いている…ように見える。

暖冬か…?

初ゆめ

2018-12-15 17:34:04 | 初ゆめと翠晶
杭州寒蘭 初ゆめ が香り始めた



一輪の香りは弱いが、これだけ咲くとさすがに香る



さほど強くないが、遠くまで届くような感じの香りだ



香りの質はフェロモン系。おそらくポリネーターはハチだろう。つがいを組むタイプのハチ



この色彩ならば、これくらいの香りが似合う

むしろ、濁った花色で強香な日本寒蘭は下品に思える

生命力は高いだろうけど…


透明感と艶のバランス



花に気をとられていたが、葉がピンチである



中国現地の葉が落ちようとしている

芽休みをしたせいで、葉が3枚しか残らない



してみるとこの異常な開花は、最期の頑張りということか…



絶対に枯らしたくない!


花が終わったら2月には植え替えだ!



こんなにキラキラと光る蘭はない



まるで南米のプレウロタリスのような質感だ



どこをどう見ても美しい!



寒蘭の王様である。