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有名になることを一緒に目指すのは難しい

2013-04-14 12:05:51 | 無題
有名になることを目標に、

一緒に活動していくというのは、

難しいことなんだなと思った。


コンビや、グループで、

売れようとがんばるとき、

メンバー個人間で売れる差が出た時、

どんなにできた人でも、

少なくとも複雑な気持ちになるだろう。


羨ましかったり、

素直に嬉しい面もあったり、

ひがむ気持ちも湧き出てしまうだろう。

そして同じところに所属するグループなのに、

自分はそのように売れない、できないとなると、

自分の価値やスキルをまざまと見せつけられ、

叩き付けられたようで、

辛さはさらに膨れ上がるだろう。



辛さを忍んで、

耐えに耐えて、

自分も負けないように、売れるようにがんばって、

やれることをやって、

やっと自分も売れ出して、

やりたいことをやって、

強く売れだしはじめたら、

すごく爽快だろう。


よかった差がなく売れだしたと喜ばしい状態だろう。

だけど、かえりみず自分のためにがんばって、がんばって、

自分のやりたいようにしてきたら、

それだけやらないと注目をあびれなかったとしても、

その点が目につくだろう。



オセロというコンビで

具体的な話をすると、

私は偶然にも小さい頃、ほぼ初めてテレビに出たところを見たことがある。

それは秘蔵映像として大きくなってからも1回だけみたことがある。

特番だったと思う。

売れている芸人が司会で、

駆け出しの芸人がいっぱい出て、

ネタを披露するために決死に戦う―みたいな企画だった。

できなかったら上から粉とか、大量の水、とかいうのだったと思う。

その中にめずらしく女の人たちを見た。

それがオセロだった。

女の人たちなのに、粉まみれ水でメイク落ちかけになって、

ヒドい状況で、

大変だなと思った。

芸人で女性は不利だなぁと、考え、

だから女性芸人が男性に比べてすごく少ないのかぁと

わかったできごとだった。


私はお笑いが好きだったので、

女性でも品格を保ったまま、女性らしさを保ったまま、

売れていくことはできないのかということを

何回か深く考えたこともあった。


その大勢の中の埋没しそうな2人のことを私はときどき思い出していた。

女の若い芸人さんいたよね?

と思っていた。

そう、その出演以降、

ずいぶんと長い間テレビで見かけることがなかったのだ。

やっぱりダメなのかなぁと思っていたある日、

テレビで見かけるようになった。

汚い格好させられていない、

綺麗なお洒落したお姉さんたちが、

昔の女芸人のようにキャンキャン声たかく主張強くいうのでもなく。

私は、わぁ、と思った。すごいと。

お洒落させてもらってる、よかったねと思った。

でも下品なことをしないでやっていくのは、

難しいんじゃないかなぁと不安な気分だった。


だけど、2人はそのままのスタイルで、

テレビにもどんどん売れだしていった。

そんなある日、

黒い方と呼ばれている人の方だけが、

なぜかテレビに多く、レギューラーに多く出ていることに気づいた。

なんで?どうして?と思った。


白い人の方は辛くないのだろうか?と思った。


そんな折りテレビで、見た目と違って、

白いから気弱に見える方が、実は気が強くて、

黒いから気が強そうに見える方が、実はナイーブなのだということを聞いた。

いや、雑誌で読んだのかもしれない、そこは忘れた。


意外でとっても驚いたけど、少し安堵した。


それからも黒の方はどんどん躍進していく。

笑う犬や、人気の高いバラエティーで女性芸人をここぞとおいて置きたいような場面では、

かならずその黒い方がレギュラーとしてポジションしていた。

ついに中井正広のブラックバラエティーにも出だした。

どの番組でもよくいじってもらえていた。

それを、もうやめてくださいよ~ということでネタを成立させる形態が多かった。

実家は詩吟をやっていて自分もできるすごい特技もあるんだというのも知った。


キラキラアフロがそれと前後して、はじまった。

テレビ東京の深夜だけど、

つるべさんと2人で出ていて、

立ち話トークがおもしろかった。

つるべさんがまたうまいことつっこむ。

驚くほどボケたところのある白い人と組み合わせがよく、

楽しかった。

番組が長くつづくにつれ、

バンドをやるとか、企画をしだした。

その前かあとだったか、

事務所を離れて個人事務所に移ったというニュースを聞いた。

よく状況がわからなかった。

え?バンドをメインにしてやっていきたいのかな?

コンビなのに事務所が違うって変だな、途中から移るって、2人でじゃなくて?

と、白い人の思惑が分からなかった。

そして個人事務所に移籍しないのを選んだ黒い人の真意も伝わって来なかった。

そりゃぁ、大手事務所にいれば、

いろいろと安泰だろうけど、

これだけ売れてくれば、

円満退社でがんばるっていうのも聞かない話じゃないしなぁ

と思った。


実際の次女はどんなことがあったのかわからない。


でもバンドをやる、事務所を1人で移ると聞いたとき、

なんだか気が強いと感じたし、

私は私のしたいように、やりたいようにする!!という感じが伝わってきた。

あんまり平穏な感じはしないし、

こんな人についていく人いるの?と思っていたけど、

つるべさんは応援しているみたいだし、

お客さんも応援しているみたいだったから、

こういう人がかっこよくて支持を得たりするのかなぁとか思って、

そういう風にできたらなぁなんて、おぼろげに思った。


バンドはそんなに盛り上がらないんじゃないの?

それ結構メインでやっていくつもりなの?

私はお話をしているところが面白くて好きだけどなぁ

そういうものかぁ、

と遠くへいってしまった=私の共感できないところで活躍していくんだろうなぁという

時、バンド解散しますという話が出た。

えー!と驚いたけど、

なんかよかったとも思った。

感覚的にはそんなにバンドが売れているように感じなかったし、

デザインもやりたいっていってやってるみたいだったけど、

私のところまで届くほど、

売れている感じはしなかったから、

それでもそっちの方でやっていくのは、

以前と比べると苦しいのではないのかなぁと思っていたし、

また面白い話が聞けるようになってよかったと思った。


他にもグータンヌーボとか、

おしゃれキラキラ女子番組に出ていて、

それが容姿ともにマッチしていてよかった。



そんなこんなで2人はそれぞれ、それぞれなりに、

売れててよかったなぁと思っていた。


けれど、

黒い人はやっぱり思うところがあったようだ。

そのバンドやデザインといった好きなこと思う存分するということ、

事務所移籍という、

ごたごたに一瞬見えて、

流れていったから、気にしていないのだろうと思っていたことは、

実は当の本人たちは、

自分の中でごたごたしたことだったのだ。


事務所を移籍した経緯は、

黒い人ばっかり事務所から売り出されていって、

扱いが違ったことに不満を持っていた、

挑戦したいけど、今の事務所じゃできないから、

つるべさんのすすめもあって移籍したということだった。

そういえば移籍したら仕事なくなるんじゃないかと私は不安に思ったけど、

どうだろう、まったくそんなことはなく、

その後もテレビで活躍していたのではないだろうか。


やっと得た自分の活躍できる場所、バックアップ、

そして確立した自分のポジション

=天然ボケなところがあるお洒落キラキラ女子、いろいろあってもハッピーさ

そんな前向きでおもしろい、チャレンジ精神あふれる人を、

応援してくれるファンは一定層必ずいる。


黒い方が移籍しなかった訳。

これは普通に考えて、大手だし、今まで相方よりも、

自分を優先して売り出してくれたところに、

未練というか、離れる理由なんてないだろう。

これからも強力に売り出してくれればなぁと思うだろう。

相方は移籍するっていうけど、

事務所に認められて、先に売れていた自分が、

なぜくっついていくように移籍しなければならないのか、

そんな個人事務所はすぐつぶれてしまうんじゃないか、不安。

そんな思いがあったのではないかと私は推察する。


ここまではまだよかった、それでもそれで収まっていた感じだった。


でも占い師やなにかにのめりこんで今のようなちょっとおかしい状態に

なったのは、それだけが原因じゃない。



そこまでいくのに、私生活の面も2人は逆転していったのだから、

そこまで精神を壊してもおかしくないと私は思う。

白い人は恋人ができ、順調に結婚、出産までいく。

黒い人はそれとは逆に、イケメンのモデルタレントと破局、その後いい話はない。


仕事も恋愛も逆転していくと、

悔しいという思いと、

自分より下だと思っていた後輩でもない、同じグループの人間。



そういえばそういうのって結構ある話だなと思い出した。

ジャニーズの人たちはそういうのほとんど聞かないし、

そんな雰囲気(結成したばかりの頃はあるけど)ないところがすごいなと思う。

むしろグループメンバー同士を尊敬し合っていて、仲がいい感じだ。

他のグループはだいたい、ひがみや争いみたいのが見え隠れするし、

意見の相違といって辞める人もいる。

お笑いコンビだったのに相方のフォローもせずなんにもできないといって、

いつの間にか相方がいなくなっている人もいる。

一方で、単体ではおもしろくないと評される相方と

おもしろくするよう、面白くするようしてきた人もいる。




結成前から信頼感があるかないかなのかなと思う。

目標を目指して集まった人とグループを作った場合より、

もともとから友達とか、先輩後輩とかの方が、

仲間意識、一緒にがんばっていく―というのがあるみたいだ。






そして私は、

自分の孤独と向き合うのだった。





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