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個人の仕事に受け方を考え直したとき

2013-09-08 12:14:01 | 無題

新しい個人の仕事に興味がなかったわけではない。

経験をつけるためにと、

ほぼただ同然で引き受けた仕事が駆け出しのころにあった。

でも、最近、そういう仕事の引き受け方はよくないなと自分をいましめたところだった。

安くてもいいと思っているクライアントさんは、

ホントにそれに対してどうでもいいとか、

効果をそこまで期待していなかったりするんだ。

私は広告のデザイナーでもあるのに、

それを頼りにしてくれる感じはその人たちからはしない。

デザインの力を信じて、頼りにしてくれるというのもなければ、

ただ同然でやっているのに感謝されることもないんだ。

中にはその金額でもわがままを聞いてくれるのが当然と思っている人もいて。

いい加減疲れた。

逆に、安いから希望を言い出しにくいというのもある。

だから自分のためにも、クライアントさんのためにも、

安く引き受けるってよくないなと思った。

それでそういう仕事の引き受け方はやめることにしたんだ。



それでも好きなことだから、

やりたくて引き受けちゃいそうになるところを、

よく考えて決心したところだった。



それでもやりきりの仕事なら引き受けていたかもしれない。

やったことない部類だったり。

でもサイトを、しかもお店のサイトをつくってほしいというのもネックだった。

それって、運営はどうするの?と思った。

新しいカフェが更新がないわけがない。

メニューを改定したり、テーマのあるカフェだからイベントみたいなのを

やるかのうせい、思いつく可能性だってあるし、

店主が思いつかなくたって、私が思いつく(もう思いついている!)

そうしたら提案したくなっちゃうじゃない。

でも、そういうのもうやったことある。

そういう提案だって更新だってお金がかかるのに、

それを知った途端そういう人たちはしぶる。



そういうカンタンに考えている(カンタンでいい、安くていいという)人は、

その後のサイト運営のことまで考えていないことが多い。

更新するのだって料金が発生するし、

存続させるのだって料金が発生する。

ネット上でタダで気軽にいつもコンテンツを見れるし、

ブログやSNSという無料でサイトが作れるのもあるから、

サイトを作るのはカンタンだと思っている、

それなのに、やってみたら自分でできなかった、

でも本当にごくカンタンなのでいい、ネット上に自分のサイトが存在している

という、その事実だけでいいから、

サイトを作れる人にはお茶の子さいさいだろうから、

(お茶の子さいさいってかなり久しぶりに使った。おもしろい響きだ。)

小遣い稼ぎ程度にやってくれないかなぁというのがある。




私がもうデザイナーとして自分の地位を築いていて、

安定もして、蓄えもあったら、

引き受けていただろう。

小遣い稼ぎや、もしかしたら、そこからなにか縁があるかもしれない、

新しいご縁にワクワクして。


でも現状、そういうのはないし、

安く引き受けたところからは今のところご縁がない。

それどころか気まずい。


安く引き受けたけど、自分の持てる知識とアイデアの限り、

広告や企画を提案もしてきた。

賛同もしてくれたし、感心されたり、

そこまで考えてくれて嬉しいと言われたこともあった。

でも、

その後頼ってくれたり、

相談されたり、

感謝されたり、

新しい仕事があるかというと、

そうではない。


私のその人たちの価値というのは、

安くやってくれる

それにつきるのだ。

世の中に広告(マーケティング)や企画という仕事がまるでないかのように、

まさかそんなのでお金とらないでしょうね的なほどに。


わからなくもない。

私も小さい頃、広告代理店という職業が意味が分からなかった。

同じく不動産屋もそうだ。

中間に立って、ああだこうだいうだけで、

巨額を動かしだれよりも利益を得るのが、

信じられなかった。

なぜそれを世間は許しているのか。

中間はなしに直接やりとりすればいいのじゃないか。

不思議だった。


でも今ならわかる。

企画やアイデア、そして専門知識は、

専門家に頼んだ方がいい理由を。

毎日それを専門に行っていて、(業界を超えた)周辺のことも知っている人と、

その業界のことだけ、自分のお店、会社の商売、知識を勉強するべき人と、

考えると、自分のするべきことに時間を使い、

広告や企画等は専門家に任した方が、

時間を有益に使える。

どこの印刷所に頼もうかとか、どこの制作所に頼もうかとか

頭を悩ましたり、うまくいかなかったらと不安を抱く必要がない。

人によっては何色が効果的なのかとか、

(色が効果を与えることすら知らない人までいるから、

何色でもいいと思っている人もいる)

自分でつくってみたけど、なんかかっこわるいななどと、

頭を悩ませ必要、そしてその勉強時間を他にあてられる。


不動産だって、いろいろ法律があって、

それを考えたり、契約書等の事務的なことや、

お金を払ってもらえなかったときにどうするかということを考えると、

頭が痛い。

それらを解決する手だてが既にある専門家=不動産屋に任せた方が、

数百倍楽だし、安心感がある。



けれども―

まだ私はそれが叶っていない。

自分に高額の仕事が舞い込んで来たり、

以前知り合った人から、

あなただから頼みたいと、

どうしてもぜひとお願いされることが。



名指しはあったけど―

あれはきっと私がヒマなんじゃないだろうかと思ったからじゃないだろうか、

あと、他に頼める人がいなかったからだろう。

同じチームのデザイナーに一斉送信で頼んだけど、

総スカンをくらったから、

あと話したことのあるデザイナーもいないし、

消去法で私だろう。


そのときだって私は嬉しかったけど、

照れ隠しや周りの人が忙しいのにリーダーを通さずに頼んでとやいやいいってたから、

忙しいのにと、少し抵抗を見せてしまった。

本当は飛び上がりたいほど嬉しかったのに。

もう彼女は私に仕事を振ってくれないだろうなぁ。

その前にまずSNS上だって友達にはなってないし。

連絡する手だてがないよな。


なんて、考えたりして。




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