と言っても、バレンタインやクリスマスほど盛り上がってる事も無いし、デパ地下のスイーツコーナーで派手に宣伝してるわけじゃない。街角のケーキ屋さんでもこの日がケーキに日ですよって知ってる気配もない。あまり知名度がないのかもしれないな。
何故この日がケーキの日かというと、今年創業270年を迎える上野風月堂(1747年〜)が、137年前(1879年)の1月6日に日本で初めてケーキ販売の宣伝をおこなったことに由来するらしい。江戸時代に既にケーキが販売されてたこともすごいが、それがちゃんと記録でもこってるのもすごいな。
ただし江戸時代だから1月6日って多分旧暦のだよね。正月の松の内明けないうちから江戸の町民や武士が、ケーキを食ったとは思えないからなぁ。
それにその頃のケーキってどんなんだろうね。生クリームたっぷりの今のケーキとは違うだろうな。だいたいその頃にバターがあったのかどうかも不明だ。砂糖(多分てん菜糖)はあっただろうが、チョコは無いだろうな。果物も柿とか蜜柑とかしかないだろうしね。
俺らがガキの頃のケーキって、クリスマスに食べるホールケーキもそんなに種類なかったな。下手すりゃバターケーキだった。くどいんだな、あれ。普段は駅前の不二家とかタカラブネで売ってる、イチゴのショートケーキやチョコ生・モンブランくらいだった。お土産でもらうのならケーキより、モロゾフのプリン(大阪人の家には必ず空き瓶がある)やヒロタのシュークリーム(凍らせて食っても美味い)の方が嬉しかったなぁ。
最近ではスィーツ男子なる言葉が出来るくらい、男でも甘いものが好きな奴が増えてるらしいが、やはり甘いものは圧倒的に女の子(女の人)の方が好きよね。
「ダイエットしなきゃぁ」とか「痩せたい〜」って年がら年中言ってたりするのに、「自分へのご褒美」とか「スィーツは別腹」と自分に甘い。(別にシャレじゃないよ)
コンビニでレジ待ちしてるときに、何気に俺の前や後ろに並んでるOLさんのカゴを見たら、「サンドイッチ」「サラダ」「スープ」「トクホのお茶」ってラインナップ。ここまでは普通。でももう一品入ってる。エクレアやカップケーキ、ミニスイーツ、アイスなど甘いものが入ってる。健康に気を使ってるが欲望には勝てないのか?中には和菓子をチョイスしてる人もいる。
まぁ甘いものは脳の働きをよくするし、疲れも取ってくれるからね。ストレス解消に甘いものは必要だ。
酒飲みに甘党はいないってよく言われてるが、これは酒ってもんが糖質を含んでるからだろうな。(だから禁酒してる人は体が甘いものを欲しがるらしい)
だから「甘いものは酒の肴にはならん!」って思ってて、若い頃なんかはバーボンとビーフジャーキーっていちびったスタイルだった。しかし、味覚というのは変わるというのか趣向が変わるというのか、最近では何でも有りになってきた。
ビール飲みながらカステラとか、ジントニック飲みながらチョコを食ってたりする。ハーゲンダッツのアイスにウォッカ垂らしたら美味いし、ミント系のシャーベットならラムを垂らしても美味い。スパークリングワインとチーズケーキの組み合わせもいける。でも未だ日本酒とみたらし団子とか、焼酎とモナカとかは無理。
俺が未だに苦手な甘いもの。
1、おはぎ(小豆もきな粉も)
2、桜餅(道明寺ver.も長命寺ver.も)
この二つは天敵だ。
お呼ばれしたとき出されたら仕方なく食べるが、お茶で流し込んでると言った方が早い。これを食べるくらいなら「シフォンケーキを丸ごと食え」とか「ガトーショコラを飲み物無しで食え」と言われた方がまだ嬉しいかもしれない。
ケーキの話からだいぶそれてしまったが、最後にオススメのスイーツ小説を。
江戸時代の侍が現代の日本にタイムスリップしてきて、家事を手伝い、なぜかスィーツにハマる「ちょんまげプリン」って本が面白いよ。
関ジャニ∞の錦戸亮くん主演(共演:ともさかりえ/鈴木福)で映画化もされた傑作です。(「サムライ先生」でも錦戸くんは現代にタイムスリップしてきた侍(武市半平太)を演じてたのでよく混同される・・・)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/48/c2/da98d898fa9c47b0a2f33c5b60c7ce9e.png)