傘を持つ女

明日天気になあれ

アヒルと鴨のコインロッカー

2009年07月26日 | 傘を持つ本人
「ラッシュライフ」読了。
伊坂幸太郎にハマって、随分読みましたが、
「もうそろそろやめようかなぁ~飽きた。」
と思っていた矢先、レンタル屋さんで
「アヒルと鴨のコインロッカー」の映画のDVDを見つけて借りてみました。(笑)
伊坂幸太郎読んだ中では「アヒルと~」が一番好きだったので。

細かいところは忘れかけていたので
映画を見ながら原作を思い出し思い出しして見ていました。
この映画ホントによかった!地味だけど。
ラスト数分間はボロボロ泣いてしまって、
「え?こんなに泣いちゃう内容だったっけ?」
と自分でも「え?大丈夫か?」と不思議なほどじわじわ胸が打たれました。

特に瑛太ってこんなに上手かったのね・・・
いやもう、ドルジ大好きですね。
大人になりすぎて、効率よく要領よく生き慣れてはいけないな・・・
なーんて思っちゃいました。

あと、原作を読んで感じたのより
登場人物の気持ち的に、うーんと濃いものを投げられたような感じですね。
口承昔話を絵本にすると残酷さが増してしまい
伝わるものが変わってしまうのと同じように、
御伽噺を映像化するのって、リアルになるぶん
伝わるものが変容しますね。
伊坂幸太郎は現代の御伽噺だと思っているので。
それでもなお中村義洋監督は上手いと思いました。

「重力ピエロ」の春役で思わずファンになった岡田将生クンが
ちょこっと出ていたのがめっけもん。