社内事故調査委員会

　最近、マスコミで報道ビラが我が家にも「東電の値上げお願い通知」が投函されていました。現在停止中の福島原発の維持費900億も含まれているそうです。最近、南相馬をボランティアで入った人からの情報では、全く復興が進んでいないとのことでした。東北地方被災地の瓦礫の山もまだまだ処置待ちです。マスメディアも1年経過で愚劣なバラエティ番組には金を出すが、被災地の現状報告には後ろ向きなのです。困ったものです。
東京電力の社内事故調査委員会がまとめた最終報告書によると、福島第１原発事故は「想定した高さを上回る津波の発生」が原因だと結論づけ、責任逃れと自己弁護に終始しているのです。自分の責任を認めると政府の援助に差し障りがあるのでしょうね。本当の事を言えなくなると、また同じことが繰り返される懸念だけがのころます。
このタイミングで原発受注のニュース。バルト三国の一角、リトアニアがビサギナス原発の建設事業権について、日立製作所と契約することを賛成多数で承認したのだ。日立として初の海外受注案件となり、福島第１原発の事故後では初の日本メーカーの原発輸出となる。これで良いのだろうか？