昨日、特急電車に乗ってちょいと遠出をした。一人旅の友と言えばウォークマンなのだが… 金曜夜の準備中に、CDウォークマンを会社に忘れてきたことに気が付いた。それならばと、急遽60分テープ2本のミュージックテープを作成して、「朝、駅前の某大手家電販売店でカセットテープ用ウォークマンを買えばいいか。きっと安いだろうし…」と思っていた。ところが、在庫があったのはモノラルタイプだけで、ステレオタイプはすべて在庫切れだったのである。CDウォークマンだって古いと思われる時代に、そんな商品を在庫として置いてないということなのか… 私は往路の音楽鑑賞を諦めて電車に乗った。
座席につくと、窓枠の上で一匹の羽蟻がウロチョロしていた。私は殺すのもなんだと思い、「どっか行けぇ~」と指で追い払ったりしていた。そして、いつの間にか羽蟻の姿は見えなくなっていた… が、突然、右太もも裏側に激痛が走った。私は「まさか羽蟻がズボンの裾から入り込んで、狭くなった太ももあたりで噛み付いたのか!?」と思い、大急ぎでトイレに駆け込みズボンを脱いでみたが羽蟻の姿を見つけられず… 「違ったのか?」と思いつつ席に戻ったが、その後も何度となく“移動する”激痛に見舞われた。私は「恩を仇で返すとは… 許せん!(羽蟻はそう思っていないだろうが…)」と、姿の見えない“敵”をズボンの上から摘まんで退治しようとしたのだが… なかなか上手くいかなかったので、私は途中で「もう好きにせい!」と諦めた。すると2~3度だけ激痛に見舞われたが、その後は痛くも痒くもなかった。
どうしても現地で昼食を取りたかった(久しぶりで行きたい店があった)ので、電車の中で正午を過ぎても何も食べずに我慢していた。しかし、空腹からくる気分の悪さに襲われたので、空腹を抑えると同時に満腹にならないもの… アイスクリームを車内販売で買うことにした。そして「アイスください」と言うつもりで「アイス…」と言いかけた時に、私の中で「アイスだけじゃ、アイスクリームなのかアイスコーヒーなのか何なのか分からないじゃないか! 不親切だ!」という考えが浮かび… コンマ何秒の間が空いてから「クリームください」と言った。すると販売員さんが「サッポロになりますけど、よろしいですか?」と言った。私は彼が何を言っているのか分からずキョトンとしていると、彼は「こちらになりますが…」と言いながら缶ビールを持ち上げていた。私は慌てて「あ… アイスクリームだけでいいです」と言った。私が変な間を空けてしまったから、「アイス・とビール」に聞こえてしまったに違いない。
目的地に到着し、目的のお店で昼食を取り… まだホテルのチェックインまで時間があったので、そこでも懲りずに“カセットテープ用ウォークマン”を探して1時間半… バッグを持ったまま歩き回ったが見つからず… その後、約束していた知人と会い、夜は宴会に出席した。そして今朝、帰路の途中で下車して友人と会ったのだが、その時にもその駅前でウォークマンを探すも見つからず… 結局、復路も音楽鑑賞を諦めることになり、ただテープを持ち歩いただけになってしまった。まぁ、無駄な出費をしなくて済んだということかもしれないが… それと、今! 右太ももの裏側が痒くて痒くて… 見ると、数ヶ所が蚊に刺されたように赤く膨らんでいるのである。くそぉ~、羽蟻めぇ… これからは、羽蟻を見たらすぐに退治だぞぉ~!!
一昨日、某大手ショッピングセンター町中編をやっていた。バス乗降場所のすぐ後ろには郵便ポストがある。バスの発車時刻待ちで缶コーヒーを飲んでいると、郵便の軽自動車がやってきた。郵便屋のおじさんは、サッサと作業を済ませて車へ乗り込み… その直後に、封書を持ったおばさんがやってきたが間に合わず… これは私の職業病なのか、ポストに貼ってある“取集時刻”が気になって見てみると「○○時35分」と書いてあった。まだ20分なのに… いくら「おおよその時間」と書いてあるとはいえ… 15分も早発するのはどうかと思う。少し遅れるくらいの時間を書いておいた方が親切のような気もするが…???
今の勤務地になって早何年… ようやく某地域連絡バス(弊社は“豚汁”と“シャア・アズナブル”の2コースで、それぞれ午前と午後に乗務が分けられている)の路線を覚え、今日がデビュー戦となった。二週間ほど前に一度だけ路線を実際に見て、その後は地図を見ながらイメージトレーニングを繰り返していた。昨日は、自分の手で略図を書いてから、交差点の信号などの最終チェックをした。そして今日、私の勤務は“シャアの午後”だった。まずは、午前の運転士と交替するために、会社の軽トラックでバスの始発地点まで行かなければならなかったのだが… 運転席が予想以上に狭く、とても苦痛であった。デビュー戦ということで、ちょっと早く始発地点に到着した(発車時刻の50分前)。待つこと約10分… 交替するバスが帰って来た。シャアの午前はベテラン運転士だったので「これ幸い」と、このバスに関することをいろいろと聞いた。発車時刻の25分前、そのベテラン運転士は軽トラックで帰って行った。その後、運転席で略図と地図を見比べながら“本当の”最終チェックをし始めたところ… 一人のおじさんが乗ってきた。そして、すぐに「今、何時かねぇ?」と私に尋ねた。私は「今… 45分ですね」と答えながら「時間に余裕があれば、飲み物でも買ってくるつもりかな?」と思い、「まだ15分ほどありますよ」と言った。おじさんは「そうか… 意外と早く来れたな。ワシは×××(放送禁止用語)なんで、歩くのに時間がかかると思って、早目に出てきたんだけど…」と言った。その後も「ワシが脳梗塞をやってから、こんなになってしまって…」「家内に車で送ってもらうこともあるんだが、その度に『感謝してる?』と聞かれてなぁ…」「40年も連れ添っているけど、お互いの心の中は分からんもんだゎ…」「何よりも健康が一番だ…」「糖尿病には気をつけなきゃいかん…」と話が終わることはなかった。私も相槌を打ったり、返答したり、質問したり… とても最終チェックどころではなくなってしまったので、「まぁ、今となっては未知の土地でもないし… 大丈夫だろう!」と地図を閉じた。その時、おじさんが「身長はどれくらい?」と尋ねたので、私は「178cmです」と答えた。すると、おじさんが「身長×身長×22が理想体重なんだそうだ」と言ったので、私は「それじゃ、計算してみますかねぇ」と言って計算したのだが… こりゃいかん! ちょっと真剣に体重を落とさなければ!! と思ったのであります。
先日、近所(徒歩約20分)にあるテニススクールのチラシが、郵便受けに投げ込まれていた。“曜日を限定されない”月4回のレッスンというフリーコースがあり… これは、私のように休日が定まっていない人ために作られたコースである。実は、一度は「休日に行ってみよう」と思ったけれど、その日は雷雨のために行けず… 結局、このままズルズルと行かずに… と思っていた。しかし、今日、初対面のおじさんがそんな話をしたということは、これも何かの…??? ということで、来月からテニスを始めます。が、体が… 痩せる前に壊れたりして!? ハハハ…
新しくなった某駅ロータリー… 発車直前に乗り場へつけると、十数名がドッと乗り込んできた。一番乗りのオバサンは当然のように“助手席”に座り、他の乗客も次々と着席して… バスは30秒ほど遅れて発車した。途中のバス停で三人降り、七人降り… あるバス停で二人降り、乗客は助手席のオバサンを含めた3人だけとなった。そして、そのバス停を発車した瞬間、バスのタイヤがまだ半回転もしていないであろうというタイミングで「ピンポォ~ン!」と降車ブザーが鳴らされた… と、ほぼ同時に助手席から「カチカチッ!」という音が聞こえた。多分、降車ボタンを押し遅れたに違いない… そう、助手席のオバサンは、他のおばさんに“負けた”のである。次のバス停に接近して、私が「ご乗車ありがとう~」と言い始めたところ、一人のおばさんが後方から通路を歩いてきた… と、それを察知した助手席のオバサンは、そのおばさんの行く手を阻むかのように慌てて席を立ったのである。これで2勝1敗ということなのか… まさか毎朝そんなことをやってるわけじゃないですよねぇ…???
あるバス停で一人だけ乗せて、着席確認して扉を閉めて発車… と思っていたら、扉が閉まる直前になって開いてしまった。「ビーッ!」とセンサーが反応したのである。「どうしたんだ?」と思っていると、「プシューッ!」と再び閉まり始め… 「よしよし!」と思っていると、「ビーッ!」と反応して開き始め… ビーーーッ! プシューーーッ! ビッ! プシューッ! ビーッ! プシュッ! ビーーー… 扉は不規則なリズムで開閉を繰り返していた。私は駐車ブレーキをかけて、扉が一人で遊んでいる乗車口へ行ってみた。すると… “犯人”がユラユラと風に揺れていた。バス停に生えている植物の細い枝(葉っぱ付き!)が車道側へ伸びていて、扉を開けた時に中へ入ってしまったのである。とりあえず、枝を乗車口の外へ押しやって、扉が閉まるのを確認してから発車した。その後は、いつもよりも少しだけ歩道から離して停めるようにしたけれど、いつかは切られる運命かも…