時間がある時にやる作業

昨日は、一昨日とは打って変わって“私は何をやって時を過ごせば良いのでしょう？”という状態で、出勤直後から「あれを片付けて下さい」「これも片付けて下さい」という指示を受けるほどだった。そうかと言って、全ての手術が終わっていた訳ではないので、片付けをやっている間にもチラホラと使用した手術用器具が運ばれてきた。その度に洗浄して乾燥…　片付けの再開…　それらの合間にゴミ処理をやっていた。


それでも時間が余ってしまった（私でもできる作業がなくなってしまった）ので、“今すぐにやらなければならない訳ではないけれど、誰かが時間のある時にやっておく準備作業”をすることになった。それは…　手術用器具などを載せる運搬台車で使用する“テーブルクロスのような使い捨てシート”を、決められた手順で折り畳んで何枚もストックしておく作業である。


どうせ使う時には広げるので「そんなにキッチリ端と端を合わせる必要はない」のだが、それを使う人に気分良く仕事をしてもらいたいので「なるべく綺麗に畳んでほしい」ということで…　もちろん、私は可能な限りキッチリやりたかったのだが、そう簡単な話ではなかったのでテキトーに…　否、不本意ながら適当に畳むことになってしまった。なぜならば、その“テーブルクロス”が“テキトー”に折り畳まれた状態で入荷されていて、不要な折り目が強烈に入っていたからである。


その不要な折り目が“決められた手順”とは程遠い位置にあれば問題なかったのだが、ほんの少しだけズレた位置にあったりするので、不要な折り目に引っ張られて端と端が揃わなくなってしまうのだ（これは紙幣でも経験する）。それでも最初は「なんとか揃えよう！」と頑張っていたのだが、途中で「時間の無駄か…　先輩が“なるべく”と言ったのは、そういう意味なんだろう」と思って適当に…　あ、そうだ。一度アイロンを掛けてからやれば…（それこそ時間の無駄だろ！）